Vissi d'arte, Vissi d'amore
Vissi d'arte, Vissi d'amore

歌に生き恋に生き

第206回、きらクラDONは『歌に生き、恋に生き』です。

私は歌に生き 愛に生き 他人を害することなく 困った人がいれば そっと手を差し伸べてきました

と、歌いだされるプッチーニ作曲の歌劇『トスカ』第2幕で歌われるアリア。熊本地震発震からやがて10ヶ月。クラシック音楽を聞いてもらうことで、気持ちの支えになるようにと1月末にも鑑賞会を実行しました。

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そのプログラムは『復興』をテーマに、酉年も絡めて蓄音機に録音された飛び交う鳥のさえずりが使われるレスピーギの『ローマの松』を中心に入れました。

鳥の鳴き声を楽器が模倣する曲はモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラの二重奏もそうですが、かなりありますね。きっと『鳥祭り』は賑わいますよ。

そして、熊本地震一年になる4月末に、次の鑑賞会を行うことを決め、会場は確保済み、プログラムもほぼ決定して、準備まっしぐらです。

歌に生き、愛に生き

プッチーニ ( Giacomo Puccini / 1858–1924 ) のオペラ「トスカ Tosca」第2幕で歌われるアリア。捕えられた恋人の解放と引き換えに、警視総監から関係を求められた主人公トスカが、絶望と悲しみの中でこの『歌に生き、愛に生き』を歌い上げる。トスカ役を演じた女性ソプラノとしては、20世紀最高のオペラ歌手と賞賛されるマリア・カラス( Maria Callas / 1923-1977 )が有名。なお、処刑を控えた恋人が、牢獄でトスカに別れの手紙を書く場面で歌うアリア『星は光りぬ(星はきらめき)』も人気が高い。

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