鬼才指揮者の若き日の名演、優秀録音◉マゼール指揮ウィーン・フィル◯チャイコフスキー・交響曲第4番

鬼才指揮者の若き日の名演、優秀録音◉マゼール指揮ウィーン・フィル◯チャイコフスキー・交響曲第4番

通販レコードのご案内超能力の域。楽譜を熟知した指揮の緻密さは驚嘆すべきものがあった。《ED2、オリジナル盤》GB DECCA SXL6157 マゼール&VPO チャイコフスキー・ 交響曲4番早熟の天才として幼いころからヴァイオリン奏者として名を成し、ニューイヤーコンサートではボスコフスキー再来とばかりに弾き振り感動与えてくれました。彼の指揮のもとで演奏した、ウィーン・フィルの楽団員は記憶力の抜群な指揮者だったと当時を語っていた。譜面をめくること無く、頭のなかでめくりながら指揮をしているようだったという。ドラマティックな展開に富むこの曲を覇気あふれるタクトで、ぐいぐい引っ張るマゼールの力量が魅力。この曲のカラヤンの演奏はすごい。しかし、そのカラヤンに畏怖を感じさせていたであろうマゼールの音楽もまたすごい。そんな超才能は、早熟の天才所以もある。8歳で大学オケを指揮してデビュー、9歳でストコフスキーの招きでロサンゼルス・フィルを指揮、さらにトスカニーニに認められNBC交響楽団を指揮、ニューヨーク・フィルにもデビューした。その少年に対して練習中はわざと音を外して嫌がらせをする立派な大人たちに、マゼール少年はプロの指揮者としてその間違いを指摘し健全な人間関係を築いていったという。このウィーン・フィルとの録音の前に、ドイツ・グラモフォンでベルリン・フィルとの録音もある。30歳の史上最年少でバイロイト音楽祭デビューを飾った時の録音で、わずか数年前までフルトヴェングラーが指揮し、今は帝王カラヤンが君臨する天下のベルリン・フィルを相手にしている。その5年後、名匠カルーショーが(5番のプロデュースを最後に)身を引いた後のことだ。当時のレコード会社の協定では掟破り覚悟のギリギリといえる同一曲の録音をウィーン・フィルで敢行。英国 DECCA 社としてはカラヤンとの契約が継続できるか不安定要素だったのだろう。たとえ保険としてのマゼールの器用だったとして、チャイコフスキーの交響曲、協奏曲をまとまった形で今、私たちは楽しむことができているのは嬉しいことです。チャイコフスキーは、録音が良いことは必須です。本盤は、クールかつクリアな雰囲気となっており、シベリウス同様チャイコフスキーにもピッタリ。朗々と鳴り渡る金管や明晰なティンパニなどは立派にロシアの雰囲気を醸し出している。決して明るすぎることのないシャープさは、けっして曲想から逸脱してはいません。英国 DECCA 録音の面目躍如といったところでしょうか。素晴らしい録音です。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト GB Decca SXL6157 – Lorin Maazel – Vienna Philharmonic Orchestra – Tchaikovsky ‎– Symphony No.4品番34-16384レコード番号SXL6157作曲家ピョートル・チャイコフスキーオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ロリン・マゼール録音種別STEREO コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤 Producer: Erik Smith Engineer: Gordon Parry Recording location: Sofiensaal, Vienna, September 1963 - October 1964 まだ若かったマゼールが、ウィーン・フィルを指揮してデッカにおこなったセッション録音。録音会場は、かつてデッカがウィーン・フィルとのセッション録音に多用したゾフィエンザールで、このホールでの収録時に顕著な生々しいサウンドが演奏の個性をいっそう引き立てています。 「ffss」のロゴ・マークでも知られたその鮮明な響きは細部にこだわり抜くマゼールの芸風との相性も良く、通常では意識しないような細部の音型をシャープに立ち上がらせたり自在で俊敏なドライヴ感を克明に伝えるなど、当時のマゼールならではの魅力をいっそう際立たせていたように思います。 ロマン派交響曲としてのスリルやダイナミズムを往年のウィーン・フィルの個性豊かな美しいサウンドで実現したユニークな内容。 販売レコードのカバー、レーベル写真 ED2 レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「 FULL FREQUENCY 」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4 よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。またラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝( GROOVE )があります。ここまではファースト・ラベルと同一デザインです。ただし、ラベル上部10時位置の文字が、「 Made in England By … 」に変更になりました。多くの専門家の間で、このセカンド( ED2 )の音質は、ファーストラベル( ED1 )に似ているという意見が多いです。 WIDE BAND WITH GROOVE MADE IN ENGLAND ED2, STEREO 1枚組(150g), Release 1965, Stamper 1W/3G。 通販レコード品番34-16384特別価格8,800 円(税込)通常価格11,000 円 詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
Read More
青白い炎で火傷する*クレンペラー指揮フィルハーモニア管、ヤノヴィッツ、ゲッダ、ポップ、ベリー モーツァルト・魔笛

青白い炎で火傷する*クレンペラー指揮フィルハーモニア管、ヤノヴィッツ、ゲッダ、ポップ、ベリー モーツァルト・魔笛

現代でも揃えるのは不可能な豪華メンバー ― 3人の侍女にはシュワルツコップ、ルードウィッヒ、ホフゲンの名歌手たちの贅沢さ。 この全曲盤を鑑賞するに際して素晴らしいところは、《序曲》での弦楽器のレガートの美しいことで期待が高まる。クレンペラー晩年の「フィガロの結婚」と異なり、ここでのオーケストラの規模は大きい。  また巨大なスケールは物理的な要素だけではない。この子供向けともされるメルヘン・オペラがブッファ的なものではなく壮大な物語の始まりなのだということを宣言しているようで、幾分冷ややかな表現ながら毎度のごとく音楽は冷たい色のまま白熱して行く。  贅沢な名歌手たちは微塵の妥協無く、どこもかしこも指揮者の期待通りに応えていて、クレンペラーの創り出す音空間は深遠な「魔笛」の世界を垣間見させてくれる。 この録音にも無限の価値がある。《独ラージ・ドッグ・セミサークル黒文字盤》DE EMI 1C157 10 0031 クレンペラー モーツァルト・魔笛(全曲)1964年3~4月、キングスウェイホール・ロンドンでのセッション録音。ご存知の方も多いと思うが、この「魔笛」にはセリフがないのだが音楽的にこれだけ充実した「魔笛」があるだろうか。クレンペラーの音楽性と、それを音楽にする力量が無ければ、これだけ充実した演奏はできないのではないかと思う。また、キャストも豪華。合唱指揮はウィルヘルム・ピッツ。英初発はホワイト・エンジェル盤。1964年3月、キングズウェイ・ホールでの録音セッション、クレンペラーの“モーツァルト・オペラ”の初録音となった《魔笛》。このシンフォニックなクレンペラーの音作りが評判となり、後の《ドン・ジョバンニ》、《フィガロの結婚》、《コシ・ファン・トゥッテ》に繋がった。クレンペラーは元々オペラ指揮者だったが、残念ながら本盤の《魔笛》を始めとするモーツァルトの一連のオペラと、ワーグナー「さまよえるオランダ人」位しか全曲の演奏記録は残されていない。しかし、これらのオペラの録音は新しい同曲の演奏が出てきても決して忘れ去られることはないと思う。 通販レコード詳細・コンディション、価格 Wolfgang Amadeus Mozart - Nicolai Gedda ‧ Gundula Janowitz ‧ Walter Berry ‧ Gerhard Unger ‧ Lucia Popp ‧ Elisabeth Schwarzkopf ‧ Christa Ludwig ‧ Ruth-Margret Pütz ‧ Marga Höffgen ‧ Franz Crass ‧ Gottlob Frick ‧ Der Philharmonia Chor London , Einstudierung Wilhelm Pitz ; Das Philharmonia Orchester London ; Otto Klemperer ‎– Die Zauberflöte - EMI – 1C157 10 0031プロダクトレコード番号1C157 10 0031作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト演奏者ニコライ・ゲッダ グンドゥラ・ヤノヴィッツ ヴァルター・ベリー ルチア・ポップ ゴットロープ・フリック フランツ・クラス エリーザベト・シュヴァルツコップ クリスタ・ルートヴィヒ マルガ・ヘフゲン フィルハーモニア合唱団オーケストラフィルハーモニア管弦楽団指揮者オットー・クレンペラー録音種別STEREO"LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH BLACK LETTERING, STEREO 3枚組(120g/110g/120g)。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国DE(ドイツ)盤解説書付き、優秀録音、名演、名盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-21258 販売価格 7,700円(税込) (さらに…)...
Read More
あせらず新年度からでも再開できたらと⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中

あせらず新年度からでも再開できたらと⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。第4撰(曲目)藤山一郎影を慕いて東海林太郎むらさき小唄新橋喜代三明治一代女の唄上原敏流轉浅草〆香流れ三味線上原敏、浅草染千代倅でかした浅草染千代しぐれ旅上原敏、青葉笙子鴛鴦道中上原敏上海だより高峰三枝子湖畔の宿 (さらに…)...
Read More
モダン楽器のよさを満喫◉ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管 バッハ・ブランデンブルク協奏曲 第3、5番

モダン楽器のよさを満喫◉ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管 バッハ・ブランデンブルク協奏曲 第3、5番

ドイツの伝統を踏まえたバロック音楽の演奏としては無視できない内容だ。GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番ブランデンブルク協奏曲第5番は第1楽章のフルートに柔らかく暖かい弦がらみながらのゆったりとした流れに、この曲の良さを実感します。  第2楽章での、フルートの寂寥感に暖かいヴァイオリンのコントラスト、支えるチェンバロのトリオが味わい深く、そして、第3楽章の非常に明快なフーガが展開されていく様子は聴いていて実に心地よいです。  ミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は、しっかりとした音の輪郭、そして弦楽器のつやのある音色。それに手ごたえのある音のアンサンブルが、何よりも心地よく響いてくる。このミュンヒンガーの演奏はバロック音楽が大人気になるきっかっけを作ったとして有名、非常にリズムがしっかりしており、骨太でな音楽です。たっぷりの安定感で、ひたすらしっかりとしています。まるで、ずっしりとした大木がぐいっとパワフルに生えているような、ゆるぎのない素晴らしい演奏となっています。また、弦楽パートを中心とした楽器の音色は、かなり明るめで、加えて、この演奏にはそれほどの深刻さがありません。つまり、音楽を聴いて何かを深く考えてしまうということとは無縁の演奏のタイプです。 言い換えればミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は非常にかっちりとしたスキの無い、安定感に満ちた演奏。そして、それほど心に響くようなものではなく、それでいて各楽器は極めて美しく鳴り響いていて素晴らしい。  素晴らしく美しく響いている。これが物足りないようなときもありますが、それでもいつの間にかバッハの世界に浸りこむことには抵抗の出来ない魅力の力でしょう。 (1) record date:1958年10月 (2) record session:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール (3) p&e:ジェームズ・ウォーカー (4) addition:優秀録音、名盤 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番34-22206商品名GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番レコード番号SWL8001作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハオーケストラシュトゥットガルト室内管弦楽団指揮者カール・ミュンヒンガー録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 "ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA"WIDE BAND WITH GROOVED ED1, STEREO (80g)10inch盤, Release 1959, Stamper 2M/2M。 コンディション ジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤 現代的な感覚に裏打ちされた整然たる演奏で、その骨格のしっかりした造形の美しさと緻密なアンサンブルは抜群のものである。1958年10月の音響の良いヴィクトリア・ホールでの録音。独奏者にクロツィンガー(ヴァイオリン)、コッホ、アゾネ(ヴィオラ)、ヴァルヒャ(チェロ)、グラス、フルードリッヒ・メス(フルート)、レヒナー(ハープシコード)。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-22206通常価格3,850円(税込) (さらに…)...
Read More
今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

通販レコードのご案内名手シェリングがステレオ初期に RCA に録音した若き日の名演。スペイン情緒はそんなにないにしても艶やかな音で楽しませてくれる。《RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤》IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲 シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。美音の持ち主は往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。  シェリングを退屈なヴァイオリニストという意見が一部にありますが、いえいえそういうことはありません。ここで聴かせるシェリングは充分に情熱的で情緒にも何の不足もありません。そのヴァイオリンの音は艶やかに歌い上げますが一切不足にならないところが流石です。  シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである。随所に出てくる和音を、まるでオルガンで演奏しているかのように演奏することは生易しいことではないはずだ。また、シェリング特有の上から下に弾く和音によってリズムが躍動するのも好きだ。次に、音のニュアンスが幅広い点も気に入っている。シェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの無伴奏全曲聴けば、全て納得頂けると思います。本盤は、そのバッハをラロに移し変えたような快演。  録音、演奏共に極めて優秀と断言できます。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番34-7154商品名IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲レコード番号KV119作曲家エドゥアール・ラロ演奏者ヘンリク・シェリングオーケストラシカゴ交響楽団指揮者ワルター・ヘンデル録音種別MONO コンディション ジャケット状態EXレコード状態M-製盤国IT(イタリア)盤 優秀録音、名盤。清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は、今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤。 販売レコードのカバー、レーベル写真 VICTROLA DARK MAGENTA WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組(150g)。通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-7154特別価格1,760円(税込)通常価格2,200円(税込) (さらに…)...
Read More
ゴツゴツした肌触りの異形*ホーレンシュタイン ウィーン・プロ・ムジカ管 ヤナーチェク・シンフォニエッタ&タラス・ブーリバ

ゴツゴツした肌触りの異形*ホーレンシュタイン ウィーン・プロ・ムジカ管 ヤナーチェク・シンフォニエッタ&タラス・ブーリバ

全奏部の巨大なエネルギーと弱音部の陶酔的な響きの対比はフルトヴェングラーに通ずる美術的センスでまとめている。ごつごつした肌触りの異彩を放っている。通販レコードのご案内《仏フレッシュ・ラベル濃緑文字盤 オリジナル》FR PATHÉ PL9710 ホーレンシュタイン ヤナーチェク・シンフォニエッタ両端楽章の遅さはこの曲の最長記録ではなかろうか、かなり個性的なヤナーチェク演奏だが、それでも緊張感が持続し間延びしないのはさすが。表情はたっぷりついているのに客観的な見通しの良さがホーレンシュタインの不思議なところで、レッグがカラヤンと目指したことを継承するのに相応しいと感じていたのだろう。ひたひたと音楽が伝えたい事を語りかけてくる。透明で明晰なブルックナーは、今でも存在意義を主張できるほどだ。本盤でもそれがわかる、彼のマーラーやブルックナー同様に、悠久の大河にも似た巨大な音楽が繰り広げられています。  巨大なスケールと濃厚な情感表現で知られるホーレンシュタイン(1898〜1973)は、マーラーやブルックナーに早くから取り組み、その普及に尽力した功績でも有名。現在でも重要なロシア生まれの指揮者たち ― エウゲニー・ムラヴィンスキー、キリル・コンドラシン、イーゴリ・マルケヴィッチ、ヤッシャ・ホーレンスタインら ― は尊敬されてはいるけれども、国際的な影響をまずほとんど及ぼしていない。ムラヴィンスキー、コンドラシン、マルケヴィッチのチャイコフスキー、ショスタコーヴィッチ、ベルリオーズなどでは今も決定的名盤が記憶を呼び覚ましてくれるが、ホーレンシュタインにはマーラーぐらいが機会となる程度。  ヤッシャ・ホーレンシュタインは現ウクライナのキエフ生まれ。ステレオ録音が隆盛を迎える直前の1973年にアメリカで没した。6歳の時一家でロシアを離れ、ケーニヒスブルクとウィーンで音楽を学んだ。ブッシュ、マルクス、シュレーカーなどの教えを受けた後ベルリンでフルトヴェングラーの助手となって経験を積む。1925年にマーラーの交響曲第2番を指揮してウィーンにデビュー。28年にデュッセルドルフ市立劇場の首席指揮者となる一方ヨーロッパ各国に客演。33年にナチスに追われてドイツを離れ、37年よりモンテ・カルロのロシア・バレエ団指揮者。翌年パレスチナを経てアメリカに渡る。戦後は主にウィーンで活躍。晩年はロンドンで活躍した。スケールの大きな正攻法の重厚な芸風を聞かせたが、指揮者としては不遇で録音にも恵まれなかった。しかし晩年の録音がまとまっており、中でもロンドン交響楽団とのマーラー交響曲第1番、第3番は代表作と言える。他にブラームス第2番、ニールセン第5番などのライヴがあった。スペシャリストとして知られたマーラーでは他にロンドン交響楽団とのマーラー第4番、ブラームス第1番などがあった。  LP初期からクラシック・ファンに愛好されてきたアメリカの VOX レーベルは1945年創立。クレンペラーやホーレンシュタイン、ブレンデルやクラウス、クリーンなど欧米の一流アーティストによる録音を数多く所有、いずれも香り高く音楽愛好家の渇を癒す個性的演奏揃い。DECCAやPHILIPSが ― 英EMIはまだ懐疑的だった ― ステレオ録音を本格的に行う直前で、モノラル録音であるのは致し方無い。それほど数は多くは無いもののレコーディングにも熱心に取り組み素晴らしい成果を遺したヤッシャ・ホーレンシュタイン。彼の音楽は一言でいって、クレンペラーの構成感と、ワルターの豊かな歌をあわせ持った演奏。VOXの看板指揮者だった彼を、名プロデューサーは度々EMIに引き抜こうとしている。それがかなわず、クレンペラーがカラヤンの後釜になったことは有名な巨匠伝説。本盤は、米 VOX がウィーンに出向いてレコーディングをしていた時代のレコード。《シンフォニエッタ》はフランス国立放送管弦楽団との1952年2月録音がある。 ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団の名義は、ここではウィーン交響楽団の変名。ごつごつとした髪を振り乱しての精力的な指揮ぶりで聴かせる全奏部での爆発的なエネルギーの発散と緊張感の持続で聴かせる弱音部での陶酔的な響き。 ― 近未来的な響きを追究した音楽を大局的な視点での構成の確かさとを感じることが出来ます。彼の指揮者としての技量を物語るエピソードして、イギリスBBCが1958度の予算消化のため、急きょマーラーの交響曲第8番の演奏が計画された。「千人の交響曲」と称される膨大な演奏者を必要とする作品を、わずか半年の準備と総練習なし、しかもホーレンシュタイン自身初めて振るというとんでもない条件の元、1959年3月20日、それこそぶっつけ本番で成功させたというのがある。 ホーレンシュタインはフルトヴェングラーの助手をしていたことで、バルトーク、ヤナーチェク、 ニールセンとの交友を持った。 1927年にフランクフルトで国際現代音楽協会のフェスティヴァルが行われ、このときはバルトークをソリストに迎えてフルトヴェングラー指揮でピアノ協奏曲第1番の初演などが行われたのですが、ホーレンシュタインはこの時フルトヴェングラーのための下稽古を行った。オーケストラはフランクフルト歌劇場のオーケストラで、7月1日にフルトヴェングラーがバルトークとニールセンの5番を振った他、ヘルマン・シェルヒェンとワルテ・ストララムが他の曲を指揮した。3日間の間にホーレンシュタインはバルトーク、ヤナーチェク、ニールセンと会った。 『バルトークはヴェーベルンのハンガリー版で、非常に几帳面で、音楽的原則の人で、人間的というよりも生きた百科事典のような人だった。ニールセンは逆に人間的以外の何者でもなかった。ヤナーチェクは見た目、オーストリアかチェコの旅館か喫茶店のオーナーという感じで、ウェストコートにチェーンを付けていたりして、とてもブルジョワ、中流 ― 下の方だが ― という感じだった。 私がフルトヴェングラーのためにリハーサルをしているとき、ヤナーチェクは後ろの方に坐っていたが、私はコンサート会場の建物の支配人か誰かと思っていた。初日はオペラハウスでのクレメンス・クラウス指揮のブゾーニ『ファウスト博士』だったのだが、その後レセプションで遅くなってから紹介されて、はじめてヤナーチェクだと知った。リハーサルの時は休憩の時も話し掛けて来ず、私やニールセンを無視して坐っていたからだ。』と回想している。  そして、フルトヴェングラーが到着してから行なった2回のリハーサルは、フルトヴェングラー立ち会いのもと行われた。ホーレンシュタインはフルトヴェングラーに見てほしくて、オーケストラを何度も止めて注意を出していたが、後でフルトヴェングラーに「君は一曲を通して演奏することの大切さを過小評価している」と注意された。また、1930年代にはデュッセルドルフでリヒャルト・シュトラウスと知り合い『氷のように冷たい。氷のように冷たい音楽の皇帝。』と彼に感想を持った。この時、リヒャルト・シュトラウスから受けた注意を彼が意図していたことを理解するのにホーレンシュタインは25年かかった。しかしリヒャルト・シュトラウスは本当にそうすることを言ったのではなく、指揮する際の目の重要性を強調したのだ。 1955年9月15〜18日のウィーンでのセッション録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトPathé/Vox PL 9710 - Leos Janáček - Sinfonietta / Taras Bulba - Jascha Horenstein, The Pro Musica Symphony Orchestra Viennaレコード番号PL9710作曲家レオシュ・ヤナーチェクオーケストラウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団指揮者ヤッシャ・ホーレンシュタイン録音種別MONOFLESH WITH DARK GREEN LETTERING, MONO, Release 1956。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX-製盤国FR(フランス)盤オリジナル通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは 品番 / 34-5566特別価格 1,650円(税込)通常価格 2,090円(税込) (さらに…)...
Read More
「威風堂々」だけでなく艶めかしい名曲もある★カンポーリ、ボールト指揮ロンドン響☆エルガー・ヴァイオリン協奏曲

「威風堂々」だけでなく艶めかしい名曲もある★カンポーリ、ボールト指揮ロンドン響☆エルガー・ヴァイオリン協奏曲

クライスラーが演奏するのを念頭にエルガーが作曲した至極高潔な、このヴァイオリン協奏曲を些かも演奏に押し付けがましさが微塵もなく、明るくサラリとカンポーリは仕上げている。通販レコードのご案内《英国プレスのモノラル・フラット初出盤》GB LONDON LL1168 カンポーリ&ボールト エルガー・ヴァイオリン協奏曲その凄さが、これみよがしになっていないのが心憎い。歌うようなヴァイオリンの音色という形容は、これこそ肉声の歌声を聴いているようなカンポーリの録音にこそ言える至福の一枚。  そしてまた、楽譜に書かれた音符から読み取った教官に忠実に、楽器が放つ音に色彩や音量の変化を綿密に施していくカンポーリの音楽性は、トルソーの少女像が甘美な官能的なものに変化していく様な艶めかしさも感じられて脱帽もの。類まれな技巧を駆使して豊かな情感が表現されるが、その情感にはあくまで上品で繊細な響きの持ち主、アルフレツド・カンポーリ。名前からして純粋なイタリア人と思えるが、活躍の場は女王陛下の国英国。バッハもモーツァルトもベートーヴェンもイタリアのやり方を見習い、その手法で自分の音楽を書きましたが、カンポーリは祖国イタリアを、異国の地、英国で DECCA の力を借り、国際スタンダードにした立役者と云ったところか。カンポーリのバイオリンは官能的なまでに甘美でありながら、ぴんと張りつめるような緊張感を保って伸びやかに歌っている。イタリア人という彼の中のラテン的な明るさとストラディヴァリスの豊穣な音色が相まって、 ゆっくりとした時間の流れに身を委ねることが出来ます。1954年10月28〜29日、キングスウェイ・ホールでの録音。  《英国でもっとも有名な作曲家〜エルガーの渋いヴァイオリン協奏曲は大人の味》 ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、シベリウス、ブルッフなどと有名コンチェルト七大としたい。しかし、この曲は曲への深い共感と、自然な息づかいで精神的な余裕が感じられる演奏である必要がある。そこが課題だが、平然と演奏できるようになるには、作曲の背景にある《とある人類が引き起こした悲しい歴史》の生々しい記憶が遠いものと成ってからのことかもしれないが。  大英帝国を誇っていたイギリスは、クラシックの黄金期といえる18、19世紀には、欧州中から流行の最先端の作曲家を招き入れることに夢中で、自国の作曲家の排出には不毛の時代でした。20世紀近くになって、ようやくこのエルガー卿が登場します。エルガーというと、「威風堂々Pomp and Circumstance Marches」で日本人にもよく知られています。あのメロディこそは、「紳士の国イギリス」というフレーズを日本人にもっとも強く意識させるものではないでしょうか。  エルガーは片田舎出身の音楽教師から、英国作曲家界をリードするまで出世します。レコード録音にも積極的で、国内各地の音楽フェスティバルを移動ラジオカーで中継放送することにも私財を投じて、イギリス国内中で自国の流行音楽を楽しめるようにしたのです。エルガーの協奏曲作品はヴァイオリンとチェロのための協奏曲が1曲ずつ。ヴァイオリン協奏曲が1910年、チェロ協奏曲が1918年とともに20世紀の作品です。バルトークの遺構としてのちに発見されたヴァイオリン協奏曲はのちに第1番とされました。この作品は1907~08年の作品です。プロコフィエフの第1協奏曲が1916~17年、20世紀を代表するベルクの作品が1937年でした。イギリスの作曲界の遅れてきた事情により、すでに表現主義の時代にあってロマン的な作風の作品です。  それが故か、英国民が彼の音楽に親しみを抱くのは難しくないものですが、グローバルになりきれないところです。ヴァイオリン協奏曲としては50分に迫るという長大は、独奏者に求められるものも大きく、技術のほか体力も要するものです。この曲は世界の数あるヴァイオリン協奏曲の中でも最大級の規模なので、ベートーヴェン、ブラームス、シベリウスと比べても、なかなか演奏の機会に恵まれません。ハイフェッツ、メニューインの録音で当時のレコード会社は名曲の仲間入りをトライしますが、クライスラーが演奏するのを念頭にエルガーが作曲した至極高潔な、このヴァイオリン協奏曲は曲者なのかもしれません。献呈を受けたクライスラーは、「不滅の作品を生み出した」ことを称賛しましたが録音は残していません。  イギリスが生んだ大指揮者で、ホルストの『惑星』の非公式初演、ヴォーン=ウィリアムズの田園交響曲や交響曲第4番の初演を任された人物として知られているサー・エイドリアン・ボールトの指揮は作品への共感から成り、作品の大きな構築の中の抒情を拾い出します。作品の大きさにあわせて、スケールも大きい。女王陛下の国英国で活躍したカンポーリは、この大きな構えの音楽と支えにのり、叙情豊かなこの協奏曲の美質を紡いでいきます。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号LL1168作曲家エドワード・エルガー演奏者アルフレッド・カンポーリオーケストラロンドン交響楽団指揮者エイドリアン・ボールト録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 RED WITH GOLD LETTERING, MONO FLAT 1枚組(190g), Stamper 2A/1A。優秀録音、コレクションアイテム英国 DECCA ffrr の名盤 LXT5014のLONDONレーベル盤です。 音場型のステレオ盤に比べてモノラルは音像型。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくない良い音です。また、こうしたモノラル盤は単にモノーラルになっているだけではなく、ステレオ盤とは別にセッション録音したのがあります。  モノーラル盤はステレオ盤より力感があり、そこはブルーノートのモノラル盤と共通していますが奥行きでオーケストラの存在感を出している点で、わたしはオレンジラベル盤が好きです。コンディションジャケット状態EXレコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-27417 販売価格 6,600円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 CDはアマゾンで Milestones of a Legend 美音で名を馳せたヴァイオリニストですが、瑞々しい迫力ある音色は異名に嘘のない素晴らしさ。カンポリの親しみやすい演奏は、懐かしさを感じさせ感動的、ずっと聴いていても飽きません。 (さらに…)...
Read More
五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート<2020年2月から休止中>(2022/1/1) 年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。  SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。  令和4年元日(ご案内)再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。イベント名第73回蓄音機を楽しむ会期日6月26日(未定)場所五福公民館住所860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。平成版・名曲新百選選定中 五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 (さらに…)...
Read More
語り継がれていく名盤 聴き手の心を震わせる、ヨハンナ・マルツィの誉れ高き名盤 随所に女流らしい味わいがある。

語り継がれていく名盤 聴き手の心を震わせる、ヨハンナ・マルツィの誉れ高き名盤 随所に女流らしい味わいがある。

語り継がれていく名盤 ― 聴き手の心を震わせる、誉れ高き名盤。 通販レコードのご案内《英プレス盤 SEMI-CIRCLE ANGEL》GB ANGEL ANG35137 ヨハンナ・マルツィ パウル・クレツキ フィルハーモニア管弦楽団 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 マルツィの代表的な名盤で、英COLUMBIA盤はコレクターズ・アイテムとして有名な高額盤。このANGEL盤は英国プレスでジャケットのみ米国で作られています。値段はCOLUMBIA盤よりかなりリーズナブルです。イギリス・プレス盤、モノラル録音。1954年2月にロンドン、キングズウェイ・ホールでのセッション録音。詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=27451  ヨハンナ・マルツィは1924年ハンガリー生まれ。生前のフバイに教えを受け、その才能を約束された。大戦を逃れ、夫婦はスイスへ移住。当初、オランダで活動を行う。1950年、スイスで出会った富豪からイタリアの銘器、カルロ・ベルゴンツィ「タシリオ」を貸与され、全ての録音に使用した。1953年ロンドン・デビューを果たし、そして、ウォルター・レッグの目に留まり、このブラームスが英Columbiaで最初の録音となった。  その容姿ゆえ、英国で人気の高かったマルツィのブラームスはこのように録音され、60年を経た今なお多くのファンから高い支持を得ている。今から思えば女流ヴァイオリニスト・ブームというのは、このLPから始まったように思う。このレコード録音ほど、それまで意識したことのなかった女流奏者という存在を印象付けたLPは無い。確かにこの曲には名だたる名演がひしめく。ブラームスという曲と女流というのがとても合っているようだ。女性ならではの切ない情念が包み、しかもそれが高い気品を持った名品。  いかに優れた音楽家であったにせよ、ハンガリーの片田舎出身のヴァイオリニストが、その死後40年以上経た今日も名声と伝説とオーラを保ち解き放っているという事実は驚嘆に値する。勿論この名声と伝説はこれからも語り継がれていくと思います。  異常なまでの集中力とそれを支える精神力は、マルツィの演奏に感じさせる類いまれな緊張感のエネルギーみたいなもので、演奏する作品と何とも云えない一体感を感じさせてくれます。 若きマルツィの清楚でひたむきな演奏の魅力を十二分に堪能できるもの。 通販レコードのご案内《英プレス ステレオ盤》GB HELIODOR 89 620 ヨハンナ・マルツィ オイゲン・ヨッフム バイエルン放送交響楽団 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲4番、交響曲39番 ヨハンナ・マルツィが残した唯一のモーツァルト協奏曲4番として高名な録音。オリジナルのモノラル録音のグラモフォン盤はコレクターズアイテムとなっています。これは1966年にステレオ化して発売されたもので、音質的にはオリジナルの力強さを損なわない上手にまとめられたものです。特にヴァイオリンの音色は張りと艶のある高音質で、マルツィの名演を鑑賞するには好適の一枚。イギリス・プレス盤、ステレオ録音。1952年11月3,4日/1954年6月1,2日、ミュンヘンでのセッション録音。名演、名盤。 マルツィのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の録音というと第3番はサヴァリッシュ指揮フィルハーモニア管との EMI 録音、ヨッフム指揮バイエルン放送響との放送録音、オッテルロー指揮オランダ放送フィルの放送録音の3種類が現存、それらは中古オリジナル盤でも購入可能。  第4番の録音は本盤が唯一のもので、表現がストレートに過ぎる気がしないではありませんが若々しいひたむきさで、弾けるような表現にはすっかり惹き込まれてしまいました。  ヨッフムの指揮するオーケストラの端正で明朗な表現はマルツィのソロと素晴らしい相性を示しており、共々フレッシュな表現を作り上げていて素晴らしい聴き映えのする録音に仕上がっています。 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=27037 特筆すべきは第2楽章の美しさ ― マルツィの最大の持ち味である驚異的な集中力とクリアで輝かしい音色は、聴き手の心を震わせる力強さをもっており、濁りのない素晴らしい演奏を聴くことができます。 通販レコードのご案内《米プレス サンプル・コピー盤》US DECCA DL9858 ヨハンナ・マルツィ フェレンツ・フリッチャイ ベルリンRIAS交響楽団 ドヴォルザーク・ヴァイオリン協奏曲 マルツィの誉れ高き名盤の一つである、ドイツ・グラモフォンにセッション録音したヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。マルツィの最大の持ち味である驚異的な集中力とクリアで輝かしい音色は、聴き手の心を震わせる力強さをもっており、特筆すべきは第二楽章の美しさ。フリッチャイのタクトのもとオーケストラの反応もよく、濁りのない素晴らしい演奏を聴くことができます。アメリカ・プレス盤、ステレオ録音。1953年6月3-5日にベルリン、イエス・キリスト教会でのセッション録音。pink label(非売品)、優秀録音、名演、名盤。 彼女のソロは表現がストレートに過ぎる気がしないではありませんが、若々しくひたむきさで弾けるような表現にはすっかり惹き込まれてしまいました。フリッチャイのオーケストラの端正で明朗な表現は、マルツィのソロと素晴らしい相性を示しており共々フレッシュな表現を作り上げていて素晴らしい聴き映えのする録音に仕上がっていると思います。 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=19249 (さらに…)...
Read More
五福公民館で行ってる蓄音機を楽しむ鑑賞会の再開は未定です⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中です。

五福公民館で行ってる蓄音機を楽しむ鑑賞会の再開は未定です⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中です。

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。第4撰(曲目)藤山一郎影を慕いて東海林太郎むらさき小唄新橋喜代三明治一代女の唄上原敏流轉浅草〆香流れ三味線上原敏、浅草染千代倅でかした浅草染千代しぐれ旅上原敏、青葉笙子鴛鴦道中上原敏上海だより高峰三枝子湖畔の宿 (さらに…)...
Read More