オペラ入門の第一歩に ヴィントガッセン、ニルソン、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・神々の黄昏・ハイライト

オペラ入門の第一歩に ヴィントガッセン、ニルソン、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・神々の黄昏・ハイライト

録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達している。 アルベリッヒの子ハーゲンは父の遺志のために、指輪を奪うことを考えている。彼には異父兄弟のグンターとグートルーネがいる。ジークフリートに過去の女性を忘れさせる薬を飲ませてグートルーネに求婚させ、その条件にブリュンヒルデを騙してグンターと結婚させる。夫の裏切りを怒ったブリュンヒルデはハーゲンにジークフリートの弱点を教える。狩りで記憶を戻したジークフリートはハーゲンに殺されてしまう。ブリュンヒルデは夫を焼く火の中に飛び込むと、ワルハラ城も炎上してしまうという何とも云えない壮絶なストーリーだが、神話の世界のことだと片付けられないような現実感。現代の世界情勢は『指環』の呪いにかかっていたのか。 ― とまれ、このヒロイン・ブリンヒルデを演じられる(歌える)歌手は超限定されてくる。ソプラノに恵まれていた時代とはいえ、英デッカの人選は正しかったと思う。  クナッパーツブッシュによる、1951年バイロイトでの「指環」全曲ライヴ録音のリリースを断念したカルショーは、スタジオ録音を計画。まず、「ワルキューレ」からその録音は始まったが(1957年10月)、クナッパーツブッシュはカルショー・チームに非協力的で、結局カルショーは、断念。その時の、クナッパーツブッシュによる第1幕の録音だけはリリースされた。  どこからか働きかけがあったのかどうか、ショルティに白羽の矢を立て本セットの三幕テスト録音した結果、出来上がりは上々。最終的にショルティを指揮者に据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は完成。当然社運をかけたプロジェクト。ワルキューレ三幕テスト録音同様、録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達していることは言うまでもない。 通販レコードのご案内 《英 溝あり、ワイドバンド ED2 盤》GB DECCA SXL6220 ゲオルク・ショルティ ワーグナー・神々の黄昏 Ht  三夜の《神々の黄昏》でブリンヒルデを歌うのはスカンジナビア軍団と既に予行演習を済ませたフラグスタッドではなく同じく北欧出身ニルソン。こちらもフラグスタッドに負けず劣らずのヴァイキング譲りの大きな体格から発せられる奥行きを伴った深遠な声は、ピッタリ。ステレオ録音。1965年10月~11月ウィーン、ゾフィエン・ザール録音■プロデュース:ジョン・カルショー、エンジニア:エリック・スミス&ジェイムズ・ブラウン。名演、名盤、優秀録音。 GB DECCA SXL6220 – SOLTI Wiener Philharmoniker - WAGNER - Götterdämmerung HIGHLIGHTSレコード番号SXL6220作曲家リヒャルト・ワーグナー演奏者ビルギット・ニルソン ヴォルフガング・ヴィントガッセン ゴットロープ・フリック ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ゲオルク・ショルティ録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真通販レコード詳細・コンディション、価格 "MADE IN ENGLAND BY THE DECCA"WIDE BAND WITH GROOVED ED2, STEREO 1枚組(160g), Stamper 2W/2W, Release 1965。ジャケット状態EXレコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤 詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-16938 特別価格 4,400円(税込) 通常価格 5,500円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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新型コロナウイルスに効く「ピアノの詩人」ショパンの意欲作〜〝男前〟のショパンを聴かせたピアニストたち

新型コロナウイルスに効く「ピアノの詩人」ショパンの意欲作〜〝男前〟のショパンを聴かせたピアニストたち

ショパン演奏の金字塔通販レコードのご案内GB LONDON CS6422 アシュケナージ ショパン:バラード&エチュード真摯な情熱と高度な音楽性が最高度に発揮された「4つのバラード」は、ショパン最盛期の傑作です。バラードというタイトルは、ショパンが初めてピアノ曲に対して用いた標題だそうです。ポーランドの詩人アダムミツキェヴィチのバラッドから霊感を得て、作曲活動に役立てたといわれています。しかし、実際に詩の内容をなぞるような物語詩的な展開をもつ音楽として書かれた訳ではありません。形式的に見ても、中世の吟遊詩人が竪琴を弾き語りしながら歌ったという定型詩としてのバラードの形式よりもソナタ形式に近いので、ショパンがシューマンやリストが書いたような標題音楽的なプロットをもった音楽を目指したのでもないことは明らかです。 それなのに、これらの4曲はどれも、聴き手の中でさまざまな感情の動きを生み出します。しかも単純な喜怒哀楽ではなく、音楽の中を移ろっていく、感情の機微。ドラマティックな音楽の展開に触れて自分の中にこんな景色があったのかと驚くもの。その音楽の展開に何か特定のストーリーを当てはめずとも、私たち一人ひとりが書き落とすことができるという世界中探したって同じものが見つからない、たった一つのストーリー。ショパンの曲集中、最も感情の起伏が大きいのが、バラード。通して聴くより、1曲ずつ聴く方が良いかも知れません。ショパンのバラードは、聴き手の中に豊かで多彩な感情の変化を起こす力を手伝う音楽です。1965年発売ですから、まだ20歳代のころの録音。後の全集録音の先がけともなった、まだ西側へ亡命後間もない時期の若きアシュケナージの溌剌たる演奏。タッチがとても軽やかで美しく聴く人を魅了しつづけています。アシュケナージらしく、難しいパッセージも軽々と弾きこなして難しく感じさせないナチュラルな演奏です。​プロデュースはデッカの重鎮カルショウ。丸く暖かみのあるフォルテがアシュケナージの良さ、《バラード1番》の序奏から段違いの深さを聴かせてくれます。シューマンがとても気に入った曲でもあり、この曲の難かしい箇所は、やはりコーダであるといえます。ただアシュケナージ自身が言うように、「指が太くて短いので(細い指をしていた)ショパンの曲はとても弾きにくい」ということを実感させる箇所はあるのですが。それがまた人間味を感じさせるところにもなっているのです。デッカSXL6143相当盤、英国プレスです。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 新型コロナウィルスにショパン♪が一番の対処法!新型コロナウイルス感染拡大で、4年の一度のオリンピックが一年延期して行われますが、5年に一度開催される「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」を2021年10月に延期すると発表した。同コンクールはクラシック音楽の三大コンクールの一つとして知られる。1927年に始まり、多くの世界的音楽家を輩出してきた。優勝経験者にはマルタ・アルゲリッチやスタニスラフ・ブーニンらがいる。70年には内田光子さんが2位になるなど日本勢の活躍も目立っている。  さて新型コロナウィルスに対して、予防には手洗い、うがい、アルコール消毒と言われていますが、それ以外に音楽にもあり、ショパンの音楽に効果が高いという話です。がんの発生を抑制する効果に音楽が持っている波動があり、新型コロナウイルスにも効果があるのではないかと言われています。名前は明快になっていませんが、その医師が100曲以上で確認した中で、「バラード第1番」が新型コロナウィルスの波動を消したそうです。10分ほどの全曲を聴き終われば半日効果があるそうで、途中で聴くのを止めるとまたウィルスの波動が出てしまうので注意が必要です。というものです。ショパンの「バラード第1番」は、スケートの羽生結弦がパフォーマンスしたことで知られた曲です。映画「戦場のピアニスト」では、ナチス兵から隠れて住んでいた主人公が、ナチ将校に見つかってしまった時に、この曲を演奏して命を救われています。将校は音楽に造詣があり、達者なピアノでベートーヴェンの月光ソナタを弾いていましたが、対して「バラード第1番」を選んだのは。その時、違う曲を演奏していたらどう人生は変わってしまっていたか。 ショパン自身、病弱でシチリア島で静養していたとき、「雨だれのプレリュード」で精神の危機を乗り切っています。とはいえ、1955年にショパンコンクールで入賞。特にショパン作品の解釈で有名となり、ロンドンに移って国際的に活躍した、中国の知識階級出身のピアニスト、フー・ツォンが新型コロナウイルスに感染し、2020年12月28日、ロンドンで死去したことを、わたしたちは忘れていない。 人の心や身体への効果の程はミステリーながら、新型コロナウイルスのおうち時間に、ショパンの音楽を腰を据えて聴いているという声も聞きます。そういう向きに、おすすめします。 アレクシス・ワイセンベルクによるショパンの若き日の傑作。通販レコードのご案内FR VSM 2C069-10.445 ワイセンベルク ショパン:ピアノ協奏曲1番華麗でしかも憂愁な気品に充ちた作品を、ブルガリア出身のピアニスト、ワイセンベルクが、ロマンティックな情感を込めながらも颯爽として若々しく、力強さに溢れた輝きを放つ名盤です。ポーランドの名指揮者スクロヴァチェフスキとパリ音楽院管弦楽団の柔らかい響きもワイセンベルクの明るい音色と見事にマッチしています。明快で美しく、力強いタッチで独特の爽快感を生みだしていたワイセンベルクが、おおよそ十年の演奏活動休止後の1967年フランスに活動拠点を構え収録したショパンの《ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11》。ワイセンベルクが38歳、現在長老のスクロヴァチェフスキがまだ44歳のときのもので、ワイセンベルクはこの頃から暫くカラヤンとピアノ協奏曲の有名曲の数々をベルリン・フィルとEMIに録音する全盛期を迎えつつある頃。ここでは一音たりとも無駄にせず音化していく「レントゲン写真のような演奏」とよく評されるスクロヴァチェスキとは雰囲気は異なっている。オーケストラはパリ音楽院管弦楽団だが、クリュイタンス亡き後、ショパンやベルリオーズ、ワーグナーが若い頃に、ベートーヴェンの交響曲全曲初演のために設立されたパリ・コンセルヴァトワールの管弦楽団を解散して1967年に改組された。日本語表記ではそっくりだが、この際に団員の2/3が去っており、楽団のカラーもアンサンブル重視の近代的なものに一変したばかり。ワイセンベルクのハードボイルド的なルックスがマッチして聴こえる、一音一音はっきり粒立ちした音色で説得感溢れる「男前」のショパンの《ピアノ協奏曲》に仕上がっている。オーケストラはそれを、厚みのあるサウンドでしっかりサポートしており、ショパンのオーケストレーションの貧しさは感じさせない。 Recorded: Ⅻ.1967, Salle Wagram, Parisオーダーはリンク先の詳細掲載ページで コルトーが脂の乗っていた頃の快演。通販レコードのご案内JP 東京芝浦電気 HA1056 アルフレッド・コルトー 24の練習曲 ショパン曲コルトーは、ショパン、シューマンなどのロマン派、フランクからドビュッシーにいたるフランス近代を中心としたレパートリー中心。本盤聴けば、半世紀前のピアニストが未だに重宝されている理由が判ります。自ら解釈版の楽譜を纏めるほどのショパンに対する思い入れが痛いほど伝わってきます。曲自体も非常に華やかで、傑作であることを感じさせる。コルトーの美しいタッチと個性的なテンポ・ルバートを駆使した演奏は、深い詩情と多彩な感情を描き出した比類のないものであり、時代を超えて感動を与え続ける名演。コルトーは決して技巧派のピアニストではなかったという評価が一般的でした。しかしコルトーの演奏技術はこうした技巧を超越した、音楽の内面にひそむ何か人間的な心を心を何時も表現しようとしていたと思わずにはいられません。コルトー独特の絶妙な表現による詩的な演奏は、技巧は高度に発達しているが、自分の音楽を聴衆に聴いてもらおうという姿勢に乏しい機械的なピアニストが多いかなにあって、本盤聴けば、半世紀前のピアニストが未だに重宝されている理由が判ります。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 夭折の天才が残した、歴史的にも貴重な記録が刻まれた一枚。通販レコードのご案内GB COLUMBIA 33CX1032 ディヌ・リパッティ ショパン・ワルツ集(1~14番)「ワルツの父」ヨハン・シュトラウス(1804~1849)が1820年代後半ごろからウィンナ・ワルツを確立、ワルツブームが19世紀に起こりました。「ワルツ」とタイトルに付いているだけの三拍子の曲から、オペラ、バレエなどの舞踏用、演奏会用の器楽曲までワルツが普及。同時代にウィーンにいたショパン(1810~1849)はウィンナ・ワルツを嫌っていましたが、サロンで評判を得たかったこと、3拍子に故国のポロネーズやマズルカを懐かしく思い出され、心を動かされ、自ら踊るためではない芸術的なワルツと位置づけたピアノ曲を作曲しました。都会育ちのショパンの目には、休暇で訪れた地方の村の風景やそこでの生活、そしてそこで踊られていた民族舞踊を作曲に取り入れることで、祖国とのつながりを確認していたのかもしれません。 本盤は夭逝した天才ピアニスト、リパッティの遺した極め付きの名盤。軽やかでありながら華麗、その素直で透明な美しさにいつも心静かな感動が湧き起こります。汚れのない純粋な音楽とはまさしくこのような演奏を指すのではないか、と常々思わせる「ワルツ集」です。全14曲を番号順に並べて演奏するのではなく、独自の視点に立ってその順番を入れ変えて演奏している点にも、リパッティのショパンの「ワルツ集」に対する深い拘りと愛着を感じる。数あるショパンの『ワルツ集』の中でも特別な存在感を放つ名演として知られ、洗練された華麗さと内に秘めた情熱が絶妙なバランスの逸品。旋律も音色も表情もすべてさりげなく奏でられ、しかも燃えるような情熱が伝わってくる唯一無二のパフォーマンスです。夭折の天才が残した、歴史的にも貴重な記録が刻まれた一枚。1950年7月スイス、ジュネーヴ放送録音。闘病しながら、一週間かけて録音。本盤の録音まで、何度も曲をさらっていたといいます。年代的に、SPレコード録音の時代ですが、ピアノの音が良い。命を削るように音楽に真剣に向き合っているリパッティ。楽曲の核心に鋭く切り込んでいくような彫の深さ、そして、何よりも忍び寄る死に必死で贖おうとする緊迫感や気迫が滲み出ているから、録音技師も最善を尽くして答えたのでしょう。リパッティの演奏に、ショパンのピアノ曲演奏に必要不可欠の豊かな詩情や独特の洒落た味わいが満ち溢れている。古い録音だからとハードルに感じてる方、ショパンのワルツはそう熱心に聴く方ではないという向きには、ぜひ聴いてほしい。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 精確にして洒脱、技巧と音楽の完璧な結合!通販レコードのご案内FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2792 リサイタル アントルモン・プレイズ・ショパン2010年の第16回に続き、2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールの審査員に名を連ねているフランスが誇る世界的ピアニスト、フィリップ・アントルモン。アントルモンが世界的に注目されるきっかけとなったのは、1953年のマルグリート・ロン・ピアノ・ コンクール(現ロン=ティボー=クレスパン・コンクール)の優勝、そして同年のジョリヴェの「赤道協奏曲」とリストのピアノ協奏曲第1番とによるニューヨーク・フィルとの初共演でした。さらにこの時期にアントルモンをオーディションしたオーマンディは直ちにフィラデルフィア管弦楽団との共演も決め、オーマンディとの縁を通じてコロンビア・レコードとの契約が決まり、1956年にコロンビアのサブ・レーベルであったエピックからショパン・アルバムをリリースし、メジャー・デビューを果たしま す。またこの30年は指揮者としても、国際的なキャリアの頂点を極めている。日本では、1979年録音のサティ・ア ルバムが空前のサティ・ブームの中でベストセラーを記録したほか、NHKで放映された「スー パーピアノレッスン」でモーツァルト編を担当したことでも知られている。現在のフランスを代表する名匠であり、世界有数のショパン弾き、アントルモンの若き日のショパン。1934年生まれのアントルモン、20歳代のショパン録音。絶妙にテンポを揺らしながらも打鍵は素晴らしく精確、トリルのはまり具合もぴったり。豪快な和音も脱力系旋律も、いとも簡単にこなす凄まじい技巧と音楽性が聴いてとれます。「バラード」や「英雄ポロネーズ」はとんでもない聴き応え。【録音】1955年。ポロネーズ第6番 変イ長調『英雄ポロネーズ』 Op.53、即興曲第3番 変ト長調 Op.51、夜想曲 ヘ長調 Op.15-1、ワルツ 変イ長調『大円舞曲』 Op.42 バラード第1番 ト短調 Op.23、マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3、スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 10インチ盤が初発。ショパンの作品をバランスよく集めていますが、有名曲と比較的演奏機会の少ない曲でプログラムを組むアントルモンの優れた手腕を感じます。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番16〜20

真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番16〜20

往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。 再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1646 ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィルハーモニー管 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」/エグモント序曲自然に対する讃美をのびやかに再現した《田園》。ベートーヴェン屈指の人気曲をドイツの名指揮者シュミット=イッセルシュテットが名門ウィーン・フィルを指揮し、ドイツ音楽の伝統を踏まえた演奏で再現しています。録音はハイファイとして評価が高かった当時の英デッカの特徴である、高音弦のややきらびやかなサウンドに仕上がっています。1967年4月ウィーン録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1143 アンセルメ/スイスロマンド管 チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライトアンセルメが最も得意としたロマンティック・バレエを代表する《白鳥の湖》の聴きどころを一枚に収めたアルバム。古今東西のバレエ音楽の中でも最も普遍的な人気を獲得している名作が、チャイコフスキーの作曲した3作品です。スイス生まれの大指揮者アンセルメが録音した、名盤の誉れ高い全曲盤からの抜粋。「バレエ音楽の神様」と呼ばれたアンセルメの豊富な経験に裏付けられた巧みな演奏は、華やかな舞台を彷彿とさせる楽しさに満ちています。1959年6月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音。どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません 1978年の夏にスイスを訪れた志鳥栄八郎に、スイスの音楽関係者のひとりが、こう言ったとのことだ。「いまスイスの音楽界は、太陽が沈んで、暗闇の状態です。」この太陽がエルンスト・アンセルメであることはいうまでもない。  これほど、生前のアンセルメの存在は巨大だったし、その功績も、はかりしれないものがあったのである。だからこの、アンセルメ没後10年を記念して、ジュネーブで“アンセルメ国際指揮者コンクール”が開かれるようになった。  アンセルメは、1883年にスイスのヴェヴェイで生まれ、1969年の2月に、86歳の天寿をまっとうした、スイスの誇る世界的な大指揮者である。青年時代に数学を学んだが、その後、指揮者の道を選び、1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、1968年の秋に勇退する約50年の間に、このオーケストラの実力を世界的な水準にまで引き上げたのであった。ひとりの指揮者が、約半世紀も同じオーケストラを指揮するということは、驚倒すべき記録で、歴史上、まだ数人しかその例を見ない。アンセルメにとって、スイス・ロマンド管弦楽団は、まさに、自在に演奏できる“愛器”のようなものだったのである。  彼は、世紀のバレエ興行師と言われたバレエ・リュッスの主宰者ディアギレフと親交を結んでから、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、マルタンらとも親しくなり、こうした一流の作曲家たちの作品を、数多く初演している。こうしたところをみても、この巨匠の体には、近代・現代音楽の歴史が、深く彫り刻まれていたといってよい。  アンセルメは、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ロシアの音楽を得意としていたが、ドイツ音楽にも深い理解を示していた。そして、これらの音楽を、いつも客観的な態度で見つめ、精密な設計で組み立て、表情豊かに、しかも光彩陸離にまとめあげるのを得意としていた。  彼は、2度来日しているが、亡くなるわずか半年前の1968年の夏に来日した時、アンセルメと京都を旅した志鳥は、その時アンセルメが語った、「ラテン系の音楽とゲルマン系の音楽とでは、もちろん、音楽の内容も、また響きも、大いに違います。しかし、どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません」といった言葉を、思い出すということだった。このように巨匠は、いつも〝美しい響き〟を追究していた人なのであった。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC4473 スタンリー・ブラック/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団と合唱団 大いなるロシア!フェイズ4の華やかな録音が世界各国の美しいメロディーをさがしました。楽しいお国めぐり、今回は……1960/70年代に君臨したムード・ミュージックの雄、スタンリー・ブラック。ロシアものともなれば極めつけ。ロシア民謡をはじめとするお馴染みの旋律が雄大なサウンドに変身。こういう徹底して真剣にドラマティックな造り方は、今となっては生れ得ない貴重なもの。とくに東西という枠組がなくなりつつある現在では。Side-1メドウランド二つのギターモスコーの夜は更けてバラライカでSide-2剣の舞黒い瞳トレパークヴォルカの舟歌バーバヤガーの小屋〜キエフの大きな門 この録音で用いられた《Phase 4 Stereo》はDeccaが1960年代初頭、他社に先駆けて導入した20チャンネル・マルチトラック収録。メカ好きで有名だったストコフスキーはポピュラーやイージー・リスニングの分野で採用されはじめていたPhase 4 Stereo(フェイズ・フォー・ステレオ)方式を自身の録音に応用しようと提案。そのため、レコーディング・スタッフもDeccaの通常のクラシック収録とは違う、専門チームが当たったといいます。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON K15C9087-8 クナツパーツブッシュ/ウィーン・フィル ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕/ヴェーゼンドンクの歌(第4面)今もって絶大な人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)の数少ないDECCAのステレオ音源から、代表盤のひとつであるワーグナー作曲《ヴァルキューレ》第1幕。クナッパーツブッシュは、ワーグナーの聖地バイロイトで開催される「バイロイト音楽祭」に於いて、1951年~60年代前半までほぼ毎年登場し、数々の伝説的名演を残したことで広く知られています。この楽劇《ヴァルキューレ》第1幕の録音にあたっては、当時のDECCAの名プロデューサー、ジョン・カルショウが、稀代のワーグナー歌手として君臨するも、1953年にはオペラの舞台から引退していた晩年のキルステン・フラグスタート(ソプラノ)を説得を重ねて起用した貴重な録音ということでも当時話題になりました。なお、第4面には、20世紀最高のワーグナー・ソプラノの一人と言われるキルステン・フラグスタートの《ヴェーゼンドンク歌曲集》を収録。クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの美しい伴奏と共に感銘深い歌唱を聴かせてくれます。名歌唱の数々は、美しさ、スケール、洗練のすべてにおいて非の打ちどころがなく、録音当時62歳だったとは思えない、圧倒的な完成度を持って描かれています。 1956年6月(ヴェーゼンドンク歌曲集)、1957年10月ウィーン、ゾフィエンザール録音。 キルステン・フラグスタート(ジークリンデ:ソプラノ)、セット・スヴァンホルム(ジークムント:テノール)、アルノルト・ヴァン・ミル(フンディング:バス)オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON L25C-3033 ショルティ シカゴ交響楽団 ムソルグスキー・展覧会の絵/ラヴェル・クープランの墓ムソルグスキーの独創的なピアノ作品をラヴェルが華麗にオーケストレーションした『展覧会の絵』。迫力満点のオーケストラの醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。1980年録音の本盤演奏はロシア指揮者による土俗っぽいものではなく、かと言って洒落たものでもないけれど、ショルティの研ぎ澄まされたバランス感覚とヴィルトゥオーソ集団のシカゴ響による完璧なアンサンブルにより、重量感と透明感が同居した圧倒的な演奏です。1980年5月5-8日シカゴ、メディナ・テンプル録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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1960年代アメリカで起きていた歴史的偉業 色褪せないパフォーマンス、瑞々しいレコーディング・クオリティには驚くばかり。

1960年代アメリカで起きていた歴史的偉業 色褪せないパフォーマンス、瑞々しいレコーディング・クオリティには驚くばかり。

クラリネットのジャズは一度死んだ クラシックでのグッドマンの功績通販レコードのご案内GB RCA SB6701 ベニー・グッドマン&モートン・グールド ニールセン:クラリネット協奏曲、交響曲2番「4つの気質」ベニー・グッドマンやアーティ・ショウを始めとしたジャズ・プレイヤーからもこよなく愛される楽器『クラリネット』。1700年頃にドイツの楽器製作者J.C.デンナーがフランスの古楽器・シャリュモーを改造して作ったとされていますが、正確な製作年代はわかっていません。クラシックのオーケストラでも新参者ですので、モーツァルトやハイドンのような古い時代のオーケストラ曲では、クラリネットが使われていないケースがよくあります。しかしそのまろやかで魅力的な音色はモーツァルトを始めとした作曲家たちに愛されたことで、数多くの名作が生まれました。モーツァルトは晩年になって、クラリネット協奏曲やクラリネット五重奏曲といった大傑作を残してくれました。モーツァルトのクラリネット曲が晩年に偏っているのには理由があるのですが、ブラームスやサン=サーンス、プーランクなど他の作曲家たちも晩年になってクラリネットの曲を書いているのは円熟の境地に至った作曲家の魅力を増しています。 プーランクのクラリネット・ソナタはジャズ・クラリネットの巨匠ベニー・グッドマンにより初演されました。「クラリネットのジャズは一度死んだ」のですが、それがわたしたちクラシック音楽ファンには幸いでした。クラシックでのグッドマンの功績はこの曲だけではありません。たとえばコープランドのクラリネット協奏曲はグッドマンが委嘱した作品。ジャズで培ったグッドマンのアプローチは、前衛作曲家の創作活動を刺激しました。 幼少期から優れた音楽的才能を発揮したニールセン(1865-1931)。ニールセンの3つの協奏曲は、彼の6曲の交響曲と同じように、全ての管弦楽作品の中核を構成するものです。どれもが古典的な伝統に則りつつも、独自の作風が模索されており、各々の楽器の特性にも配慮された見事なものです。クラリネット協奏曲はコペンハーゲン管楽五重奏団のメンバーのために書かれた曲で、アンサンブルのクラリネット奏者オーゲ・オクセンヴァドに献呈された作品で、小編成のオーケストラを用いた特徴的な音楽です。縦横無尽に動き回るクラリネットのパッセージは賛否両論を巻き起こしましたが、現在ではこの意外性が愛されています。人間の気質を表すとされる4つの楽章で構成された交響曲第2番は、ニールセンの創意工夫と、豊かな描写力溢れる画期的な作品であり、モートン・グールドが曲の特色を生かした、聴き応えのある演奏を繰り広げています。スウィング・ジャズの巨匠ベニー・グッドマンは、クラリネット奏者としていくつかクラシック作品を録音しています。これは前衛的な香りのニールセンのクラリネット協奏曲で、複雑な旋律を軽快に吹いているのはさすが。カップリングの交響曲第2番「4つの気質」はシカゴ交響楽団らしい豪快なサウンドが満喫できます。オーディオファイルにもお勧めの優秀録音盤。モートン・グールドは「20世紀の音楽の巨人」ともいうべき、最も才能に溢れた音楽家の一人で、ピューリッツアー賞を受賞した作曲家、グラミー賞に輝いた指揮者、優れた編曲家、そして天才的なピアニストとして、クラシックとポピュラーの両分野で大きな足跡を残しました。ニューヨーク州に生まれ、最初の作品を出版したのが6歳といわれる、10歳を超えたころからストコフスキーやトスカニーニがその作品を取り上げる神童でした。作曲活動も幅広く、クラシック音楽のみならず、映画やラジオ、TV、ブロードウェイやバレエのために様々な作品を残しています。 指揮者としても長じていたグールドは全米のメジャー・オーケストラのみならず、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、オーストリア、日本で指揮活動を行ないました、シカゴ交響楽団を初めて指揮したのはライナー時代の1955年のことで、ラヴィニア音楽祭への客演でした。次のジャン・マルティノンの時代になると、RCAは録音契約を音楽監督のマルティノンのほか、グールドと小澤征爾に振り分けて、積極的な録音を行ないました。 グールドがシカゴ交響楽団と残した録音は、自作曲「管弦楽のためのスピリチュアルス」のほか、盟友コープランドの「舞踏交響曲」、アイヴズの交響曲第1番の世界初録音(1966年のグラミー賞受賞)、交響曲第2番やオーケストラ曲(コネチカット州レディングのパットナム将軍の野営地、「アメリカ」の主題による変奏曲、ロバート・ブラウニング序曲)のほか、ニールセンの交響曲第2番「4つの気質」とクラリネット協奏曲(ベニー・グッドマンがクラリネット・ソロを担当する本盤)、チャイコフスキーのワルツ集、リムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」とミヤスコフフキーの交響曲第21番と幅広い色彩的なレパートリーが含まれているのが特徴です。 彼らのパフォーマンスが色褪せないのと同じく、世紀が替わった現在においてもまったく古くささを感じさせない瑞々しいばかりのレコーディング・クオリティには驚くばかり。とかくヨーロッパ側に目がいきがちですが、1960年代アメリカで起きていた歴史的偉業を見逃す訳にはいきません。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 超弩級の名演。鮮やかなヴィルトゥオジティはまったく色褪せず、我々の耳を圧倒する。通販レコードのご案内GB RCA SB6690 ジョン・ブラウニング&ラインスドルフ プロコフィエフ:ピアノ協奏曲1番/2番プロコフィエフのピアノ協奏曲はどれも難曲とされています。1932年、作曲者自身のピアノによって録音されたり第3番(HMV)にはじまり、ミトロプーロスによる弾き振り(America Columbia)や、カペル/ドラティ(Victor)、カッチェン/アンセルメ(Decca/SBT 1300)、フランソワ/クリュイタンス(columbia)など数々の名演をうみ、1950年代には完全に「古典」として定着していましたが、プロコフィエフの生前に4番が演奏されたことはありませんでした。1965年、この時代最高の超絶技巧を誇り、特に同じアメリカのバーバーからは絶大な信頼を寄せられピアノ協奏曲まで贈られたジョン・ブラウニングが、実に丁寧に編み上げられたラインスドルフのサポートを受けて、世界で初めてプロコフィエフの協奏曲全5曲の録音を実現。この偉業を決して忘れてはならない。あまりに鮮やかなヴィルトゥオジティはまったく色褪せず、圧倒するかのように我々の耳に響きます。卓越した超絶技巧と繊細な美音で知られる、20世紀アメリカを代表する名ピアニスト、ジョン・ブラウニング。RCAに録音したプロコフィエフのピアノ協奏曲全集より、1番と2番。ブラウニングの全盛期1960年代の録音は今聴いても素晴らしく、彼がヴァン・クライバーンのライバルとして全米を席巻していたことも頷けます。高度な技術が要求されるのはピアノ・ソロだけではありません。数多の作曲技法と音楽的アイディアを駆使したプロコフィエフの協奏曲は、オーケストラ部分も交響曲作品に負けず多彩な表現がなされ、演奏者もしくは聴衆を管弦的音響がおりなす蜘蛛の巣に絡めとるかのような魔術的魅力を持っています。このオーケストラ・パートを丁寧に、しかし各音の勢いを殺すことなく時に激情をあらわにもする、これ以上ないと思える完璧さで演じているのがラインスドルフ&ボストン交響楽団。このバックだけでも必聴といえるほど。初にしていきなり、超弩級の名演の出現となったのです。1965年ボストン録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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弦楽四重奏の2大オーディオファイル イギリス・デッカの超優秀ステレオ録音 ヴェラーSQ、ヤナーチェクSQ

弦楽四重奏の2大オーディオファイル イギリス・デッカの超優秀ステレオ録音 ヴェラーSQ、ヤナーチェクSQ

ステレオのデッカを代表する、弦楽四重奏の優秀録音・名盤。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6331 ヴェラー弦楽四重奏団 モーツァルトのカルテット・パーティ英デッカの名プロデューサー、エリック・スミス(1931~2004)の傑作!彼は大指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットの息子で、モーツァルトの音楽を愛し、デッカと後に移籍したフィリップスに数多くのモーツァルトの名盤を制作しました。1964~66年に録音したボスコフスキー指揮による「モーツァルト/舞曲と行進曲全集」LP10枚組はLP史上に残る名企画として有名です。そして英デッカに置き土産のように録音したこの1枚も、モーツァルト愛好家ならではの夢のある企画盤でした。モーツァルトの友人にマイケル・ケリー(1762~1826)というアイルランド出身のテノール歌手がいました。本盤は、1826年に彼が書いた「回想録」にある4人の作曲家による四重奏を再現した逸品。4人の作曲家が合奏を楽しむさまを描いたジャケットのアートワーク、演奏に起用されたのは世界的な弦楽四重奏団として人気、実力とも絶頂期のヴェラー弦楽四重奏団によって、1967年3月20-21日、4月21-24日 ウィーン、ゾフィエンザールにおいて録音されました。1784年にイギリスの作曲家スティーヴン・ストーラスがカルテット・パーティを開催し、その際にハイドン(第1ヴァイオリン)、ディッタースドルフ(第2ヴァイオリン)、モーツァルト(ヴィオラ)、ヴァンハル(チェロ)といった作曲家が奏者として集まったとされています。その催しを録音で再現したのがこの「モーツァルトのカルテット・パーティ」。ウィーンのカルテットとして最高の実力を誇ったワルター・ウェラー率いるウェラー四重奏団のとっておきの一枚。LPレコードならではの粋な企画として、この録音はとくに日本で愛され、初出を含めLPで3度も発売されました。ところが、CD時代になると、4曲が作曲家別にばらばらにCD化されてしまい、エリック・スミスの企画意図が全く分からない状態となっていました。本盤、ED2がオリジナル盤となります。【収録曲】モーツァルト: 弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156ハイドン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 希少なED1オリジナルです。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6093 ヤナーチェク四重奏団 ハイドン:弦楽四重奏曲集「冗談」「セレナード」「五度」弦楽大国のチェコにおいてスメタナ四重奏団と並び立つ、名門ヤナーチェク弦楽四重奏団の高名なデッカ録音盤。チェロの胴鳴りの美しい響きに乗ってゆったりとヴァイオリンがメロディーを乗せていきます。演奏は一級品ですが、なによりその響きが素晴らしい。タイトでダイレクトな響き。主旋律ではないパートの音色の多彩さまでしっかりと伝わるので響きが実に豊かに聴こえます。結果は演奏の印象にも現れ、曲の構成はより緊密となり、骨格ががっしりとした演奏により迫力も素晴らしいものに引き立てています。演奏はどちらかといえばオーソドックスなものですが、音楽は豊か。4人が織り上げる響きの美しさがLP独特のダイレクトな響きによって際立ちます。ビニールの円盤に溝を刻んだだけのLPから、このように迫力あふれる響きが聴かれる。心に刺さる響きが聴かれる。物理特性などではデジタル録音は、LP時代とは段違いのものが実現されていますが、演奏者とエンジニアがコミュニケーションを取ってより良くしようと試行錯誤を尽くしたことで、音楽の完成度はLP時代の方が高かったのではないかと思わざるを得ません。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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♪のびやかな〝うた〟が魅力的 フルニエ&セル&ベルリン・フィル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲

♪のびやかな〝うた〟が魅力的 フルニエ&セル&ベルリン・フィル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲

ピエール・フルニエが米 CBS に録音する見返りにジョージ・セルがベルリン・フィルを振ることで成立した唯一のセッション。その演奏スタイルとノーブルな容姿から〝貴公子〟と謳われたフランスのチェリスト、フルニエ2度目となるドヴォルザークの代表的な録音。フランスの名チェリストであったフルニエがセルの指揮するベルリン・フィルハーモニーをバックに、1960年代初頭に録音した名盤の誉れ高いドヴォルザークのチェロ協奏曲。この協奏曲に内在する郷愁や憧憬を雄大なスケールで、しかも詩情豊かに表現した名演です。 通販レコードのご案内《RESONANCE》DE DGG 2535 106 フルニエ&セル ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ヴィンテージLPの人気盤となるとカザルス、ジャクリーヌ・デュ・プレ、ロストロポーヴィチを指折れるドヴォルザークのチェロ協奏曲。独奏のチェロとオーケストラとががっぷり四つに組んでぶつかり合う感じではなく、オーケストラとチェロとが室内楽みたいに掛け合いながら、のびのびと旋律を奏で、歌い上げていく雰囲気がフルニエ盤の魅力。フルニエのチェロのカンタービレな歌いぶりもいいし、ベルリン・フィルの管楽器群、殊にフルートやクラリネット、オーボエといった木管楽器の演奏が聴きどころ。歌わせるところではゆったりとメロディーを歌わせ、締めるべきところではぴしっと締めてアンサンブルを整えるマエストロ・セルの熟練の棒さばきの見事さ。これは、セルの下、フルニエとベルリン・フィルがドヴォルザークの歌をのびやかに歌い上げてゆく、そこに一番の趣と味わいがある演奏です。1962年6月ベルリン録音。録音は、ベルリン郊外のダーレム地区にあるイエス・キリスト教会で行なわれました。1950年代初頭から1972年までベルリン・フィルの録音がほぼ独占的に行なわれていたこの教会は、深みのある豊かな響きが特徴ですが、アナログ時代のドイツグラモフォンの名エンジニア、ギュンター・ヘルマンスは、その中でチェロ独奏を美しく明晰に際立たせつつ、その背後に大きく広がるオーケストラのソノリティを余すところなく録音に収めています。 販売レコードのカバー、レーベル写真BLUE LINE, STEREO 1枚組(110g), Release 1975。 通販レコード詳細・コンディション、価格土臭さ満載のこの協奏曲から、これほどまでに温かくノーブルで、しかも繊細な響きを引き出しているのは、まさにフルニエならではの至芸といえるでしょう。この協奏曲は、フルニエにとって愛奏曲の一つであり、そのフルニエのドイツグラモフォン時代の録音の中でも殊更評価が高く、ステレオLP時代を通じて、ロストロポーヴィチ/カラヤン盤(ドイツグラモフォン)と並び最高の名演とされていた1961年録音の歴史的名盤です(フランスADFディスク大賞、ドイツ・レコード批評家賞受賞)。これは1975年に再販プレスされたもの。プロダクト品番34-27348レコード番号2535 106作曲家アントニン・ドヴォルザーク演奏者ピエール・フルニエオーケストラベルリン・フィハーモニー管弦楽団指揮者ジョージ・セル録音種別STEREO コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国DE(ドイツ)盤通販レコード品番34-27348販売価格¥4,400(税込) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=27348 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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神々総登場*ロンドン、フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・ラインの黄金&ワルキューレ名場面集

神々総登場*ロンドン、フラグスタート、ショルティ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・ラインの黄金&ワルキューレ名場面集

50年前の録音というのに驚く、レコード録音のプロジェクトX。アイデアと工夫と手間を注ぎ込んで、人の手で創造された虹のかけ橋の場面は是が非でも聴いて欲しい。 ステレオ録音黎明期(れいめいき)の最高傑作。それには人が考えうるアイデア力と、蓄積された技術力が創りあげた至芸だろう。そして半世紀前の仕事が、今日も誰かを驚かせ魅了しているだろう。  ニーベルングの指環は人類史の一時代が没落してゆく、その発端、その過程、その結末を描いた物語だ。神々の王、ヴォータン(ギリシャ・ローマ神話ではジュピター)は世界の叡智を己がものにしたい知識欲から槍の柄を削り出した世界樹を枯らしてしまい、魔法を作り出す力を持つ地底の王アルベリヒは愛欲を否定され、ラインの河底に潜在していた黄金を強奪し、愛を呪って魔法の指環を作り上げます。ワーグナーは指環によって、愛を失い、権力と富のみを追い求める19世紀の資本主義社会を批判したわけですが、その批判は21世紀の現代にもピッタリ当てはまります。つまり指環には、世界没落の発端は自然収奪・破壊にあるという、毎日紙上を賑せているテーマをワーグナーは19世紀に警笛を鳴らしていたと云えるのです。  この壮大なオペラをレコード録音で再現したい。そうして企てたクナッパーツブッシュによる、1951年バイロイトでの「指環」全曲ライヴ録音のリリースを断念したカルーショーは、スタジオ録音を計画。まず、1957年10月「ワルキューレ」からその録音は始まったが、クナッパーツブッシュはカルーショー・チームに非協力的で結局カルーショーは断念。クナッパーツブッシュで全4部作録音を企てた目論見は空中分解。その時のクナッパーツブッシュによる『ワルキューレ』第1幕の録音だけはレコード・リリースされたが、大指揮者から視野を変えて、改めてショルティに白羽の矢を立て本セットの第3幕をテスト録音した結果、出来上がりは上々。最終的にショルティを指揮者に据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は進められた。  ショルティで開始した録音は、《ラインの黄金》、《ジークフリート》、《神々の黄昏》と来て、最大の目玉《ワルキューレ》に至るまで足かけ8年の歳月を費やしてデッカによってスタジオ制作された。当然社運をかけたプロジェクト。その最初の「ラインの黄金」は、ワルキューレ第3幕のテスト録音と同様、録音、臨場感、演奏全てが満足できる域に達していることは言うまでもない。  クライマックスで神々が虹の橋を渡ってピカピカの城入りするが、今ではデジタル技術でサラウンド効果を感じさせられますが、虹の橋がかかる様子を限られたマイクで見事に表現。数本のマイクを順番にスイッチを切り替えることで、音が広がっていくように聞こえる効果を出す工夫に脱帽する。冒頭の地の底から湧いて出るライン川の始まりでは、スコア通りのコントラバスだけでは効果が出ない。これはバイロイト祝祭歌劇場だから出る迫力だが、重低音の低周波を重ねることで実現した。等々、考えうる限りを尽くした、この最初のライン黄金の成功がなかったなら全曲完成は夢に終わったと云えましょう。そうした英デッカ社の史実を連想しながら試聴すると興味深いです。貴方の部屋が写真のウィーンのソフィエンザールの録音セッション会場に様変わりするくらい鮮明な録音です。   ワーグナー歌手に事欠かなかった時代だったが、過ぎ行く年月は統べなく歌手を同じくするのは至難なことだ。8年間の長丁場は、キャスティングの面でも紆余曲折あり、フリッカにヴァルナイを頼んだが断られてルードヴィヒに頼んだとか。わたし個人的にはジークフリートでのサザランドは全四部作中でも良く楽しんでいる箇所。 通販レコードのご案内「ワルキューレ」には異盤がある。《英ワイドバンドED1オリジナル盤》GB DECCA SXL2230 ショルティ ワーグナー:ラインの黄金&ワルキューレ(ハイライト) 前述したように足掛け8年かけて最後に「ワルキューレ」が発売された。歌手名に注意してなければ、リング全作品録音からの編集版だと早とちりしてしまいそうだが、本盤は1960年にステレオ盤で発売された。「ラインの黄金」は1958年9月にウィーン、ゾフィエンザールでのセッション録音。  実はカルショー製作の「リング」の全曲のテスト録音があった。1957年10月「ワルキューレ」からその録音は始まったが、クナッパーツブッシュは第1幕の録音だけで終わったために、改めてショルティに白羽の矢を立て本セットの第3幕をテスト録音した。本盤はリリースが決まっていた「ラインの黄金」とテスト録音しておいた「ワルキューレ」からデモンストレーション効果を狙ってリリースした。その選ばれた箇所は個性的だ。そして、それぞれのオペラから選りすぐられた名場面だ。ストーリーを追う、つまみ食いではないのでじっくりと仕上がりぶりが味わえる。  本盤の第1面は、「ラインの黄金」からのハイライト。第3場の〝地底の国の場面〟とフィナーレの〝虹のかけ橋からワルハラ城への神々の入城〟。デッカのソニック・ステレオの迫力満点。第2面は、「ワルキューレ」からのハイライト。第3幕の〝ワルキューレの騎行〟と、〝ウォータンの別れ〟。ショルティ&カルショーの有名なソフィエンザールのリングの録音の前に、ムジークフェラインホールで1957年録音された。効果音もなく、ワルキューレの騎行でヘルムヴィーゲが吹っ飛ぶような実際の舞台では不可能な過度と思える演出のない、〈ムジークフェラインの名録音〉に数えられているプレーンな録音で自然です。ホッターではなく、エーデルマンのウォータンも素晴らしい。プロデュース:ジョン・カルショー、エンジニア:エリック・スミス&ジェイムズ・ブラウン。優秀録音、名演、名盤 通販レコード詳細・コンディション、価格Wagner ‎– Highlights From Das Rheingold And Die Walküre - Decca ‎– SXL2230プロダクトレコード番号SXL2230作曲家リヒャルト・ワーグナー演奏者ジョージ・ロンドン オットー・エーデルマン キルステン・フラグスタート グレース・ホフマン アニー・デロリー マルガリート・ベンス ヘティ・プルマシャー クレア・ワトソン ヴァルデマール・クメント エバーハルト・ヴェヒター セット・スヴァンホルム パウル・クーエン ジーン・マデイラ グスタフ・ナイトリンガー ヴァルター・クレッペル クルト・ベーメオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ゲオルク・ショルティ録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 WIDE BAND WITH GROOVE ORIGINAL RECORDING BY DECCA ED1, STEREO 1枚組(140g), Release 1960, Stamper 2E/2E。コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-25376 販売価格 19,800円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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♪のびやかな〝うた〟が魅力的 フルニエ&セル&ベルリン・フィル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲

♪のびやかな〝うた〟が魅力的 フルニエ&セル&ベルリン・フィル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲

ピエール・フルニエが米 CBS に録音する見返りにジョージ・セルがベルリン・フィルを振ることで成立した唯一のセッション。その演奏スタイルとノーブルな容姿から〝貴公子〟と謳われたフランスのチェリスト、フルニエ2度目となるドヴォルザークの代表的な録音。フランスの名チェリストであったフルニエがセルの指揮するベルリン・フィルハーモニーをバックに、1960年代初頭に録音した名盤の誉れ高いドヴォルザークのチェロ協奏曲。この協奏曲に内在する郷愁や憧憬を雄大なスケールで、しかも詩情豊かに表現した名演です。 通販レコードのご案内《RESONANCE》DE DGG 2535 106 フルニエ&セル ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ヴィンテージLPの人気盤となるとカザルス、ジャクリーヌ・デュ・プレ、ロストロポーヴィチを指折れるドヴォルザークのチェロ協奏曲。独奏のチェロとオーケストラとががっぷり四つに組んでぶつかり合う感じではなく、オーケストラとチェロとが室内楽みたいに掛け合いながら、のびのびと旋律を奏で、歌い上げていく雰囲気がフルニエ盤の魅力。フルニエのチェロのカンタービレな歌いぶりもいいし、ベルリン・フィルの管楽器群、殊にフルートやクラリネット、オーボエといった木管楽器の演奏が聴きどころ。歌わせるところではゆったりとメロディーを歌わせ、締めるべきところではぴしっと締めてアンサンブルを整えるマエストロ・セルの熟練の棒さばきの見事さ。これは、セルの下、フルニエとベルリン・フィルがドヴォルザークの歌をのびやかに歌い上げてゆく、そこに一番の趣と味わいがある演奏です。1962年6月ベルリン録音。録音は、ベルリン郊外のダーレム地区にあるイエス・キリスト教会で行なわれました。1950年代初頭から1972年までベルリン・フィルの録音がほぼ独占的に行なわれていたこの教会は、深みのある豊かな響きが特徴ですが、アナログ時代のドイツグラモフォンの名エンジニア、ギュンター・ヘルマンスは、その中でチェロ独奏を美しく明晰に際立たせつつ、その背後に大きく広がるオーケストラのソノリティを余すところなく録音に収めています。 販売レコードのカバー、レーベル写真BLUE LINE, STEREO 1枚組(110g), Release 1975。 通販レコード詳細・コンディション、価格土臭さ満載のこの協奏曲から、これほどまでに温かくノーブルで、しかも繊細な響きを引き出しているのは、まさにフルニエならではの至芸といえるでしょう。この協奏曲は、フルニエにとって愛奏曲の一つであり、そのフルニエのドイツグラモフォン時代の録音の中でも殊更評価が高く、ステレオLP時代を通じて、ロストロポーヴィチ/カラヤン盤(ドイツグラモフォン)と並び最高の名演とされていた1961年録音の歴史的名盤です(フランスADFディスク大賞、ドイツ・レコード批評家賞受賞)。これは1975年に再販プレスされたもの。プロダクト品番34-27348レコード番号2535 106作曲家アントニン・ドヴォルザーク演奏者ピエール・フルニエオーケストラベルリン・フィハーモニー管弦楽団指揮者ジョージ・セル録音種別STEREO コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国DE(ドイツ)盤通販レコード品番34-27348販売価格¥4,400(税込) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=27348 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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幸福の魔法 最初の「惑星」初ステレオ録音★カラヤン指揮ウィーン・フィル ホルスト・惑星

幸福の魔法 最初の「惑星」初ステレオ録音★カラヤン指揮ウィーン・フィル ホルスト・惑星

通販レコードのご案内豊麗にして精妙無比。このカラヤンでウィーン・フィルを完全掌握した英デッカ社の黄金期を象徴する傑作。《英ワイドバンド、ED2盤》GB DECCA SXL2305 カラヤン&ウィーンフィル ホルスト・惑星 カラヤンの指揮する曲は概して大胆さや迫力にプラスして、丁寧でかつ美しいということです。とりわけ、ゆっくりのテンポの美しい旋律は、カラヤンの最も得意とする部分だと思います。  本盤では、例えば、怒濤のような旋律の中で、ぱっと花が咲くように美しいメロディーが流れる。この点にかけては、カラヤンは見逃さず見事に再現している。言い換えればダイナミックレンジが広いとでもいえましょうか。  カラヤン&ウィーン・フィルの守備範囲とダイナミックレンジの広さを知らしめるのに役立っていると思います。《惑星》史上初録音として話題になった盤。魅力を列挙しますと、カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音。カルーショーお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション。ウィーン・フィルの奏でる美音はこの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比。P:ジョン・カルショウ、E:ゴードン・バリー、ジェイムズ・ブラウン。1961年9月5〜22日、ウィーン、ゾフィエンザールでのセッション録音。通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号SXL2305作曲家グスターヴ・ホルストオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別STEREO《ワイドバンド ED2》レーベルデザインについては ED1 とほとんど同じですが、10時の位置が MADE IN ENGLAND 外側に深溝。ED2 が初版の LP は SXL の 6000 番代前半に見られます。多くの専門家の間で、このセカンド(ED2)の音質は、ファーストラベル(ED1)に似ているという意見が多いです。 販売レコードのカバー、レーベル写真 WIDE BAND WITH GROOVE MADE IN ENGLAND ED2, STEREO 1枚組(150g), Release 1962, Stamper 6W/8W。コンディションジャケット状態EXレコード状態EX-製盤国GB(イギリス)盤詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-18278 特別価格 10,560円(税込) 通常価格 13,200円 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番36〜40

真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番36〜40

往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。 再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1755 シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィル ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」/交響曲第8番「運命はこうして戸を叩く」と作曲者が説明したといわれる、あまりにも有名な《運命》。ベートーヴェン屈指の人気曲をドイツの名指揮者シュミット=イッセルシュテットが名門ウィーン・フィルを指揮し、ドイツ音楽の伝統を踏まえた演奏で再現しています。録音はハイファイとして評価が高かった当時の英デッカの特徴である、高音弦のややきらびやかなサウンドに仕上がっています。1968年9月ウィーン録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 37「シェエラザード」は、アンセルメが指揮者として世界的な注目を浴びるきっかけとなったセルゲイ・ディアギレフ率いるロシア・バレエ団での活動とも所縁の深い演目であり、アコースティック時代だった1916年にアメリカ・コロンビアのためにロシア・バレエ団のオーケストラとともに行なった録音でも第1楽章と第4楽章の抜粋が含まれていました。これはアンセルメにとって生涯初めての録音となったもので、その意味でも「シェエラザード」はアンセルメにとって重要な作品であり続けたといえるでしょう。通販レコードのご案内JP LONDON SLC1064 アンセルメ/スイスロマンド管 リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」/ボロディン ダッタン人の踊りと合唱「三角帽子」と並び、数多いアンセルメの録音の中でも殊更評価が高く、アナログ時代を通じて「シェエラザード」の代表盤とされていた歴史的名盤です。『シェエラザード』には音響的な魅力を追うあまりけばけばしさと隣り合わせの、音楽的にはむしろ内容の薄い演奏が少なくないが、このアンセルメ盤はまさにそれとは対極的な位置を占める典型的な一枚である。抑え気味の表現の中にも、丹念な彫琢とデリケートな音色感覚から生み出される実にさまざまな妙味がいっぱいで、アンセルメの指揮術の奥の手をそこにみる思いがする。1960年の録音で、アンセルメにとって1952年(モノラル)と1954年9月(ステレオ)のパリ音楽院管弦楽団との2種類の録音以来の再録音となったものです。ステレオ期のアンセルメ録音を一手に引き受けたプロデューサーのジェームズ・ウォーカーとデッカのステレオ録音の生みの親であるロイ・ウォレスが組んだ名録音でもある。 [シェエラザード]ローランド・フェニヴェス(ヴァイオリン)、[イーゴリ公]ローザンヌ青少年合唱団、ローザン放送合唱団(合唱指揮:アンドレ・シャルレ)1960年11月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音。日本盤初出:SLC1064(1961年12月)。どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません 1978年の夏にスイスを訪れた志鳥栄八郎に、スイスの音楽関係者のひとりが、こう言ったとのことだ。「いまスイスの音楽界は、太陽が沈んで、暗闇の状態です。」この太陽がエルンスト・アンセルメであることはいうまでもない。  これほど、生前のアンセルメの存在は巨大だったし、その功績も、はかりしれないものがあったのである。だからこの、アンセルメ没後10年を記念して、ジュネーブで“アンセルメ国際指揮者コンクール”が開かれるようになった。  アンセルメは、1883年にスイスのヴェヴェイで生まれ、1969年の2月に、86歳の天寿をまっとうした、スイスの誇る世界的な大指揮者である。青年時代に数学を学んだが、その後、指揮者の道を選び、1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、1968年の秋に勇退する約50年の間に、このオーケストラの実力を世界的な水準にまで引き上げたのであった。ひとりの指揮者が、約半世紀も同じオーケストラを指揮するということは、驚倒すべき記録で、歴史上、まだ数人しかその例を見ない。アンセルメにとって、スイス・ロマンド管弦楽団は、まさに、自在に演奏できる“愛器”のようなものだったのである。  彼は、世紀のバレエ興行師と言われたバレエ・リュッスの主宰者ディアギレフと親交を結んでから、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、マルタンらとも親しくなり、こうした一流の作曲家たちの作品を、数多く初演している。こうしたところをみても、この巨匠の体には、近代・現代音楽の歴史が、深く彫り刻まれていたといってよい。  アンセルメは、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ロシアの音楽を得意としていたが、ドイツ音楽にも深い理解を示していた。そして、これらの音楽を、いつも客観的な態度で見つめ、精密な設計で組み立て、表情豊かに、しかも光彩陸離にまとめあげるのを得意としていた。  彼は、2度来日しているが、亡くなるわずか半年前の1968年の夏に来日した時、アンセルメと京都を旅した志鳥は、その時アンセルメが語った、「ラテン系の音楽とゲルマン系の音楽とでは、もちろん、音楽の内容も、また響きも、大いに違います。しかし、どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません」といった言葉を、思い出すということだった。このように巨匠は、いつも〝美しい響き〟を追究していた人なのであった。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。 通販レコードのご案内JP LONDON SLA1023 メータ/ロスアンジェルス・フィル ストラヴィンスキー 春の祭典音楽史上でも有名な怒号が飛び交った《春の祭典》初演だったスキャンダルが効果となり、20世紀クラシック音楽の中でも最も演奏され、音楽分野に限らず20世紀の芸術に多大なる影響を与えました。1971年のレコード・アカデミー賞に輝いたメータの野生美と神秘性に満ちた《春の祭典》。同時期に録音されたブーレーズの旧盤とともに《春の祭典》ブームに火をつけた30歳代前半の若きメータの覇気溢れる名盤。荒々しく野生的、マッシヴな演奏は数ある《春の祭典》録音の中でも特筆ものです。1969年8月ロサンゼルス録音、第9回(1971年度)レコード・アカデミー賞「管弦楽曲部門」受賞。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 39ワーグナーの音楽には、一度、とりつかれたら抜け出せなくなるような、麻薬にも似た魅力があるとされ、「ワーグナーの毒」といわれているのだが、たしかに、それは的を射た比喩だと思う。ただ、ワーグナーは、オペラの作曲家であり、オペラが苦手、あるいは、嫌いという人にとっては、尚更にワーグナーの世界に浸るのはハードルが高いという声を聞くが、そんな人にお勧めなのが、このワーグナー音楽の神髄を「美味しいとこ取り」したともいえる、「ワーグナー・アルバム」である。 今もって絶大な人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)は、若い頃からワーグナーを得意としており、バイロイト音楽界やバイエルン国立歌劇場で伝説的な名演奏の記録を刻んできました。その晩年はワーグナーの聖地バイロイトで開催される「バイロイト音楽祭」に於いて、1951年~60年代前半までほぼ毎年登場し、数々の伝説的名演を残したことで広く知られています。通販レコードのご案内JP LONDON SLC1744 クナツパーツブッシュ/ウィーンフィル クナツペルツブッシュ・ワーグナー・アルバムワーグナーのスペシャリストとして知られるクナッパーツブッシュの名演集。20世紀最高のワーグナー歌手ニルソンを迎えたスケールの大きな演奏で、クナッパーツブッシュを知るにもワーグナーを知るにも最適な一枚だ。殊に晩年になって会得した演奏スタイルである悠揚迫らぬ巨大なスケール内面の激しい燃焼は、余人の到達し得ぬ境地に達していると言っても過言ではないでしょう。全曲盤でも味わえない「愛の死」におけるニルソンの歌唱も素晴らしく、ステレオ最初期の名録音で、ウィーン・フィルの音色を味わうことができる。クナッパーツブッシュの芸術の粋を伝えるワーグナー・アルバムです。1957年10月(神々の黄昏)、1959年11月(トリスタンとイゾルデ)ウィーン、ゾフィエンザール録音。ビルギット・ニルソンの圧倒的な声量を伴うドラマティックな歌声は特にワーグナーとの相性が良く、戦後最大のワーグナー・ソプラノとして数々の作品に出演しました。ショルティ&ウィーン・フィルによる歴史的な「ニーベルングの指環」全曲録音でもブリュンヒルデ役を務めるなど、ステレオ初期のワーグナー作品において圧倒的な存在感を放っています。この「トリスタンとイゾルデ」では、ワーグナーとなると凄まじい演奏を見せる天才指揮者、クナッパーツブッシュとの共演です。 ワーグナー音楽の「美味しいとこ取り」には、色々な組合せがあり得るので、曲目編成はさまざまだが「ニーベルングの指環」のあらすじを追ったコンパクトなもの、「ワーグナー管弦楽曲集」と銘打った序曲、前奏曲を取り合わせて、オペラ中でも交響曲に引けを取らない超弩級のオーケストレーションを堪能させるオーディオ・デモンストレーション向けが多いが、神話の世界や、オペラの約束事が無縁な人には、音に圧倒されるばかりでしかない。それでは不本意だったのだろう、クナッパーツブッシュとなると特に。ワーグナーの音楽の〝毒〟を接種し、どういう場面の音楽で、何を歌われているのかは、それから知ってもらえればいいのだ。その時分にはオペラが苦手、ワーグナーは嫌いという弱点に免疫機能が働くオペラ耳になっているだろう。 本アルバムの魅力は、クナッパーツブッシュ円熟期の成果を、より録音明晰なウィーン・フィルの演奏で聴くことができる点であり、スタジオ・セッションという完璧な環境での録音、かつニルソンを抜擢したソプラノのアリアは価値あるもの。ワーグナー音楽の神髄を極めた名演奏とされているクナッパーツブッシュのこの「ワーグナー・アルバム」は、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)の「ワーグナー管弦楽曲集」中、クレンペラーと並んで第3位にランクされている。すでに幾度もリリースされてきたロングセラーだが、いまだにこれを凌ぐ演奏には滅多にお目にかかれない。ワーグナー指揮者として絶対の自信に裏打ちされ、セッション録音ながら当意即妙のライヴ感、縦横無尽な自由な解釈、一発必中の緊張感をこれほど随所で感じさせる演奏は稀であろう。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SLA1039-40 ショルティ/シカゴ響 マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」宇宙がなり、神が声を発する史上最大の交響曲!迫力満点のオーケストラと合唱の醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。1971年シカゴ交響楽団のヨーロッパ楽旅の際に豪華ソリストを起用し、デッカのウィーンでの録音本拠地ゾフィエンザールで録音された《千人の交響曲》。デッカの録音技術の粋を結集した臨場感あふれる空前絶後の録音の生々しさ、圧倒的な緊張感はこの曲の屈指の名盤として知られています。1971年8月、9月ウィーン、ゾフィエンザール録音。ヘザー・ハーパー、ルチア・ポップ、アーリーン・オジェー(ソプラノ)、イヴォンヌ・ミントン、ヘレン・ワッツ(アルト)、ルネ・コロ(テノール)、ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)、マルッティ・タルヴェラ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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