世紀の名曲案内

作曲家名の50音順に並んでいます。

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲《アメリカ》作品96

親しみやすいメロディーと気取りのない感情表現は、達者なヴィオラがいないとつまらない、《アメリカ》カルテット アメリカでの作。1893年の夏、ドヴォルザークの故郷であるボヘミアからの移民の集まっていたアイオア州のスピルヴィルという村で、夏の間に作曲された。達者なヴィオラがいないとつ…

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ラロ スペイン交響曲 作品21

作品のうえに異国情緒を盛り込むといった手法は、後期ロマン主義や近代音楽の中にしばしばみられることだが、ラロの活躍した19世紀の後半は、特にそれが流行していた。しかし、ラロの異国趣味は、その時代の思潮がどうであれ、生得のものであった。ラロはフランスの作曲家であるが、彼の体にはスペイ…