人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

Elgar, Jacqueline Du Pré, London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli, Janet Baker – Cello Concerto / Sea Pictures – His Master's Voice – ASD 655 現在でもこの曲の最高の録音の1つとしてレコード・ファンの間でも極めて人気のある一枚。■同曲屈指の名演であり、オーディオファイル盤としても名高い名盤。初版、2版、3版のアナログ盤が発売されました。再販となる大ニッパーながら、英国本国盤らしくなかなかの高音質です。 通販レコードのご案内GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」 余りにも早くこの世を駆け抜けていってしまったデュ・プレ。短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫ります。1971年に発症。その診断結果は心因性のノイローゼだと言われ、不治の病とは誰も思わなかった。5ヶ月間の休息を得て録音したショパンとフランク(ASD2851)が最後になった。バックはバルビローリ&ロンドン交響楽団、エルガーをサポートする上では万全な布陣で、耳を澄(す)ますとバルビローリの居合いの唸り声が微かに聴こえるのは気合の証拠でしょう。第2面は歌曲集《海の絵》。ここで歌っているジャネット・ベイカーも、まるでマーラーの《亡き子を偲ぶ歌》を思わせ、デュ・プレを偲んでいるようなコントラルトで共感を覚えます。ステレオ録音。 チェロは人の声に近いとされる。― 声楽曲と組み合わされたことを考える。 デュ・プレのレコードは人気があり、高価ですが、この盤はその中では比較的安価で手に入りやすい部類だから彼女の愛好家には嬉しい限りだ。本盤は、ジャネット・ベイカーが歌う歌曲集《海の絵》とのカップリングになった初出。ASD2764 でジャクリーヌ・デュ・プレのディーリアス・チェロ協奏曲との組み合わせのレコードも出ていたことからも、人気が高かったことがわかる。それで、プレス枚数も多かったのでしょうか。 エルガーは冒頭からチェロの見せ場で、デュ・プレの気迫溢れる激しい音が軸となりオーケストラが終始伴奏する感じなのだが、その伴奏もバルビローリの統一された指揮の下、オーケストラも伸び伸びと歌い上げる。彼女のために作曲されたと十分に納得させられる。1965年優秀録音、名演、名盤。 プロダクト 品番34-27048商品名GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」レコード番号ASD655作曲家エドワード・エルガー演奏者ジャクリーヌ・デュ・プレジャネット・ベーカーオーケストラロンドン交響楽団指揮者ジョン・バルビローリ録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤カルテ(協奏曲)NEW NIPPER, STEREO (110g) オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-27048販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
英国プレス初期盤◉カーゾン、ウィーン・フィルSQ◉三大ピアノ五重奏曲に数えられながら録音の少ないドヴォルザークの決定盤

英国プレス初期盤◉カーゾン、ウィーン・フィルSQ◉三大ピアノ五重奏曲に数えられながら録音の少ないドヴォルザークの決定盤

Clifford Curzon, Vienna Philharmonic Quartet, Dvořák, Schubert – Piano Quintet / Quartettsatz – Decca – SXL 6043 シュナーベルに学び独墺系の作曲家を得意としていた、カーゾンならではの香り豊かな名演が味わえる。ボスコフスキー率いるウィーン・フィル四重奏団と室内楽の名手カーゾンが奏でる格調高いドヴォルザーク。三大ピアノ五重奏曲に数えられながら、意外と録音の少ないこの名曲の決定盤。ピアニストとして唯一「サー」の称号を与えられたカーゾンは、師匠シュナーベルゆずりにモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどドイツ・オーストリア系の作品を得意とし、その透明な音色と品格ある音楽性で圧倒的な支持を得ました。本盤では、ウィーン・フィルの面々と、優雅で風格ある演奏を聴かせてくれます。1962年10月ウィーン、ゾフィエンザール、優秀録音、名演、名盤 通販レコードのご案内GB DECCA SXL6043 カーゾン&ウィーン・フィル四重奏団 ドヴォルザーク・ピアノ五重奏曲2番 プロダクト 品番34-26965商品名GB DECCA SXL6043 カーゾン&ウィーン・フィル四重奏団 ドヴォルザーク・ピアノ五重奏曲2番レコード番号SXL6043作曲家アントニン・ドヴォルザーク フランツ・シューベルト演奏者クリフォード・カーゾン ヴィリー・ボスコフスキー オットー・シュトラッサー ルドルフ・シュトレング ロベルト・シャイヴァインオーケストラウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態EX+製盤国GB(イギリス)盤カルテ(室内楽)WIDE BAND WITH GROOVED ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA ED1, STEREO。 オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-26965販売価格22,000円(税込) (さらに…)...
Read More
ウィーン・モダン〜「グレの歌」作曲者であるシェーンベルクが表現したかったのは何だったのか

ウィーン・モダン〜「グレの歌」作曲者であるシェーンベルクが表現したかったのは何だったのか

Arnold Schönberg 1873.9.13-1951.7.13シェーンベルクが没した日(1951年)。19〜20世紀の世紀転換期を生き、同時に調性音楽から無調の音楽へと自身の作風も進化させ、音楽世界を拡張させた。同名の詩の語りとアンサンブルで演奏される《月に憑かれたピエロなど》で知られる。また12音技法という作曲技法を見出し、シェーンベルクや弟子のベルク、ウェーベルンによって受け継がれた。 力強く美しいメータのシェーンベルク。後期ロマン派以降、なかでもとりわけマーラーやシェーンベルクが得意なメータの最高の名演に挙げられるもの。録音当時31、32歳のメータが絶頂期の手兵ロサンジェルス・フィルハーモニックを指揮したもので、LP発売当時各誌・紙で絶賛されました。メータはどのような難解な曲でもやさしく聴かせる特技をもっているとは故柴田南雄氏の言葉ですが、シェーンベルクの代表作、とりわけ《浄夜》の官能性はいかばかりでしょう。 通販レコードのご案内GB DECCA SXL6390 メータ シェーンベルク・室内交響曲第1番 ズービン・メータがロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めていた16年以上にわたる期間はこの楽団の歴史にとって重要な時期となりました。デッカ・レコードに多くの録音を行い、国際的にも高い知名度を得ました。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで品番 / 34-21189販売価格3,850円(税込) 通販レコードのご案内FR DEC SXL6.325 ズービン・メータ ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 シェーンベルク・浄夜 イギリスDECCAの超優秀録音もあって、大いに話題になっていた盤。国内ではキング・レコードの発売で、レコードの帯には《若き帝王の記念碑的名盤!その見事な語り口で、現代音楽入門としても最適のアルバム!》とあった。 初期シェーンベルクの調性のあるこの名曲をメータは十八番としていて、2003年にもバイエルン国立管弦楽団と録音しています。この曲が録音当時も今も、後期ロマン派のものだということを如実に示した演奏。よく売れたドル箱スターだったメータは細かいところにはこだわらずひたすら快速なテンポとアッチェレランドを伴った豪快な推進力が素晴らしいです。 各パートのテクスチャは丸みを帯びていて透明感があり、重さもほどよい。ロマンティックが濃い。つらつら思うに、これは夜の音楽。それにしても、「浄夜」のレコード・ディスクには凡演が少ないように思うが、この1967年ロス・フィルとの録音は、カラヤン&ベルリン・フィル盤と並んで代表的な名盤です。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで品番 / 34-19741特別価格1,540円(税込) 若い頃の記録はあまり残っていないが、イタリア留学の後、鍵盤楽器奏者としてフランス各地で活躍したらしい。23歳の時にパリで『クラブサン曲集第1巻』を出版。1722年には大著『和声論」を上梓し、音楽理論家としての名声を得て、ルイ15世治世下のヴェルサイユ宮で、宮廷音楽家としても活躍。フランス楽壇の指導者的立場となった。一方で、音楽理論家でもあったジャン=ジャック・ルソーら急進的な啓蒙主義者からは、守旧的なフランス・オペラの典型だと批判され、ラモーは真っ向からこれに応戦。いわゆる「ブフォン論争」へと発展した。 2年にわたって行われたこの論争は、「旋律(メロディー)」と「和音(ハーモニー)」に優劣をつけようという、かなり無茶な論議を行っていたと言えるでしょう。その2年間の間にラモーやルソーも含め、様々な知識人によって書かれた、61冊にも及ぶ小冊子がパリ中を飛び交いましたが、当然と言うべきか、明快な答は出ないままに終息していきました。 歴史に残る名盤のひとつ、至高の"グレの歌"。 1731年に裕福な音楽愛好家ラ・ププリニエールの私設楽団の音楽監督に就任し、邸宅における音楽の一切をまかされます。ラ・ププリニエールの庇護のおかげで、ラモーは本格的にオペラの作曲に取り組めるようになり、彼が50歳になった1733年に、最初の本格的なオペラとなる(音楽悲劇)《イポリトとアリシー》が上演されました。以後は『優雅なインドの国々』、『カストールとポリュクス』、『ダルダニュス』などのヒット作を次々に世に送り出し、オペラ作曲家としての地位を確立。その生涯に30曲ほどのオペラを作曲しました。 18世紀前半のフランスで流行した「オペラ=バレ」はプロローグに3~5幕の「アントレ」と称するバレエ場面が連続する。漠然としたテーマはあるモノの、明確なストーリーはない。 通販レコードのご案内DE DGG 2726 046 ラファエル・クーベリック シェーンベルク・グレの歌 シェーンベルク初期の作風を集大成した傑作「グレの歌」は、アバドやブーレーズをはじめとした新ウィーン学派の楽曲を得意とした、クーベリックより後の世代の演奏が現代では多く聴かれているかもしれません。実はそれより前の世代では比較的録音が少なく(ストコフスキー&フィラデルフィア管等SP録音があったにせよ)、特に1960年代以前では極端に少ない状況でした。そのような中でドイツ・グラモフォンが収録をしたこのクーベリック盤は現在のおいてもこの曲の代表的な盤のひとつとして価値は非常に高く、当時としてはこの曲を録音するということはかなり思い切った企画であったと思われます。 歴史に残る名盤のひとつ、至高の"グレの歌"。 声楽や独唱者を含むこの曲の録音ではコスト的にも甚大であったことは想像に難く無いですが、録音された1965年当時はシェーンベルクが亡くなってまだ十数年しか経っていない状況を鑑みると、クーベリックやドイツ・グラモフォン陣がいかに力を入れた録音であったのか想像できます。 そしてこの盤が持つ声楽陣の素晴らしい歌唱やクーベリックとバイエルン放送交響楽団の熱演は、今後も録音され続けるであろう「グレの歌」の1ページの最初を飾る名盤として、永く君臨し続けるでしょう。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで品番 / 34-18713特別価格3,520円(税込) ラモーは1764年に貴族に列せられたのち、最後のオペラ《アバリス、または最後の北風の神々》の練習中、81歳で世を去りました。そして、彼の葬儀は国葬として執り行われ、その偉業がたたえられたのです。 やがて保守的だと断じられたフランス・オペラ、中でもトラジェディ・リリックは、啓蒙思想の広がりに伴って昔日の勢いを失い、以後のフランスでは、貴族よりも民衆を対象としたオペラ・バレエやオペラ・コミックが発展していくことになったのでした。 器楽作品の中では、全4巻が刊行された『クラブサン曲集』が特に重要。独特の洒落っ気や感傷に彩られた曲には、時に思わせぶりなタイトルが付されている。例えば、1724年に出版された第2巻の第11曲『やさしい訴え』は、メランコリックな曲調がタイトルにピッタリの佳品。小川洋子はこのタイトルを借りて、残酷にして静謐な雰囲気に満ちた同名の小説を書いた。 (さらに…)...
Read More
人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

Elgar, Jacqueline Du Pré, London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli, Janet Baker – Cello Concerto / Sea Pictures – His Master's Voice – ASD 655 現在でもこの曲の最高の録音の1つとしてレコード・ファンの間でも極めて人気のある一枚。■同曲屈指の名演であり、オーディオファイル盤としても名高い名盤。初版、2版、3版のアナログ盤が発売されました。再販となる大ニッパーながら、英国本国盤らしくなかなかの高音質です。 通販レコードのご案内GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」 余りにも早くこの世を駆け抜けていってしまったデュ・プレ。短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫ります。1971年に発症。その診断結果は心因性のノイローゼだと言われ、不治の病とは誰も思わなかった。5ヶ月間の休息を得て録音したショパンとフランク(ASD2851)が最後になった。バックはバルビローリ&ロンドン交響楽団、エルガーをサポートする上では万全な布陣で、耳を澄(す)ますとバルビローリの居合いの唸り声が微かに聴こえるのは気合の証拠でしょう。第2面は歌曲集《海の絵》。ここで歌っているジャネット・ベイカーも、まるでマーラーの《亡き子を偲ぶ歌》を思わせ、デュ・プレを偲んでいるようなコントラルトで共感を覚えます。ステレオ録音。 チェロは人の声に近いとされる。― 声楽曲と組み合わされたことを考える。 デュ・プレのレコードは人気があり、高価ですが、この盤はその中では比較的安価で手に入りやすい部類だから彼女の愛好家には嬉しい限りだ。本盤は、ジャネット・ベイカーが歌う歌曲集《海の絵》とのカップリングになった初出。ASD2764 でジャクリーヌ・デュ・プレのディーリアス・チェロ協奏曲との組み合わせのレコードも出ていたことからも、人気が高かったことがわかる。それで、プレス枚数も多かったのでしょうか。 エルガーは冒頭からチェロの見せ場で、デュ・プレの気迫溢れる激しい音が軸となりオーケストラが終始伴奏する感じなのだが、その伴奏もバルビローリの統一された指揮の下、オーケストラも伸び伸びと歌い上げる。彼女のために作曲されたと十分に納得させられる。1965年優秀録音、名演、名盤。 プロダクト 品番34-27048商品名GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」レコード番号ASD655作曲家エドワード・エルガー演奏者ジャクリーヌ・デュ・プレジャネット・ベーカーオーケストラロンドン交響楽団指揮者ジョン・バルビローリ録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤カルテ(協奏曲)NEW NIPPER, STEREO (110g) オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-27048販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
Read More
思わず拳を振るってしまう☆ロンドン不滅の名盤 ケルテス指揮ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲第1〜9番(全曲)

思わず拳を振るってしまう☆ロンドン不滅の名盤 ケルテス指揮ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲第1〜9番(全曲)

通販レコードのご案内クライマックスでは聞いていて思わず拳を振るってしまう! ― 不滅のロンドン ffss ステレオ名盤。テルアビブで水死しなければ指揮者の世界はケルテスを中心に動いただろうという言葉が大袈裟ではないと思わせる力作です。《英ED4 ナローバンド盤》GB DECCA 6D1-7 ケルテス ドヴォルザーク・交響曲1-9番 TAS 優秀録音に推薦されている初発は ED1 ですが、アナログレコード入門のファースト・チョイスには本セットが最適。これをリファレンスにヴィンテージの森に分け入って未知の体験を堪能して欲しい。  とある英国の老エンジニアは、LPの音を料理に例えて「EMIは燻製で、Deccaは直火焼き」と言ったとか。本セットはイギリスプレス。オランダプレスもあるが、聴き比べると面白い。  テルアビブの海岸で散ったケルテスがベストパートナーだったロンドン交響楽団と残してくれた逸品。ホルンの名手、バリー・タックウェルも在籍していた当時のロンドン交響楽団は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、また、英 DECCA の優秀な録音技術もあって、この作品本来のロマンティックな味わいを満喫することができます。重厚にしてややブラームス寄りのシンフォニックで構築力の勝った豪快なドヴォルザークで若々しさを感じさせるケルテス指揮下、ロンドン交響楽団がよく鳴っている。快感すら覚えます。1961年録音のウィーン・フィルとの《新世界より》が大評判を呼び、その続編として第8番がロンドン響と録音されました。 ― 以降、1967年に発売された再度の《新世界より》を含め、1968年の序曲集までも録音。 ― レコード芸術1964年2月号で推薦盤となり「オーケストラを完全に棒の統制下に収めて、意のままに動かしているようすが強く感じとれる。そして、彼の演奏は、この曲のロマンティックな情感を抑え、ダイナミックな面を強調している。」と評されました。  ケステスはブダペストに生まれ、リスト音楽院で大作曲家ゾルタン・コダーイに学んでいます。1955年からブダペスト国立歌劇場の指揮者となりましたが、1956年ハンガリー動乱で西側に亡命。1960年にアウクスブルク国立歌劇場の音楽総監督に就任し、1963年から亡くなるまでケルン国立歌劇場の音楽総監督を務めました。コンサート指揮者としては1965~68年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、同時に英デッカにドヴォルザークの交響曲全集を始めとして数多くの録音を行いました。そしてウィーン・フィルへの客演や録音も軌道に乗り、いよいよ巨匠への飛躍の時期だった1973年4月、イスラエル・フィルに客演した際、テル・アビブの海岸で遊泳中に高波にさらわれ溺死しました。まだ43歳でした。   ニキッシュに始まり、ライナー、フリッチャイ、オーマンディ、セル、ショルティと続くハンガリー指揮者界の栄誉を受け継ぐ期待のホープであったケルテス。もし、彼が、これからという時期に他界しなかったら、アバドや小澤世代のケルテスの存在は20世紀末の指揮者の勢力地図を大きく塗り替えていたろうと誰もが思っています。1961年録音のウィーン・フィルとの《新世界より》が大評判を呼び、その続編として第8番がロンドン交響楽団と録音されました。以降、1967年に発売された再度の《新世界より》を含め、1968年の序曲集までも録音したドヴォルザークの交響曲、管弦楽曲の全集。ストラヴィンスキーを予見させるような新鮮なモーツァルト、ウィーン・フィルとのシューベルトはとにかくも、ブラームスのセレナードまで含めた交響曲全集へと、DECCAレーベルの入れ込みようは並々ならず。ウィーン・フィルをカラヤンの指揮で録音するための契約が上手くいかなかった場合の保険にしては、カラヤンを煽っている感じ。カラヤンより21歳年下の若さは旺盛にDECCAの要望を熟していく。  ケルテスがロンドン交響楽団を指揮してセッション録音したドヴォルザークの交響曲全集は、当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついたみごとな仕上がりで有名。イギリス・プレス盤、ステレオ録音。1971年発売。優秀録音、名演、名盤■ナローバンド、ED4 盤、解説書付き。 通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号6D1-7作曲家アントニン・ドヴォルザーク演奏者バリー・タックウェルオーケストラロンドン交響楽団指揮者イシュトヴァン・ケルテス録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 NARROW BAND ED4, STEREO 7枚組(130g/135g/135g/135g/140g/125g/135g), Release 1971, Stamper 3W/1W 1W/2W 1W/1W 1W/1W 2W/2W 1W/4W 1W/1W。コンディションジャケット状態M-レコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-10703 特別価格 17,600円(税込) 通常価格 22,000円 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
Read More
音楽を物語る◉ミュンシュ指揮パリ管◉ラヴェル・ボレロ、スペイン狂詩曲、ダフニスとクロエ、亡き王女の為のパヴァーヌ

音楽を物語る◉ミュンシュ指揮パリ管◉ラヴェル・ボレロ、スペイン狂詩曲、ダフニスとクロエ、亡き王女の為のパヴァーヌ

Charles Munch, Orchestre De Paris – Ravel – Bolero, Rapsodie Espagnole, Pavane Pour Une Infante Défunte, Daphnis Et Chloé, Suite N° 2 – La Voix De Son Maître 2C 069-1023 超一流芸術家の貴重な遺産、熱狂的な名演、迫力満点の名録音をランキングする時の屈指の決定盤。ゆったりとしたテンポでラヴェルの美しい旋律が引き立てられた名演。この年代のパリ管は本当に美しい! 仏製見開きジャケット。 通販レコードのご案内FR VSM 2C069-10239 ミュンシュ ラヴェル:管弦楽曲集 ミュンシュは音楽が持っているのストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。ベルリオーズの幻想交響曲とブラームスの第1交響曲でのミュンシュがドライヴするパリ・コンセバトワールの燃焼ぶりは永遠に色褪せることがない。ミュンシュのキャリアはヴァイオリニストからスタートしていますが、若かりし頃、ゲバントハウスのコンマスに就任、その時の指揮者がフルトヴェングラーだった。毎日その巨匠の目の前に座って多くのことを習得したことから、しらずと例の拍子をぼかす内容重視の指揮法はフルトヴェングラーの指揮姿から身につけたものと推察出来ます。 ミュンシュは当時ドイツ領だったストラスブルク出身であることから、れっきとしたドイツ人であるがゆえにブラームスなどのドイツモノまで得意としていたのは当然、彼の演奏で聞いても見たかったがバッハも熱愛していた。そのアイデンティティあってこそのベルリオーズなどのフランスモノでの情熱的な指揮ぶり、爆発的な熱気あふれる音楽表現で感動的。 有名な幻想交響曲と並ぶミュンシュ最晩年の録音の1つ。パリ管とのラヴェル名曲選。特にボレロは名演の誉れ高く、遅いテンポではじめ徐々にテンポを速めて興奮に持って行きますが、ソロのうまさも抜群です。音質は極めて鮮明、且つ華麗な音色。鮮度感も抜群で少しも古さを感じません。ボレロダフニスとクロエ組曲No.2亡き王女のためのパヴァーヌスペイン狂詩曲初発は1969年発売。ステレオ録音。 プロダクト 品番34-26429商品名FR VSM 2C069-10239 ミュンシュ ラヴェル:管弦楽曲集レコード番号C069-10239作 曲家モーリス・ラヴェルオーケストラパリ管弦楽団指揮者シャルル・ミュンシュ録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国FR(フランス)盤カルテ(協奏曲)NEW NIPPER, STEREO (120g), Stamper 21F/21J, 仏製見開きジャケット。 オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-26429販売価格3,850円(税込) (さらに…)...
Read More