ストリングス・オーケストラをバックにすることで、ファンキーさ、ラウンジ感の効果が倍増している。
ボズ・スキャッグスのローダウンは、1976年度のグラミー賞でベストR&Bソングを獲得しました。これは白人歌手で受賞する初めての快挙でした。このロー・ダウンはビルボードのポップス・チャートでナンバーワンを記録、1976年のヒット・アルバム、シルク・ディグリーズからのシングルカット。ボズ・スキャッグスとキーボード奏者のデヴィッド・ペイチの共作。
デヴィッド・ペイチはスタジオ・ミュージシャンとしてアルバム制作に参加、同じく、ドラムのジェフ・ポーカロ、ベーシストのデヴィッド・フンゲートが参加しており、ペイチ、ポーカロ、フンゲートがこの縁で TOTO を結成したのは良く知られるところ。
ボズ・スキャッグスは1960年代、スティーヴ・ミラー・バンドのリード・ギター兼ヴォーカリストでした。ボズに続けと、レオ・セイヤーが翌年「You Make Me Feel Like Dancing」で、同賞を受賞。ボズが道を作った形になりました。
何が縁になるかわからなくって、面白いものです。しかも、ストリングス・オーケストラをバックに彼らが演奏しているなんて。