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プラハ音楽院でヴァイオリンと音楽理論を学んだが、ドヴォルザークの忠告で作曲に転向した。卒業後はウィーンの陸軍軍楽隊長に就任した。1902年にウィーン歌劇場で喜歌劇「ウィーンの女たち」を初演して成功を博し、本格的な喜歌劇作曲家としての道を歩み始めた。1905年には名作「メリー・ウィドウ」を発表、その画期的な大成功によって、レハールの名は一躍世界中に知られるようになった。この作品はつぎのシーズンに、アメリカで5,000回以上、ロンドン、ベルリン、パリで1,000回以上上演されたという。「ルクセンブルク伯爵」（1909年）、「ジプシーの恋」（1910年）、「フラスキータ」（1922年）、「微笑みの国」（1930年）など数多い喜歌劇の成功作のほかに、「金と銀」などの舞曲や歌曲もいくつか作曲している。

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“ウィーンのオペレッタの父”といわれる作曲家。11歳からフルートを13歳から和声を習い、15歳から作曲を学んだ。一時、父親の希望で法律を学んだが、父親の死後、音楽家への道を再び歩むようになった。22歳でウィーン市内の劇場付き指揮者兼作曲者に任ぜられたのを振り出しに、各地の歌劇場に勤務したが、43歳でウィーンに戻り、76歳で死ぬまでウィーンに定住、歌劇の指揮と作曲を続けた。彼の書いた作品には、31の喜歌劇をはじめ多くの劇場用音楽があるが、今日でも全曲演奏されるものに「ボッカチオ」があり、「詩人と農夫」、「ウィーンの朝・昼・晩」、「軽騎兵」などの序曲は演奏会でよく演奏される。これらの作品はいずれもウィーン風の軽妙な趣味とイタリア風の美しい旋律のゆえに広く親しまれている。