不世出のソプラノ◆マリア・カラスのステレオ録音 プレートル指揮パリ国立歌劇場管 ビゼー・歌劇《カルメン》全曲

不世出のソプラノ◆マリア・カラスのステレオ録音 プレートル指揮パリ国立歌劇場管 ビゼー・歌劇《カルメン》全曲

通販レコードのご案内アピールすべきをズバリと堂々と誇らしげに。《英EMI同一輸入スタンパー使用盤》JP 東芝音楽工業 AA9430C カラス&プレートル/パリ国立歌劇場管弦楽団 ビゼー 歌劇「カルメン」 気がつけば半世紀ずっと君臨しているのは、流行や風潮に流されやすい世の中でガッツリ伝えたいことだけを強調した演奏だからでしょう。プレートル(92歳)自らも「私は単なる指揮者ではなく解釈者である」と述べていることから伝統的な演奏形式を踏襲しない解釈に関しては評価の分かれるところである。しかし、2016年時点でスクロヴァチェフスキ(92歳)やマリナー(92歳)と共に1920年代に生まれた最高齢現役指揮者の一人であり、その高い独創性と華やかな創造力による比肩のない演奏は一聴に値する。惜しくも2017年1月4日に没、享年92歳で最高齢現役指揮者の記録更新は叶いませんでした。  かねてから手がけていたリヒャルト・シュトラウスのオペラに加え、様々なドイツ音楽との関わりを深め、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲を中心に構成されたツィクルスでも伝統的な演奏形式を踏襲しない型破りの解釈だったことでも言える。  プレートルの知名度を挙げるひとつの契機となったマリア・カラスとの共演は、1961年に行われた『パリのマリア・カラス』の録音で、カラス本人がプレートルをお気に入りの指揮者として指名したことに始まる。カラスは歌手としてすでに下り坂にあり、実際にはコンサートツアーにおける13回の共演と18回のオペラでの共演記録しか残っていない。録音としても正式なスタジオ録音としては、ビゼーの『カルメン』全曲と、カラスにとって2回目のスタジオ録音であるプッチーニの『トスカ』全曲、フランス・オペラ・アリア集『パリのマリア・カラス』の3録音しか残されていない。  マリア・カラスの表現は、ビブラートもちょっと耳につく感じもあり、とにかくアクは強いです。1964年、マリア・カラスが40歳の時のセッション録音。スカラ座盤に較べると声の威力は減退していて、技術的には完ぺきではないんですけど、音楽が生きていると言うんですかね。それを補ってあまりあるドラマティックな表現力はやはり魅力的です。なんと言ってもプレートル指揮パリ国立歌劇場管弦楽団の音色にラテン的な明晰さがあふれているのがいいですね。ジョルジュ・プレートルも当時40歳、ダイナミックな音作りでカラスを引き立てています。しかも軽妙なリズムで覇気があります。非常に快活で生き生きしてるのです。旋律ものびのびと歌ってます。ホルンの軽い音色にかかるヴィブラート、これがまたフランス的で粋ですね。なかなかこの生命力はいいですね。  生命感と強い説得力がある録音が気がつけば半生記経過しようとしている。  この録音が今日まで色褪せないのは、カラスの魅力の全てを表出した強烈な歌唱とカラスの生涯が重なっているからではと思います。1964年7月パリのサロワグラムでのセッション、声の調子やその気迫と歌心は全盛期を過ぎていますが素晴らしい。かつてのカラスのソプラノよりも少し重い声質で、メゾのような響きを持っています。  本盤を聴き直す度に、カラスは紛れもない不世出のソプラノだったのが良くわかる名盤です。1964年7月、パリ、サルワグラム優秀録音、名盤、名演。通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号AA9430C作曲家ジョルジュ・ビゼー演奏者マリア・カラス ニコライ・ゲッダ アンドレア・ギオー ロベール・マサール ナディーヌ・ソートロー ジャーヌ・ベルビエ ジャン=ポール・ヴォーケラン ジャック・プリュヴォス モーリス・メヴスキ クロード・カル ジャック・マルオーケストラパリ国立歌劇場管弦楽団指揮者ジョルジュ・プレートル録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真東芝音楽工業製金ラベル, STEREO 3枚組(170g), 英EMI同一輸入スタンパー YLX 使用盤。初版特典カラス写真集18べージ添付、解説書も45ページに及ぶ豪華版。コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国JP(日本)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-25586 販売価格 ¥6,600(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
Read More
重文級◉フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル◯ワーグナー・ワルキューレ第3幕全曲、第2幕「死の告知」

重文級◉フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル◯ワーグナー・ワルキューレ第3幕全曲、第2幕「死の告知」

通販レコードのご案内新しいテクノロジーを積極的に活用しょうとして、表現の可能性を追求している。GB DECCA LXT5389-90 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 キルステン・フラグスタート、オットー・エーデルマン、マリアンネ・シェヒ、オーダ・バルスボルグ、イローナ・シュタイングルーバー、グレース・ホフマン、クレア・ワトソン、オーデ・バルスボルク、マーガレット・ベンス、アニー・デロリー、ヘティ・プリュマッハー、 フリーダ・レースラー (曲目)ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第3幕全曲、第2幕「死の告知」 RING全曲収録前夜祭セッション。録音史上に残る偉業、デッカとショルティ&ウィーン・フィルによる「指輪」全曲録音。この大プロジェクトに先駆けてテスト録音された、ワルキューレ第3幕の2枚組セットです。ステレオ録音の可能性を追求するため実験を試みた。ワルキューレたちを歌いながら移動させると左右のスピーカーからどのように再生されるか!? 結果、モニタールームでは歓声が沸き上がった。ソプラノ歌手、キルステン・フラグスタート、バス歌手、オットー・エーデルマン他の歌唱、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による1957年録音盤。詳細掲載ページ1966年に全曲を録音しているので、この第3幕の古い録音は忘れられた。眼光鋭くきびきびした動きで指揮するショルティそのもの。ステレオ録音がどういう効果を生むのか、まだ手探りの時代。まだ、レコード会社がステレオ録音に懐疑的な時代だった。予行練習と言え完成度は天下一品なのが本盤から伺えます。カルショウはステレオ録音の可能性を追求するため、いろいろ実験を試みた。最後の魔の炎のシーンは、ウオータンが火の神ローゲを呼ぶところでは左から歌い、最後のジークフリートの動機を歌うクライマックスでは中央にきて歌う、という演出を試みている。楽器や歌手の音像は左右のスピーカーの間にきれいに定位する。1957年5月13~17日、ウィーン、ゾフィエンザール録音。プロデューサーとエンジニア、ジョン・カルショー,エリック・スミス/ジェイムズ・ブラウン 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号LXT5389-90作曲家リヒャルト・ワーグナー演奏者キルステン・フラグスタート、オットー・エーデルマン、マリアンネ・シェヒ、オーダ・バルスボルグ、イローナ・シュタイングルーバー、グレース・ホフマン、クレア・ワトソン、オーデ・バルスボルク、マーガレット・ベンス、アニー・デロリー、ヘティ・プリュマッハー、 フリーダ・レースラーオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ゲオルグ・ショルティ録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国DE(ドイツ)盤ORANGE WITH SILVER LETTERING, MONO 2枚組 (150g/150g), Stamper 2A/1A 1A/4A。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-27355販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番76〜80

真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番76〜80

往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。 再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC(A)2354-5 マリナー/アカデミー室内管 ヴィヴァルディ 「調和の幻想」全曲日本でもっとも人気の高いクラシック曲になったヴィヴァルディの《四季》に、一助となったのがネビル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるレコードだった。《四季》はマリナーとアカデミー室内管弦楽団による記念すべき最初の録音で、ロンドンで順調な演奏活動のスタートを切った若者たちのオーケストラは、一躍クラシック界のスターダムにのし上がっていた。当初はセント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会を拠点としていたことから、アカデミー・オブ・セント・マーティン=イン=ザ=フィールズ、略してASMFが名称で日本でのみ、アカデミー室内管弦楽団で通っている。 マリナーは著名な音楽学者サーストン・ダートの弟子・門下生で、ダート校訂によるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『管弦楽組曲』や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。そのような評判の中にあって、《四季》とそれに続く、この〝L'estro armonico〟《調和の霊感(幻想)》の録音演奏はその名声を決定付けたと言える。現在は指揮者としても活躍しているホグウッドが《四季》に続いて、本盤でもハープシコードとオルガンの奏者として参加しています。この頃の彼らの演奏の特徴は、とにかく瑞々しい躍動感にあふれた、聴くものをハッとさせるような新しさに満ちていた。ヴィヴァルディがこれほど喜びを感じさせてくれる音楽なのかと、痛感したものである。 これらの演奏の成功理由の第一には、何といってもマリナーの類い稀なセンスの良さが挙げられる。SPレコード時代にはバッハの局として録音されていたり、別々の曲の楽章を組み合わせて協奏曲としてレコード発売されていたことからも、ヴィヴァルディの曲のイメージとして、バッハに比べれば単調で音楽的にはあまり優れていない、と思われがちだったが、これら協奏曲のレコードは、そのイメージを大きく変える力を持っていた。イタリア人らしい明るさ、軽快さを持っているメロディーで、クラシックには興味がないという人も聴き入るほどだった。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーや、ヤードバーズが一声を風靡していたロンドンに集った若い演奏家らの、それはイ・ムジチを代表とするご当地イタリアの楽団の、古典的に格調高く朗々と演奏するスタイルとは違っていた。 余計な装飾や無駄な表現をそぎ落とした、豊かで色艶やかな世界を構築している。しかも、耳を通して体全身に浸透してくる様な強い聴き応え・趣き・インパクトがある。やがて英デッカレーベルに吸収されることになる、argo録音も素晴らしく良い。当時は楽団の中心であったアイオナ・ブラウン、アラン・ラブディといったヴァイオリンの名手らがマリナーの意図を見事に汲み取って味わいを増している。オリジナル楽器ではないモダン楽器による古典的演奏ながらも、優秀で完璧な非の打ち所なき演奏で、解釈も良い意味で申し分のないと言える高尚で嫌味のないスタンダードな仕上がりとなっている。この曲集のなかの最高傑作とされる「第10番ロ短調」や続く「第11番ニ短調」も、やや劇的で斬新な和声で満たすように響かせている演奏が文句なしに楽しめる。ヴァイオリンやチェロの華麗で自由自在な動きと響きも、当作品のイタリアの郷愁美漂う多彩な世界を個々の作品に応じて臨機応変に弾き分けてもいる。本場イタリアの演奏家たちの一連の競合盤と比較してみても、作品の再現と解釈、およびそこから生まれ作り出されるイタリア的な響きにおいて、比類のないクリアーで鮮明、かつ豊かな音楽的次元を生み出すことに難なく成功・勝利をつかんでいる。皆さんにも是非、いまでもまったく色褪せることのない、イタリアの初夏の明るい太陽光が注がれている新緑の若葉のように、幸福感溢れる演奏をご堪能いただきたい。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1584 アシュケナージ/ロンドン管楽合奏団 モーツァルト/ベートーヴェン ピアノと管楽器の為の五重奏曲室内楽はモーツァルトの快楽。モーツァルト28歳時の作品、《ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452》はピアノとクラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴットによる曲です。この一風変わった編成の室内楽は後年の後輩達も大きく刺激されこのジャンルに挑んだくらいにモーツァルトが残した意欲作で、モーツァルト自ら「自分がこれまで作曲した中で最高の作品」と言ったほどの自信作です。モーツァルトの管楽器に対する扱いの卓越ぶりはいまさら言うに及びませんが、それにしても、特に比較的新しい楽器であるクラリネットを、この時代にここまで自由に表現できる作品を書いた人はいなかったのではないでしょうか。ブライマーのクラリネットがまたこよなくいい音を出しており、モーツァルトの、それこそ天から降りてきたとでも形容しようのない旋律を響かせています。五重奏曲の2曲は、いまだにこの作品の代表的な録音として評価されているもの。若きアシュケナージのみずみずしいピアニズムとイギリスの誇る名手たちとのアンサンブルは、いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている。この異色の楽器編成による嫋やかでふくよかな表情、鄙びた色彩は格別に素晴らしく、音楽する愉しさがいっぱいの演奏だ。録音もいい。FFSS録音の長所を十二分に享受したと云いたくなるような素晴らしい録音です。イギリス風のメロウなサウンドに明るくのびやかな音色の調和に感嘆させられる。いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている定番。ゆったりとした気分で安心して聴くことのできる名作定番です。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1333 カルル・リヒター バッハ オルガンリサイタル第2集厳しくも彫りの深い表現でバッハの世界に肉迫!この分野の最高権威リヒターの極めつけ。演奏者のリヒターは指揮者としても数多くの名盤を残しているバッハ音楽の権威で、28歳の時に録音されたこのオルガン曲集でも峻厳な意志の力に支えられた表出力の強い演奏を行っています。またこの録音は、デッカ・レーベル初のステレオ録音のひとつとしても意義深いものです。Side-1幻想曲とフーガ ト短調 BWV542コラール《目覚めよと呼ぶ声が聞こえ》BWV645Side-2コラール《イエスよ、今天より降りたもうや》BWV650コラール《高き天よりわれは来れり》BWV606前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SMR50147 クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル 「くるみ割り人形」「軍隊行進曲」「舞踏へのお誘い」「ウィンザーの陽気な女房たち」1947年以来DECCAレーベルに録音を行ってきたクナッパーツブッシュが、最後にDECCAレーベルに録音した1960年2月収録の名盤です。LPで発売以来、原題は「ALL-TOME POPULAR FAVOURITS」として、世界中で親しまれてきました。日本においても「クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルポピュラー・コンサート」や、曲が切り離されて別の曲とカップリングされた「舞踏への勧誘~クナッパーツブッシュ名演集」等、いくつかのタイトルでも長年販売されてきたお馴染みの盤。「くるみ割り人形組曲」に始まり、独特なテンポの「軍隊行進曲」、ロマンティックな「舞踏への勧誘」に、最後の「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」と、小品であってもクナ節全開の音楽が響き渡ります。ステレオ初期までは比較的録音が多かった「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」は現在では録音される機会が稀ですが、このクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルの録音を聴いていると、小品に対しても情熱ある指揮をしていた頃が懐かしく思えてきます。このクナッパーツブッシュ最後のDECCA録音は、長年携わってきたG.パリーとJ.ブラウンのコンビにより録音されました。DECCAのステレオ録音はこの時期にはさらに開花し、現在聴いても素晴らしい音質で味わうことが出来ます。Side-1ピョートル・チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》組曲 作品71aSide-2フランツ・シューベルト(L.ヴェニンガー編):軍隊行進曲 D733の1カール・マリア・フォン・ウェーバー(H.ベルリオーズ編):舞踏への勧誘 作品65オットー・ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON K28C15 ショルティ/バイエルン放送響 リヒャルト・シュトラウス アルプス交響曲リヒャルト・シュトラウスの天才的なオーケストレーションの妙が味わえる「アルプス交響曲」。バイエルン放送交響楽団を率いたショルティの手腕が遺憾なく発揮されている。シカゴ交響楽団より繊細な音色を持ち、当時はベルリン・フィルにも肉薄していた実力とで、迫力満点のオーケストラの醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。夜明けから日没までのアルプスの大自然の情景や登山する人の目に映る情景や心象風景を、音楽で描写したリヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》。ショルティが楽曲ゆかりのオーケストラを統率して、精緻なオーケストレーションを完璧に再現した見事な演奏を聴かせています。当時はデジタル録音がレコード誌の話題の盛りでしたが、アナログ時代の完成された水準を認めざるを得ない録音。盤は170㌘重量盤。細部に若干の性急さがあるものの、「嵐」の爆発力はすべての同曲で 間違いなくナンバー1である。 スリリングな演奏でこれはこれでショルティの名盤のひとつだと思って疑わないので、ここに選びました。1979年9月ミュンヘン、ヘルクレスザール録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
Read More
通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

「永遠の青年」となったヴンダーリヒフリッツ・ヴンダーリヒは20世紀の最も偉大なテナーのひとりといわれています。パヴァロッティはかつてのインタビューで「史上最も優れたテノール歌手は誰だと思うか」と問われて、「フリッツ・ヴンダーリヒ」と答えたそうです。〝最もドイツ語的発声で、最も美しくドイツ語を発音し、最もドイツ的な表現によって、最もドイツ的な世界を表現したテノール歌手〟との高い評価を受ける彼の活躍期間はとても短く、たった8年間でした。活動の絶頂期だった1966年に35歳の若さで階段からの転落事故で急逝してしまいました。 36歳の誕生日の9日前、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のスタジオ録音を終え、レコード発売を前にしての悲劇となりました。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場デビューを数日後に控え、アメリカに発つ直前に彼は友人たちとマウルブロン郊外のオーバーデアディンゲン(Oberderdingen)で狩りを楽しみました。そして友人の山荘に泊まりましたが、頭蓋骨骨折の状態で発見されました。状況から階段から足を踏み外したと思われました。 彼は狩りの時にブーツを履いていましたが、靴紐が結ばれておらず、それを踏んでバランスを崩したとも考えられたそうです。意識が戻らないまま、翌9月17日にハイデルベルクの大学病院で亡くなりました。 レコードの発売直前の事故により彼の刻は永遠に止まりました。オペラからドイツ歌曲の世界に入ったヴンダーリヒは、「冬の旅」も「白鳥の歌」も残さずに逝きました。無念というしかありません。他にはシューマンの「詩人の恋」を歌いましたが彼の残した歌曲はあまり多くはありません。通販レコードのご案内DE DGG SLPM139 213/15 ヨッフム モーツァルト:後宮からの誘拐、バスティアンとバスティエンヌキャリアの絶頂期で事故により亡くなったドイツ最高のテノール、フリッツ・ウンダーリッヒのモーツァルト録音として価値の高い盤。ベルモンテはウンダーリッヒの当たり役の一つで、素晴らしく澄み切った歌声で今聴いても別格の感。エリカ・ケートもはまり役で、ヨッフムの堅実な演奏もあって、全体的に完成度の高いお勧め盤です。エリカ・ケート フリッツ・ウンダーリッヒ クルト・ベーメ アデーレ・シュトルテ ペーター・シュライアー テオ・アダム1965年12月ミュンヘン録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 美しきアンサンブル・オペラの決定版音楽のない日は無駄に過ごした日 ― と独DPA通信のインタビューに答えていた、ペーター・シュライアーが出身地のドレスデンで、84歳で亡くなったのは2019年のクリスマスだった。翌26日、同氏の秘書が明らかにした。長い闘病生活を続けていたという。 20世紀を代表するリリック・テノールとして広く知られるドイツのオペラ歌手・指揮者のペーター・シュライアーは、数十年にわたるキャリアを通じ60以上の役をこなした。ヨハン・セバスチャン・バッハとウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌い手としておそらく最もよく知られているが、レパートリーにはその他リヒャルト・ワーグナーも含まれる。同氏は1966年に、ワーグナー作品の祭典で有名なバイロイト音楽祭でも歌声を披露した。 シュライアーは2000年に、舞台で恋する若者を演じるには年を取り過ぎたという理由により65歳でオペラから引退したが、数年間はリサイタルを続けた。その後は健康状態が悪化するまで、教育活動と指揮に専念してした。 シュライヤーのオペラで最も思い出されるのはやはりモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》と《魔笛》だろう。通販レコードのご案内DE eurodisc 80 405-7 スウィトナー モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテオトマール・スウィトナーはオーストリア出身で、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督を25年間務め、NHK響の名誉指揮者にも就任した、東側の名指揮者。ドイツ・オーストリアの伝統的を受け継いだ、格調が高い正統派です。東側を代表する歌手陣の実力は素晴らしく、この曲で一番大事なアンサンブルが見事な出来栄えです。ペーター・シュライアー シルヴィア・ゲスティ テオ・アダム チェレスティーナ・カサピエトラ アンネリース・ブルマイスター1969年録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 聴き直しても、やはり文句のつけようがない。生ける伝説と呼ばれた男 カルロス・クライバーの録音で正規盤として出ているのは10枚余りにすぎない。ベートーヴェン、ウェーバー、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、ヴェルディ、ヨハン・シュトラウス2世 ― そのどれもが密度が濃く、驚くほど鮮明で、生命感にあふれ、作品の魅力を満喫させる演奏だ。 『魔弾の射手』のリハーサル中、彼は言う。「おカタイ演奏に傾きつつあるようだ。それは一番避けたかったことですね。無難にすませるくらいなら、批判されて殴られる方がマシです」。綿密なリハーサルをしておきながら予定調和を嫌う彼の音楽との向き合い方がよく表れた言葉だ。通販レコードのご案内DE DGG 2707 103 カルロス・クライバー ヴェルディ:椿姫カルロス・クライバー初期の代表作で、鮮烈なサウンドで一世を風靡した名盤。クライバーの指揮は、ワルツの優雅さ、ストーリーを極限まで盛り上げる展開など躍動感にあふれ、指揮台の上で踊るように指揮する姿が目に浮かぶ!!イレアーナ・コトルバシュとプラシド・ドミンゴの名唱も心に残ります。今聴き直しても、やはり文句のつけようがない。細部のニュアンスにこだわりながら、全体の流れとダイナミズムを殺すことなく、鮮烈かつ奥行き感たっぷりに聴かせる。一言でいえば、繊細で大胆。クライバーは巧みなアゴーギクを駆使して、生き生きと振って魅せる。1976年、77年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで オーディオファイル盤としても第一級の一枚。後世に語り継がれるべき名曲の初録音盤。 1960年に知り合ったロストロポーヴィチとベンジャミン・ブリテンは最初から意気投合し、ロストロポーヴィチのチェロの才能にいたく感動したブリテンは、彼のための作品を続々と書き上げることとなります。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6138 ロストロポーヴィチ&ブリテン ブリテン/ハイドン・チェロ協奏曲1963年に作曲された「チェロと管弦楽のための交響曲」もそうした作品のひとつで、チェロの名技も十分に楽しめる見事なチェロ協奏曲に仕上がっています。交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所。初演は1964年3月にモスクワで、英初演は同年6月にオールドバラ音楽祭にて行われました。この録音はその後7月に録音。 チェロの美しい音色と嵐のような打楽器の音をともに捉え切った名録音、オーディオファイル盤としても第一級の一枚です。オリジナル発売時の組み合わせは、当時珍しかったハイドンのチェロ協奏曲。ハイドンのこのチェロ協奏曲は1961年にプラハの国立博物館のラデニン文庫で発見され、先のオールドバラ音楽祭の同じコンサートでも演奏されました。1964年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 英国初版、初入荷通販レコードのご案内GB DECCA SXL6258 ヴェラー四重奏団 モーツァルト:弦楽四重奏曲21番&23番「プロシャ王」ウィーン・フィルの歴代コンサートマスターの中でも特に名手であったといわれるワルター・ヴェラー率いるヴェラー四重奏団の代表的な名盤。ED1存在せず、ED2が初版になります。英国初版は入手困難で、当店も初入荷となります。1966年4月ウィーン、ゾフィエンザール録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演。通販レコードのご案内GB EMI ASD289 エフレム・クルツ チャイコフスキー:くるみ割り人形(HT)ロシア生まれのユダヤ人であるエフレム・クルツは、残された録音は多くないものの、ロシアバレエ団との深いつながりからバレエ音楽の指揮者として西側で定評を勝ち得ていました。特に代表的な名演と評価されているのが本盤「くるみ割り人形」で、軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演を聴かせてくれます。1958年3月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
Read More
大スペクタクルを味わうレコード*テバルディ、ベルゴンツィ、カラヤン指揮ウィーン・フィル ヴェルディ・アイーダ・ハイライト

大スペクタクルを味わうレコード*テバルディ、ベルゴンツィ、カラヤン指揮ウィーン・フィル ヴェルディ・アイーダ・ハイライト

通販レコードのご案内ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。《英ワイドバンド ED1 盤》GB DECCA SXL2242 カラヤン&テバルディ ヴェルディ・歌劇「アイーダ」(ハイライト) 第2幕の凱旋行進曲は聴くもの誰もが心高ぶる。オペラの舞台で見る迫力よりも大スクリーンの映画で古代エジプトのスペクタクルを味わうようなレコード。  制作は英 Decca のジョン・カルーショー、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てという《ショルティの指環》制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英デッカ社のオペラ第1黄金期を象徴する傑作と言えると思います。  魅力を列挙しますと、カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音。カルーショーお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション。ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。録音:1959年9月ウィーン、ソフィエンザールでのステレオセッション。 製作:ジョン・カルーショー&ジェームス・ブラウン、ゴードン・パリーによる優秀録音、コレクションアイテム。 1959年カラヤン51歳、ウィーン国立歌劇場音楽監督就任直後の録音。英デッカ社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作のハイライト盤です。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトVerdi ‎– Tebaldi, Bergonzi, Simionato, MacNeil, Vienna Philharmonic, Von Karajan ‎– Aida Highlights ‎– DECCA SXL 2242レコード番号SXL2242作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ演奏者レナータ・テバルディ ジュリエッタ・シミオナート カルロ・ベルゴンツィ コーネル・マックニール アーノルド・ヴァン・ミル フェルナンド・コレナ ピエロ・デ・パルマオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別STEREOWIDE BAND WITH GROOVE ORIGINAL RECORDING BY DECCA ED1, STEREO 1枚組(140g), Release 1960, Stamper 4E/2E。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX+製盤国GB(イギリス)盤《ED1 ワイドバンド(左上に ORIGINAL RECORDING BY )》SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL 6001 から始まる 6,000 番台がありますが、2,000番台の全てと6,000番台前半のレコードがこれに該当します。レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。また、ラベル上部、10時位置から右向きに「Original Recording By ...」の文字が見られます。 更に、ラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝(GROOVE)があり、この3つが揃っているものを ED1 (English Decca 1)と呼び、SXLの最初期ラベルとなります。このレーベルが、デッカのステレオレコードの中でも、もっともプレスの時期が早く、オーディオファイルたちの憧れの的です。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 オーダーは 品番 / 34-20645 販売価格 6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
バルビローリの唸り声も健在*レナータ・スコット、ベルゴンツィ、バルビローリ指揮ローマ歌劇場管 プッチーニ・蝶々夫人

バルビローリの唸り声も健在*レナータ・スコット、ベルゴンツィ、バルビローリ指揮ローマ歌劇場管 プッチーニ・蝶々夫人

通販レコードのご案内バルビローリ好きには、是非お求め頂きたい。《布張りボックス盤》JP 東芝音楽工業 AA9375C バルビローリ/ローマ国立歌劇場管 プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」(3枚組) 英国の名指揮者バルビローリは、シベリウス・マーラー・ブラームスの交響曲やイギリスの管弦楽曲の録音が有名ですが、オペラにおいても名演を残している。その中でも、《プッチーニ:蝶々夫人》は、バルビローリらしい美しい演奏で同曲の名盤と言っても間違いではないと思う。最期の場面は涙なしに聞けないバタフライのベスト。弦のトレモロは鳥肌が立ちました。歌手の素晴らしい出来、それに情感たっぷりのバルビローリ節で歌いまくる。緩急の旋律を緩やかに繋げイタリア的に小春日和な情緒重視の音楽運びで、これを酔艶とでも呼びたい。録音:1966年。 通販レコード詳細・コンディション、価格 Renata Scotto, Carlo Bergonzi, Sir John Barbirolli - Puccini, Madama Butterflyプロダクトレコード番号AA-9375-C作曲家ジャコモ・プッチーニ演奏者レナータ・スコット  アンナ・ディ・スタシオ シルヴァーナ・パドアン カルロ・ベルゴンツィ ピエロ・デ・パルマ ローランド・パネライ ジュゼッペ・モレージ マリオ・リナウド パオロ・モンタルソーロ ローマ歌劇場合唱団オーケストラローマ歌劇場管弦楽団指揮者ジョン・バルビローリ録音種別STEREOGOLD WITH GREEN LETTERING, STEREO 3枚組(150g重量盤), 英EMI同一スタンパー 2YBA 使用盤, 布張りボックス、リーフレット付属。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国JP(日本)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-27233販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
マリア・カラスと双璧*テバルディ、モリナーリ=プラデッリ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管 ヴェルディ・椿姫(全曲)

マリア・カラスと双璧*テバルディ、モリナーリ=プラデッリ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管 ヴェルディ・椿姫(全曲)

通販レコードのご案内マリア・カラス生涯のライバル、テバルディ。本質がわかるレコード。~持ち前の美声で歌い切っている。《英 Ace of Diamonds ED3 盤》GB DECCA GOM522-4 テバルディ&プラデルリ ヴェルディ・椿姫 レナータ・テバルディは、1946年戦災で破壊されたスカラ座の再開記念コンサートにおいてオーディションに応募、このとき大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニに認められ、24歳の若さでデビューし、1950年代から1960年代にかけてイタリア・オペラ界でマリア・カラスと人気を二分する人気を得た偉大なディーバ。圧倒的な表現の凄さ、声の美しさ、それでいて音楽的な素晴らしさは、リリコ・スピントというソプラノの代表的な存在でした。  懐古趣味だからではなくカラス、テバルディと云ったソプラノだけでなく1950〜60年代に活躍したデル・モナコ、バスティアニーニの男性陣も含めて素晴らしい名歌手が居たことは誰も疑わない事実です。時代が新しくなって来れば来るほど、オペラ歌手本来の風格、品格がだんだん小粒になってきた感は否めないのも事実であります。  張りのある、しかも澄んだ美しい声は、長身の彼女が舞台に立つと、まるであたりを払うかのように風格があって、悲劇のヒロインを歌えば全身から悲しみが溢れてくるような、引き締まった声で泣き、チャーミングな役柄であればそこはかとない雰囲気を醸し出したそうです。  椿姫・ヴィオレッタの数年間の変貌を第1幕の華やかさと、終幕の儚さの時間で謳い分けるのは一筋縄ではいかない。高級娼婦の高尚な性格を発散する第1幕に於けるコロラトゥーラの華麗な表現をリリコのテバルディに求めるのは酷と言うものであろう。むしろ終幕においてドラマティックな緊張感で描き出したユニークなヴィオレッタ像を、さすがと評価したい。  この盤も当時の DECCA の録音の良さもあり、素晴らし音質で聴かせます。「椿姫」は「ボエーム」と並んで、オペラハウス近くのレストランにとっては鬼門の演目なのだそうです。それは、悲劇的な結末を見た聴衆が涙に暮れて、そそくさと家路について食事を楽しんで帰る気分にはなれないからだとものの本に書いてありました。しかしながら、レコードに舞台の成功を第一に考える演出の、その心配はなく。有名アリアが満載の世界的なオペラ名作を気鋭のディーヴァを売り出すデモンストレーションとしている。レナータ・テバルディの声の素晴らしさ、また作品としての素晴らしさに耳を奪われ聴き入ってしまうことでしょう。音楽鑑賞用としては、オススメの1枚です。1954年録音。優秀録音、名演、解説書付き。 英EMI社の象徴マリア・カラスやドイツのシュワルツコップの気品ある美しい声に並び賞される存在のレナータ・テバルディは、英デッカ社のイタリアオペラ戦略には必須の存在でした。事実、夥しいオペラ全曲盤を録音しており、どの演奏も素晴らしいのです。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトVerdi - Renata Tebaldi, Gianni Poggi, Aldo Protti, Chorus And Orchestra Of The Accademia Di Santa Cecilia, Rome, Francesco Molinari Pradelli ‎– La Traviata ‎– DECCA ‎– GOM522-4レコード番号GOM522-4作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ演奏者レナータ・テバルディ ジャンニ・ポッジ アルド・プロッティオーケストラローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団指揮者フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ録音種別MONOAce of Diamonds ED3, MONO 3枚組(140g/140g/140g), Stamper 2K/3K 2K/3K 3A/3A。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤《Ace of Diamonds SDD 溝無し FFRR》 英国 DECCA ffrr 録音LP、LXT ナンバーの再販盤。FFRR(FULL FREQUENCY RANGE RECORDING)の文字が中央上部にある盤はオリジナル原盤を使ってプレスされたものとされ、中古市場での価値が高くなっています。SXL ナンバーと比較すると、中古市場からは新品同様の盤が手に入ることも多く、モノラル盤で発売していたオリジナルもステレオ・カッティングしなおされているのでモノラル盤再生の難しさの心配なく、新鮮なDECCAサウンドを味わうことができるため見逃すことのできないレーベルであることは間違いありません。良質の音を安価で入手できることから、愛好家から支持されることが多いシリーズです。通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-11398 特別価格 5,280円 (税込) 通常価格 6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
悲劇のヒロインを演ずるのに相応しいプリマドンナはほかにはいない◉マリア・カラス◯ポンキエッリ/ラ・ジョコンダ(全曲)

悲劇のヒロインを演ずるのに相応しいプリマドンナはほかにはいない◉マリア・カラス◯ポンキエッリ/ラ・ジョコンダ(全曲)

通販レコードのご案内DMM 再リリースと云え発売から30有余年経過して 未開封 は貴重です。《新品未開封》DE EMI EX7 49518 1 マリア・カラス ポンキエッリ/ラ・ジョコンダ(全曲) 英 EMI のレッグと関係を持った1952年ごろから1964年晩年のトスカ録音の12年位と以外と短い。海運王オナシスとの恋にやぶれ、晩年催眠剤に頼り、孤独の中、53歳でこの世を去ったマリア・カラスは波乱万丈の生涯をおくった伝説のプリマドンナです。カラスほど 悲劇のヒロイン を演ずるのに相応しいプリマドンナはいない。  この録音が今日まで色褪せないのは、カラスの魅力の全てを表出した強烈な歌唱とカラスの生涯が重なっているからでは・・・・。1950年代後半の演奏ですので、声の調子が気迫と歌心は全盛期で、素晴らしい。カラスのソプラノよりも少し重い声質で、メゾのような響きを持っています。本盤でも全盛期の高音に近い歌唱を聴くことが出来ます。聴き直す度に、カラスは紛れもない不世出のソプラノだったのがよくわかる名盤です。 1959年、イタリアでの録音。 初発盤は Columbia 33CX 1706-1708, Columbia SAX 2359-2361, Angel 3606 C/L, Angel S 3606 C/L 。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト品番34-9305レコード番号EX7 49518 1作曲家アミルカーレ・ポンキエッリ歌手マリア・カラスピエール・ミランダ・フェラーロフィオレンツァ・コッソットイーヴォ・ヴィンコIrene CompaneezLeonardo Monrealeカルロ・フォルティレナート・エルコラーニオーケストラミラノ・スカラ座管弦楽団指揮者アントニーノ・ヴォット録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態Mレコード状態M製盤国DE(ドイツ)盤未開封。 DMM MONO。 通販レコード品番34-9305特別価格8,800 円(税込)通常価格11,000 円(税込) 詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。 (さらに…)...
Read More
オペラ入門の第一歩に ヴィントガッセン、ニルソン、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・神々の黄昏・ハイライト

オペラ入門の第一歩に ヴィントガッセン、ニルソン、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・神々の黄昏・ハイライト

録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達している。 アルベリッヒの子ハーゲンは父の遺志のために、指輪を奪うことを考えている。彼には異父兄弟のグンターとグートルーネがいる。ジークフリートに過去の女性を忘れさせる薬を飲ませてグートルーネに求婚させ、その条件にブリュンヒルデを騙してグンターと結婚させる。夫の裏切りを怒ったブリュンヒルデはハーゲンにジークフリートの弱点を教える。狩りで記憶を戻したジークフリートはハーゲンに殺されてしまう。ブリュンヒルデは夫を焼く火の中に飛び込むと、ワルハラ城も炎上してしまうという何とも云えない壮絶なストーリーだが、神話の世界のことだと片付けられないような現実感。現代の世界情勢は『指環』の呪いにかかっていたのか。 ― とまれ、このヒロイン・ブリンヒルデを演じられる(歌える)歌手は超限定されてくる。ソプラノに恵まれていた時代とはいえ、英デッカの人選は正しかったと思う。  クナッパーツブッシュによる、1951年バイロイトでの「指環」全曲ライヴ録音のリリースを断念したカルショーは、スタジオ録音を計画。まず、「ワルキューレ」からその録音は始まったが(1957年10月)、クナッパーツブッシュはカルショー・チームに非協力的で、結局カルショーは、断念。その時の、クナッパーツブッシュによる第1幕の録音だけはリリースされた。  どこからか働きかけがあったのかどうか、ショルティに白羽の矢を立て本セットの三幕テスト録音した結果、出来上がりは上々。最終的にショルティを指揮者に据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は完成。当然社運をかけたプロジェクト。ワルキューレ三幕テスト録音同様、録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達していることは言うまでもない。 通販レコードのご案内 《英 溝あり、ワイドバンド ED2 盤》GB DECCA SXL6220 ゲオルク・ショルティ ワーグナー・神々の黄昏 Ht  三夜の《神々の黄昏》でブリンヒルデを歌うのはスカンジナビア軍団と既に予行演習を済ませたフラグスタッドではなく同じく北欧出身ニルソン。こちらもフラグスタッドに負けず劣らずのヴァイキング譲りの大きな体格から発せられる奥行きを伴った深遠な声は、ピッタリ。ステレオ録音。1965年10月~11月ウィーン、ゾフィエン・ザール録音■プロデュース:ジョン・カルショー、エンジニア:エリック・スミス&ジェイムズ・ブラウン。名演、名盤、優秀録音。 GB DECCA SXL6220 – SOLTI Wiener Philharmoniker - WAGNER - Götterdämmerung HIGHLIGHTSレコード番号SXL6220作曲家リヒャルト・ワーグナー演奏者ビルギット・ニルソン ヴォルフガング・ヴィントガッセン ゴットロープ・フリック ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ゲオルク・ショルティ録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真通販レコード詳細・コンディション、価格 "MADE IN ENGLAND BY THE DECCA"WIDE BAND WITH GROOVED ED2, STEREO 1枚組(160g), Stamper 2W/2W, Release 1965。ジャケット状態EXレコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤 詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-16938 特別価格 4,400円(税込) 通常価格 5,500円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
Read More
重文級◉SXL2031-2 フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル◯ワーグナー・ワルキューレ第3幕全曲

重文級◉SXL2031-2 フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル◯ワーグナー・ワルキューレ第3幕全曲

通販レコードのご案内新しいテクノロジーを積極的に活用しょうとして、表現の可能性を追求している。GB DECCA SXL2031-32 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 キルステン・フラグスタート、オットー・エーデルマン、マリアンネ・シェヒ、オーダ・バルスボルグ、イローナ・シュタイングルーバー、グレース・ホフマン、クレア・ワトソン、オーデ・バルスボルク、マーガレット・ベンス、アニー・デロリー、ヘティ・プリュマッハー、 フリーダ・レースラー (曲目)ワーグナー・ワルキューレ第3幕全曲 RING全曲収録前夜祭セッション。ステレオ録音の可能性を追求するため実験を試みた。ワルキューレたちを歌いながら移動させると左右のスピーカーからどのように再生されるか!? 結果、モニタールームでは歓声が沸き上がった。ソプラノ歌手、キルステン・フラグスタート、バス歌手、オットー・エーデルマン他の歌唱、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による1957年録音盤。詳細掲載ページ1966年に全曲を録音しているので、この第3幕の古い録音は忘れられた。眼光鋭くきびきびした動きで指揮するショルティそのもの。ステレオ録音がどういう効果を生むのか、まだ手探りの時代。まだ、レコード会社がステレオ録音に懐疑的な時代だった。予行練習と言え完成度は天下一品なのが本盤から伺えます。カルショウはステレオ録音の可能性を追求するため、いろいろ実験を試みた。最後の魔の炎のシーンは、ウオータンが火の神ローゲを呼ぶところでは左から歌い、最後のジークフリートの動機を歌うクライマックスでは中央にきて歌う、という演出を試みている。楽器や歌手の音像は左右のスピーカーの間にきれいに定位する。1957年5月13~17日、ウィーン、ゾフィエンザール録音。プロデューサーとエンジニア、ジョン・カルショー,エリック・スミス/ジェイムズ・ブラウン (さらに…)...
Read More