弦楽四重奏の2大オーディオファイル イギリス・デッカの超優秀ステレオ録音 ヴェラーSQ、ヤナーチェクSQ

弦楽四重奏の2大オーディオファイル イギリス・デッカの超優秀ステレオ録音 ヴェラーSQ、ヤナーチェクSQ

ステレオのデッカを代表する、弦楽四重奏の優秀録音・名盤。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6331 ヴェラー弦楽四重奏団 モーツァルトのカルテット・パーティ英デッカの名プロデューサー、エリック・スミス(1931~2004)の傑作!彼は大指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットの息子で、モーツァルトの音楽を愛し、デッカと後に移籍したフィリップスに数多くのモーツァルトの名盤を制作しました。1964~66年に録音したボスコフスキー指揮による「モーツァルト/舞曲と行進曲全集」LP10枚組はLP史上に残る名企画として有名です。そして英デッカに置き土産のように録音したこの1枚も、モーツァルト愛好家ならではの夢のある企画盤でした。モーツァルトの友人にマイケル・ケリー(1762~1826)というアイルランド出身のテノール歌手がいました。本盤は、1826年に彼が書いた「回想録」にある4人の作曲家による四重奏を再現した逸品。4人の作曲家が合奏を楽しむさまを描いたジャケットのアートワーク、演奏に起用されたのは世界的な弦楽四重奏団として人気、実力とも絶頂期のヴェラー弦楽四重奏団によって、1967年3月20-21日、4月21-24日 ウィーン、ゾフィエンザールにおいて録音されました。1784年にイギリスの作曲家スティーヴン・ストーラスがカルテット・パーティを開催し、その際にハイドン(第1ヴァイオリン)、ディッタースドルフ(第2ヴァイオリン)、モーツァルト(ヴィオラ)、ヴァンハル(チェロ)といった作曲家が奏者として集まったとされています。その催しを録音で再現したのがこの「モーツァルトのカルテット・パーティ」。ウィーンのカルテットとして最高の実力を誇ったワルター・ウェラー率いるウェラー四重奏団のとっておきの一枚。LPレコードならではの粋な企画として、この録音はとくに日本で愛され、初出を含めLPで3度も発売されました。ところが、CD時代になると、4曲が作曲家別にばらばらにCD化されてしまい、エリック・スミスの企画意図が全く分からない状態となっていました。本盤、ED2がオリジナル盤となります。【収録曲】モーツァルト: 弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156ハイドン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 希少なED1オリジナルです。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6093 ヤナーチェク四重奏団 ハイドン:弦楽四重奏曲集「冗談」「セレナード」「五度」弦楽大国のチェコにおいてスメタナ四重奏団と並び立つ、名門ヤナーチェク弦楽四重奏団の高名なデッカ録音盤。チェロの胴鳴りの美しい響きに乗ってゆったりとヴァイオリンがメロディーを乗せていきます。演奏は一級品ですが、なによりその響きが素晴らしい。タイトでダイレクトな響き。主旋律ではないパートの音色の多彩さまでしっかりと伝わるので響きが実に豊かに聴こえます。結果は演奏の印象にも現れ、曲の構成はより緊密となり、骨格ががっしりとした演奏により迫力も素晴らしいものに引き立てています。演奏はどちらかといえばオーソドックスなものですが、音楽は豊か。4人が織り上げる響きの美しさがLP独特のダイレクトな響きによって際立ちます。ビニールの円盤に溝を刻んだだけのLPから、このように迫力あふれる響きが聴かれる。心に刺さる響きが聴かれる。物理特性などではデジタル録音は、LP時代とは段違いのものが実現されていますが、演奏者とエンジニアがコミュニケーションを取ってより良くしようと試行錯誤を尽くしたことで、音楽の完成度はLP時代の方が高かったのではないかと思わざるを得ません。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさ*チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ

高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさ*チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ

通販レコードのご案内 天に向かって音符がカーブを描いている。《英ナローバンド ED4 盤》GB DECCA SXL6944 チョン・キョンファ フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ ティボーは別格として、ここには絶好調の頃の彼女の壮絶な美しさがある。その切れるような美意識と鮮やかな情感で光の中を駆け抜けるように通り過ぎていく音楽。チョン・キョンファ(鄭京和)、29歳の時に録音されたこのソナタ2曲は少々線の細い音質ではあるが女性的な繊細さと彼女ならではのダイナミックさが感じられる。  鄭京和が日本に登場したのは1971年のプレヴィン指揮ロンドン交響楽団来日公演のソリストとして前年に DECCA に録音したばかりのデビュー・アルバム、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を引っさげての登場だった。東洋人の少女が世界レーベルで録音したことは、当時においては眼を見張ることだった。日本からも多くの若手ヴァイオリニストを輩出していたものの、ヨーロッパのメジャー・オーケストラとの共演、ましてレコーディングなどは、まだまだ考えにくかったから当時の日本の音楽関係者は必ずしも韓国の新進女性ヴァイオリニストを素直には歓迎できなかったようです。  しかし「レコード芸術」等の音楽雑誌に掲載されたチョン・キョンファに関する記事を読んでいて感じたものは、諏訪内晶子さんがチャイコフスキー国際コンクールで優勝し蘭PHILIPSから素敵なレコードが発売された時も似ていた。何かと嫉妬もあるのでしょうが、『音楽家』として見れないものでしょうかね。  1977年ロンドンでの録音。この演奏は、まさに高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさを想わせるものです。ラドゥ・ルプーのピアノがまたとてもよい。ヴァイオリンの音色に寄り添うことに徹底している。その暖かい和声の光は、冷たいまでに硬質で精密な肌合いのチョンの美音をほのかに浮かび上がらせる。そして、そのリリシズムに満ちた響きが、次第にチョンの感情を高ぶらせ激情に狂わせているのです。  だからといって、その音楽はあくまでも気高く気品に満ちています。それがドビュッシーだから尚更感じられることになったのでしょうが、これがリードとサポートでしょう。 通販レコード詳細・コンディション、価格  チョン・キョンファ29歳の時に録音された、高麗青磁の危ういまでに線の細い硬質な音質ではあるが女性的な繊細さと彼女ならではのダイナミックさが感じられる。チョン・キョンファ絶頂期のフランスもの。 フランクのソナタは彼女のお気に入りの曲で、2017年に70歳を記念して発売されたアルバムでも披露しています。1977年5月ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音。クリストファー・レーバーンのプロデュース、コリン・ムーアフットとジョン・ペロウの録音。プロダクトDECCA SXL6944 - Kyung-Wha Chung, Radu Lupu, César Franck, Claude Debussy ‎– Franck - Sonata In A Mojor For Violin And Piano, Debussy - Sonata For Violin And Pianoレコード番号SXL6944作曲家セザール・フランク クロード・ドビュッシー演奏者チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー録音種別STEREONARROW BAND ED4, STEREO 1枚組(110g), Release 1980, Stamper 1G/1G。 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤《SXL ナローバンド》ED4 スモール・ラベルと日頃は呼んでいます。ED1 から比べると中央の「FULL FREQUENCY ...」の幅が狭くなり重量も軽くなります。ナローバンドが初版になる LP も多くあり、製盤技術、材質は安定していて再生の難しい ED1 と比べて再発盤でも初版より優れているケースも有ります。SXL 6435 と 6447 、6449 以降はナローバンドが初版となります。総じて価格は手頃ですが、SXL6529(メータ指揮ロス・フィル 「惑星」)、SXL6721(チョン・キョン・ファ バッハ パルティータ)等は高額です。この2枚はジャケットの痛みが激しくても一度は手元に置きたいと思うものなのでしょう。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-24958 販売価格 10,000円(税別) ドビュッシー( Claude Debussy )は1862年生まれ。1918年没。フランスの作曲家。印象主義音楽の創始者。ワグネリアンで、マラルメなど象徴派詩人たちと接していた。中世の旋法、5度7度の組み合わせ、全音音階等独創的な音色とリズムを獲得し、ロマン派音楽から脱却、新しい世界を切り開いた。 鄭京和( CHUNG KYUNG-WHA )は韓国・ソウル出身の女性ヴァイオリニスト。12歳で渡米し、ジュリアード音楽院に学ぶ。67年、19歳でエドガー・レヴェントリット国際コンクールに優勝。以降、国際的な舞台へ飛び出して活躍。英〈デッカ・レコード〉と録音契約を結び、年に100回以上の演奏会を行なうトップ・ヴァイオリニストへと成長。だが、2005年に指の怪我により長期療養を余儀なくされるも、2011年12月に復帰。2013年6月には15年ぶりの来日リサイタル公演を開催、2015年にも来日公演を行なう。2016年に『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』をリリース。 (さらに…)...
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高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさ*チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ

高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさ*チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ

天に向かって音符がカーブを描いている。通販レコードのご案内《英ナローバンド ED4 盤》GB DECCA SXL6944 チョン・キョンファ フランク/ドビュッシー・ヴァイオリンソナタティボーは別格として、ここには絶好調の頃の彼女の壮絶な美しさがある。その切れるような美意識と鮮やかな情感で光の中を駆け抜けるように通り過ぎていく音楽。チョン・キョンファ(鄭京和)、29歳の時に録音されたこのソナタ2曲は少々線の細い音質ではあるが女性的な繊細さと彼女ならではのダイナミックさが感じられる。鄭京和が日本に登場したのは1971年のプレヴィン指揮ロンドン交響楽団来日公演のソリストとして前年に DECCA に録音したばかりのデビュー・アルバム、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を引っさげての登場だった。東洋人の少女が世界レーベルで録音したことは、当時においては眼を見張ることだった。日本からも多くの若手ヴァイオリニストを輩出していたものの、ヨーロッパのメジャー・オーケストラとの共演、ましてレコーディングなどは、まだまだ考えにくかったから当時の日本の音楽関係者は必ずしも韓国の新進女性ヴァイオリニストを素直には歓迎できなかったようです。  しかし「レコード芸術」等の音楽雑誌に掲載されたチョン・キョンファに関する記事を読んでいて感じたものは、諏訪内晶子さんがチャイコフスキー国際コンクールで優勝し蘭PHILIPSから素敵なレコードが発売された時も似ていた。何かと嫉妬もあるのでしょうが、『音楽家』として見れないものでしょうかね。  1977年ロンドンでの録音。この演奏は、まさに高麗青磁の危ういまでにつきつめた美しさを想わせるものです。ラドゥ・ルプーのピアノがまたとてもよい。ヴァイオリンの音色に寄り添うことに徹底している。その暖かい和声の光は、冷たいまでに硬質で精密な肌合いのチョンの美音をほのかに浮かび上がらせる。そして、そのリリシズムに満ちた響きが、次第にチョンの感情を高ぶらせ激情に狂わせているのです。  だからといって、その音楽はあくまでも気高く気品に満ちています。それがドビュッシーだから尚更感じられることになったのでしょうが、これがリードとサポートでしょう。 通販レコード詳細・コンディション、価格  チョン・キョンファ29歳の時に録音された、高麗青磁の危ういまでに線の細い硬質な音質ではあるが女性的な繊細さと彼女ならではのダイナミックさが感じられる。チョン・キョンファ絶頂期のフランスもの。 フランクのソナタは彼女のお気に入りの曲で、2017年に70歳を記念して発売されたアルバムでも披露しています。1977年5月ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音。クリストファー・レーバーンのプロデュース、コリン・ムーアフットとジョン・ペロウの録音。プロダクトDECCA SXL6944 - Kyung-Wha Chung, Radu Lupu, César Franck, Claude Debussy ‎– Franck - Sonata In A Mojor For Violin And Piano, Debussy - Sonata For Violin And Pianoレコード番号SXL6944作曲家セザール・フランク クロード・ドビュッシー演奏者チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー録音種別STEREONARROW BAND ED4, STEREO 1枚組(110g), Release 1980, Stamper 1G/1G。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤《SXL ナローバンド》ED4 スモール・ラベルと日頃は呼んでいます。ED1 から比べると中央の「FULL FREQUENCY ...」の幅が狭くなり重量も軽くなります。ナローバンドが初版になる LP も多くあり、製盤技術、材質は安定していて再生の難しい ED1 と比べて再発盤でも初版より優れているケースも有ります。SXL 6435 と 6447 、6449 以降はナローバンドが初版となります。総じて価格は手頃ですが、SXL6529(メータ指揮ロス・フィル 「惑星」)、SXL6721(チョン・キョン・ファ バッハ パルティータ)等は高額です。この2枚はジャケットの痛みが激しくても一度は手元に置きたいと思うものなのでしょう。オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-24958 販売価格 11,000円(税込) (さらに…)...
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最初に聴く名盤★その神業はクァルテットの理想郷 ジュリアード四重奏団◆モーツァルト・弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」

最初に聴く名盤★その神業はクァルテットの理想郷 ジュリアード四重奏団◆モーツァルト・弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」

通販レコードのご案内ドライかつ正確無比に4つの弦が対等に絡み合う演奏が世界に衝撃を与えた歴史的名演奏。《英マジック・ノーツ・セミサークル盤》GB COLUMBIA CX1826 ジュリアードSQ モーツァルト 「ハイドン・セット」Vol.1 ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱によりジュリアード弦楽四重奏団は、同校の教授たちによる4人のメンバー(ロバート・マン ロバート・コフ ラファエル・ヒリヤー アーサー・ウィノグラード)の高い技量を背景とした、感情をそぎ落としたドライで直線的な表現で世界の好楽家に衝撃を与えました。彼らの出現はまさに戦前のヨーロッパの演奏伝統を打ち破るように、当時の聴き手を驚かせるエポックメーキングな出来事でした。  戦前の弦楽四重奏と言えば、カペー弦楽四重奏団やレナー弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンが技術的にも音楽的にも抜きん出ていて、アンサンブルを主導しチームの音楽性を支配することによって演奏を作り上げていました。また演奏解釈上も旋律を曲線的に捉え、テンポの緩急を多用した情緒あふれる演奏スタイルが主流でした。  そうした嗜好の中で、ジュリアードの演奏は4つの弦の技術的、音楽的均質性と感傷を削ぎ落としたドライで直線的な表現で、世界の好楽家に衝撃を与えました。安定しきった技巧と精妙な合奏、鋭い感覚の冴え、そして格調高い音楽は、およそ余分な肉づけを見せない表現法で端的に弦楽四重奏という音楽の本質を明らかにし、まさにクァルテットの理想郷ともいうべき神業が実現されていた、と云わしめた。【収録曲】弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387『春』、弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K. 465『不協和音』。1962年5月優秀録音、名演 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号CX1826作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト演奏者ジュリアード弦楽四重奏団(ロバート・マン ロバート・コフ ラファエル・ヒリヤー アーサー・ウィノグラード)録音種別MONO"MAGIC NOTES" SEMI-CIRCLE, MONO 1枚組 (150g), Stamper 1N/1N。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-23417 販売価格 3,300円(税込) (さらに…)...
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英国プレス初期盤◉カーゾン、ウィーン・フィルSQ◉三大ピアノ五重奏曲に数えられながら録音の少ないドヴォルザークの決定盤

英国プレス初期盤◉カーゾン、ウィーン・フィルSQ◉三大ピアノ五重奏曲に数えられながら録音の少ないドヴォルザークの決定盤

Clifford Curzon, Vienna Philharmonic Quartet, Dvořák, Schubert – Piano Quintet / Quartettsatz – Decca – SXL 6043 シュナーベルに学び独墺系の作曲家を得意としていた、カーゾンならではの香り豊かな名演が味わえる。ボスコフスキー率いるウィーン・フィル四重奏団と室内楽の名手カーゾンが奏でる格調高いドヴォルザーク。三大ピアノ五重奏曲に数えられながら、意外と録音の少ないこの名曲の決定盤。ピアニストとして唯一「サー」の称号を与えられたカーゾンは、師匠シュナーベルゆずりにモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどドイツ・オーストリア系の作品を得意とし、その透明な音色と品格ある音楽性で圧倒的な支持を得ました。本盤では、ウィーン・フィルの面々と、優雅で風格ある演奏を聴かせてくれます。1962年10月ウィーン、ゾフィエンザール、優秀録音、名演、名盤 通販レコードのご案内GB DECCA SXL6043 カーゾン&ウィーン・フィル四重奏団 ドヴォルザーク・ピアノ五重奏曲2番 プロダクト 品番34-26965商品名GB DECCA SXL6043 カーゾン&ウィーン・フィル四重奏団 ドヴォルザーク・ピアノ五重奏曲2番レコード番号SXL6043作曲家アントニン・ドヴォルザーク フランツ・シューベルト演奏者クリフォード・カーゾン ヴィリー・ボスコフスキー オットー・シュトラッサー ルドルフ・シュトレング ロベルト・シャイヴァインオーケストラウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態EX+製盤国GB(イギリス)盤カルテ(室内楽)WIDE BAND WITH GROOVED ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA ED1, STEREO。 オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-26965販売価格22,000円(税込) (さらに…)...
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通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

「永遠の青年」となったヴンダーリヒフリッツ・ヴンダーリヒは20世紀の最も偉大なテナーのひとりといわれています。パヴァロッティはかつてのインタビューで「史上最も優れたテノール歌手は誰だと思うか」と問われて、「フリッツ・ヴンダーリヒ」と答えたそうです。〝最もドイツ語的発声で、最も美しくドイツ語を発音し、最もドイツ的な表現によって、最もドイツ的な世界を表現したテノール歌手〟との高い評価を受ける彼の活躍期間はとても短く、たった8年間でした。活動の絶頂期だった1966年に35歳の若さで階段からの転落事故で急逝してしまいました。 36歳の誕生日の9日前、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のスタジオ録音を終え、レコード発売を前にしての悲劇となりました。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場デビューを数日後に控え、アメリカに発つ直前に彼は友人たちとマウルブロン郊外のオーバーデアディンゲン(Oberderdingen)で狩りを楽しみました。そして友人の山荘に泊まりましたが、頭蓋骨骨折の状態で発見されました。状況から階段から足を踏み外したと思われました。 彼は狩りの時にブーツを履いていましたが、靴紐が結ばれておらず、それを踏んでバランスを崩したとも考えられたそうです。意識が戻らないまま、翌9月17日にハイデルベルクの大学病院で亡くなりました。 レコードの発売直前の事故により彼の刻は永遠に止まりました。オペラからドイツ歌曲の世界に入ったヴンダーリヒは、「冬の旅」も「白鳥の歌」も残さずに逝きました。無念というしかありません。他にはシューマンの「詩人の恋」を歌いましたが彼の残した歌曲はあまり多くはありません。通販レコードのご案内DE DGG SLPM139 213/15 ヨッフム モーツァルト:後宮からの誘拐、バスティアンとバスティエンヌキャリアの絶頂期で事故により亡くなったドイツ最高のテノール、フリッツ・ウンダーリッヒのモーツァルト録音として価値の高い盤。ベルモンテはウンダーリッヒの当たり役の一つで、素晴らしく澄み切った歌声で今聴いても別格の感。エリカ・ケートもはまり役で、ヨッフムの堅実な演奏もあって、全体的に完成度の高いお勧め盤です。エリカ・ケート フリッツ・ウンダーリッヒ クルト・ベーメ アデーレ・シュトルテ ペーター・シュライアー テオ・アダム1965年12月ミュンヘン録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 美しきアンサンブル・オペラの決定版音楽のない日は無駄に過ごした日 ― と独DPA通信のインタビューに答えていた、ペーター・シュライアーが出身地のドレスデンで、84歳で亡くなったのは2019年のクリスマスだった。翌26日、同氏の秘書が明らかにした。長い闘病生活を続けていたという。 20世紀を代表するリリック・テノールとして広く知られるドイツのオペラ歌手・指揮者のペーター・シュライアーは、数十年にわたるキャリアを通じ60以上の役をこなした。ヨハン・セバスチャン・バッハとウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌い手としておそらく最もよく知られているが、レパートリーにはその他リヒャルト・ワーグナーも含まれる。同氏は1966年に、ワーグナー作品の祭典で有名なバイロイト音楽祭でも歌声を披露した。 シュライアーは2000年に、舞台で恋する若者を演じるには年を取り過ぎたという理由により65歳でオペラから引退したが、数年間はリサイタルを続けた。その後は健康状態が悪化するまで、教育活動と指揮に専念してした。 シュライヤーのオペラで最も思い出されるのはやはりモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》と《魔笛》だろう。通販レコードのご案内DE eurodisc 80 405-7 スウィトナー モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテオトマール・スウィトナーはオーストリア出身で、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督を25年間務め、NHK響の名誉指揮者にも就任した、東側の名指揮者。ドイツ・オーストリアの伝統的を受け継いだ、格調が高い正統派です。東側を代表する歌手陣の実力は素晴らしく、この曲で一番大事なアンサンブルが見事な出来栄えです。ペーター・シュライアー シルヴィア・ゲスティ テオ・アダム チェレスティーナ・カサピエトラ アンネリース・ブルマイスター1969年録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 聴き直しても、やはり文句のつけようがない。生ける伝説と呼ばれた男 カルロス・クライバーの録音で正規盤として出ているのは10枚余りにすぎない。ベートーヴェン、ウェーバー、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、ヴェルディ、ヨハン・シュトラウス2世 ― そのどれもが密度が濃く、驚くほど鮮明で、生命感にあふれ、作品の魅力を満喫させる演奏だ。 『魔弾の射手』のリハーサル中、彼は言う。「おカタイ演奏に傾きつつあるようだ。それは一番避けたかったことですね。無難にすませるくらいなら、批判されて殴られる方がマシです」。綿密なリハーサルをしておきながら予定調和を嫌う彼の音楽との向き合い方がよく表れた言葉だ。通販レコードのご案内DE DGG 2707 103 カルロス・クライバー ヴェルディ:椿姫カルロス・クライバー初期の代表作で、鮮烈なサウンドで一世を風靡した名盤。クライバーの指揮は、ワルツの優雅さ、ストーリーを極限まで盛り上げる展開など躍動感にあふれ、指揮台の上で踊るように指揮する姿が目に浮かぶ!!イレアーナ・コトルバシュとプラシド・ドミンゴの名唱も心に残ります。今聴き直しても、やはり文句のつけようがない。細部のニュアンスにこだわりながら、全体の流れとダイナミズムを殺すことなく、鮮烈かつ奥行き感たっぷりに聴かせる。一言でいえば、繊細で大胆。クライバーは巧みなアゴーギクを駆使して、生き生きと振って魅せる。1976年、77年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで オーディオファイル盤としても第一級の一枚。後世に語り継がれるべき名曲の初録音盤。 1960年に知り合ったロストロポーヴィチとベンジャミン・ブリテンは最初から意気投合し、ロストロポーヴィチのチェロの才能にいたく感動したブリテンは、彼のための作品を続々と書き上げることとなります。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6138 ロストロポーヴィチ&ブリテン ブリテン/ハイドン・チェロ協奏曲1963年に作曲された「チェロと管弦楽のための交響曲」もそうした作品のひとつで、チェロの名技も十分に楽しめる見事なチェロ協奏曲に仕上がっています。交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所。初演は1964年3月にモスクワで、英初演は同年6月にオールドバラ音楽祭にて行われました。この録音はその後7月に録音。 チェロの美しい音色と嵐のような打楽器の音をともに捉え切った名録音、オーディオファイル盤としても第一級の一枚です。オリジナル発売時の組み合わせは、当時珍しかったハイドンのチェロ協奏曲。ハイドンのこのチェロ協奏曲は1961年にプラハの国立博物館のラデニン文庫で発見され、先のオールドバラ音楽祭の同じコンサートでも演奏されました。1964年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 英国初版、初入荷通販レコードのご案内GB DECCA SXL6258 ヴェラー四重奏団 モーツァルト:弦楽四重奏曲21番&23番「プロシャ王」ウィーン・フィルの歴代コンサートマスターの中でも特に名手であったといわれるワルター・ヴェラー率いるヴェラー四重奏団の代表的な名盤。ED1存在せず、ED2が初版になります。英国初版は入手困難で、当店も初入荷となります。1966年4月ウィーン、ゾフィエンザール録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演。通販レコードのご案内GB EMI ASD289 エフレム・クルツ チャイコフスキー:くるみ割り人形(HT)ロシア生まれのユダヤ人であるエフレム・クルツは、残された録音は多くないものの、ロシアバレエ団との深いつながりからバレエ音楽の指揮者として西側で定評を勝ち得ていました。特に代表的な名演と評価されているのが本盤「くるみ割り人形」で、軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演を聴かせてくれます。1958年3月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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モーツァルトのお手本*ファン必聴 フィーツ、ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント17番&1番

モーツァルトのお手本*ファン必聴 フィーツ、ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント17番&1番

通販レコードのご案内DECCA黄金期を代表する名盤 ― 名手アントン・フィーツのヴァイオリンに率いられた「モーツァルトのお手本」とも言うべき、豊かで伸びやかな感性に溢れている名演《日本LONDON ffss 170g 重量盤, 裏面最初期ブルーバック》JP LONDON SLC1183 ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント 録音にリアル感のあるしっかりとした陰影があり、ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる演奏は、きわめて余裕のある進行で一分の隙も無い名演です。  ウィーン八重奏団は、長い伝統に育まれた独特の優美な響きと、自発性に富む豊かな表現で世界最高のオーケストラの一つとして、常に世界の聴衆から愛されてきたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心に結成されました。  本盤は新リーダーのアントン・フィーツ時代の1963年録音で、淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。当時のウィーン・フィルの ―― Anton Fietz, violin; Philipp Mattheis, violin; Gunther Breitenbach, viola; Nikolaus Hubner, cello; Johann Krump, double-bass ―― 名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ウィリーの弟アルフレッド、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。伝統的な良さを残しながらも切れ味の鋭い端正な演奏スタイルによる名演です。1961年4月ウィーン、ゾフィエンザールでの優秀録音、名演、名盤。Producer – Erik Smith, Engineer – James Brown. 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトMozart, Members Of The Vienna Octet ‎– Divertimenti K.334 K.136レコード番号SLC1183作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト演奏者アントン・フィーツ フィリップ・マタイス ギュンター・ブライテンバッハ ニコラウス・ヒューブナー ヨハン・クルンプ ヨゼフ・ヴェレバ オットー・ニッチェオーケストラウィーン八重奏団録音種別STEREOLONDON 最初期 FFSS, STEREO 1枚組 (170g) 重量盤, Release 1962, Stamper 輸入メタル使用盤 2E/1E 最初期スタンパー, 裏面最初期ブルーバック。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX++製盤国JP(日本)盤国内初期盤 是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。まだマスターテープが新鮮で状態で制作・録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみ。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。今でも一級のオーディオファイル盤であると断言できます。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-24342 販売価格 3,300円(税込) (さらに…)...
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名曲、名演奏で職人技の名録音と三拍子が揃った*カッチェン&スーク ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ

名曲、名演奏で職人技の名録音と三拍子が揃った*カッチェン&スーク ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ

哀愁漂う旋律はブラームス以外にかけない名曲で、英Deccaの歴史に残る名盤にはケネス・ウィルキンスンの名前が必ずある。《英 ナローバンド ED4盤》GB DECCA SXL6321 スーク&カッチェン ブラームス・ヴァイオリンソナタ1番/2番/3番 カッチェンがソロで弾くときは、速めのテンポで力感・量感のあるタッチで弾くことが多いのに、ピアノ伴奏をしている時は、やや控えめな柔らかいタッチで、ヴァイオリンにぴったり寄り添うような奥ゆかしさ。ブラームスの室内楽を聴くときは、いつもこのヴァイオリン・ソナタと、シュタルケルも加わったピアノ三重奏曲。ブラームスのヴァイオリン・ソナタは、ヴァイオリンは旋律・分散和音主体で旋律を朗々と歌うのに対して、ピアノはかなり響きに厚みがあって凝った書法で、どうしてもピアノが目立ちがちになる。  甘い音色とロマンティックな旋律でしっとりと優しい雰囲気のヴァイオリン・ソナタの第1番、副題の「雨の歌」はブラームス自身がつけたのではなく、第3楽章の冒頭の旋律が歌曲「雨の歌」から引用されていることからつけられた通称のようなもの。特に「雨」について歌った曲ではないと言われている。 自作を聴いた聴衆から「天国に持って行きたい」と言われたら作曲家は相当嬉しいと思う。そう言ったのが、親しい女性だったら尚更である。実際にクララは、こういってブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番 op.78 を誉めた。ブラームスの喜びはいかほどだっただろう。どうもこの作品は女性たちの感性に深く訴えるようだ。才色兼備のリーズルことエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルグはヴァイオリン・ソナタ第1番を自分に献呈して欲しいとねだったのだ。ところが誰にも献じられていないのは深い訳がある。 クララの最後の子供フェリクスは、元来病弱だった。ヴァイオリンを嗜んだというフェリクスにちなんで、ブラームスはヴァイオリン・ソナタ第1番の第2楽章の冒頭部分の楽譜を24小節にわたって引用した手紙でクララを慰めたのだ。薬石効無く、フェリクスはこの世を去る。ヴァイオリン・ソナタ第1番の完成はその年の秋である。その演奏を聴いたクララは、「雨の日には幼い頃を思い出す」という趣旨のテキストをもつ歌曲「雨の歌」の旋律で始まる第3楽章中で、この旋律が回想されるのを聴くに及んで「天国に持って行きたい」と称した。  しかし、「雨の歌」は冒頭から柔らかで美しい響きと優しげな雰囲気を持ち、その上に、スークとカッチェンが弾く「雨の歌」は軽やかで繊細さがあるので、窓の外でパラパラと降っている小雨が、時々強くなったり、風に吹かれて由来で降る音に、音楽がしっくりハーモニーを作るのに趣を感じるのです。振りが強くなって時折音楽が霞んでしまうのもファンタジーに浸らせてくれるし、曲が終わる頃に空が明るく晴れ間を見せたりすると、それこそ天の意志を感じるのです。わたしがブラームスを意識して聴いた最初は交響曲第1番でした。何度か繰り返し聴いて、音楽の流れを覚えてしまったぐらいの時でした。夕方聴き始めて、第3楽章から第4楽章に入ったぐらいの時に西陽がレコード・プレーヤーを包み込んだ時に、この音楽を心で感じてしまいました。それから時を得て、《ドイツ・レクイエム》を聴いた時にブラームスと対面した思いがして以来、宗教への敬虔さをブラームスにいつも感じています。  ちょっと雨の音を聴きながら物想いにふけっているような穏やかさがあって、うっとりと聴いてしまうスーク&カッチェンの全集は、カッチェンが亡くなる2年前の1967年録音。この録音当時、カッチェンとスークは40歳前後。音楽の方向性も似ているところがあったせいか、呼吸がぴったり。スークの美音に加えて、カッチェンのピアノの優しく甘い繊細な響きがとても綺麗で、淡い陰翳のあるとても爽やかな叙情感のブラームス。美音で有名なスークのヴァイオリンは、朗々と歌うけれど情緒的にまではならない。音は引き締まってはいるけれど深みも暖かみもあって、豊潤な響きではなくて、ちょっと線が細いが気がするけれど澄んだ響きと細かいニュアンスに落ち着いた品の良さを感じさせる、とても美しい音がする。  カッチェンのピアノは、1960年代後半はかなり演奏の内容が深化して、弱音のタッチや響きが繊細になっていった時期。このヴァイオリン・ソナタ全集もその時期の録音なので、その頃のカッチェンのピアノの弾き方の特徴が良く出ている。ブラームスのピアノ曲全集を録音した時とは違って、ほの暗い翳りが少ない音色。とても柔らかで優しく、透明感のある美しい響きに、ピアノ独奏の時よりも美しいかもしれないと感じさせる。スークのヴァイオリンの表情に変化にぴったりと合わせていて、寄り添うようなピアノがとても奥ゆかしい。ピアノが前面に出るべき時はしっかりと出ているけれど、力強くフォルテで弾く時でも、ヴァイオリンと調和させていくような気遣いが感じられたりする。ピアノは両手十本の指で、和声を奏でられる楽器だけど、ヴァイオリンや管楽器の様に余韻を引くことは出来ない。  合わせて弾くことは格別なのだろうなぁ、と思える典型例、何十年聞いているか数えるまでもないけれど、聴いている間は、まるで即興演奏のライブ録音のようです。それもそのはず録音エンジニアは高名なケネス・ウィルキンソンです。この曲に楽譜があることを疑わせるほど、すべての音が2人の霊感から生まれていて音楽が今まさに即興されているように聴こえます。このレコードはエンジニアの職人気質が垣間見られる名曲、名演奏で名録音の三拍子がそろっています。 1967年、キングスウェイ・ホールでの録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 GB DECCA SXL6321 – Josef Suk, Julius Katchen – BRAHMS ‎– Violin Sonatas Nos1,2,3レコード番号SXL6321作曲家ヨハネス・ブラームス演奏者ヨセフ・スク ジュリアス・カッチェン録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真 NARROW BAND ED4, STEREO 1枚組(140g), Release 1967, Stamper 5W/6W。ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-19030特別価格3,080円(税込)通常価格3,850円(税込)「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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くつろいで居心地のよい音楽◆室内楽のカミ曲 ウィーン八重奏団 メンデルスゾーン 八重奏曲

くつろいで居心地のよい音楽◆室内楽のカミ曲 ウィーン八重奏団 メンデルスゾーン 八重奏曲

通販レコードのご案内音楽の喜び・楽しみを共にわかちあい、輝いていた黄金時代のウィーン・フィルの心。意気のようなものが充満している。 《英オレンジ金文字フラット盤》GB DECCA LXT2870 ヴィエンナオクテット メンデルスゾーン 八重奏曲(フラット210g重量盤・金文字初出) 淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。  一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルのトップ、ボスコフスキーやヒューブナーらの名手。気心の知れたメンバーによる演奏ということもあるのでしょう、きっちり作り上げた精密感よりも余裕と慈しみを感じさせる秀演。モーツァルトでもそうですが、こういうくつろいで居心地のよい音楽はこの団体の十八番ですね。  メンデルスゾーンの八重奏曲は、明るく爽やかな初期ロマン派の雰囲気と若き天才の瑞々しい感性に彩られた名曲です。アントン・フィーツのリーダーで1972年にステレオ録音されていますが、本録音はステレオ盤はありません。  この弦楽八重奏曲はメンデルスゾーンが、16歳の時に作曲した作品です。友人でヴァイオリンの先生のお誕生プレゼントとして作曲された曲だそうですが、裕福な家庭に生まれて何不自由なく育った作曲家が、16歳で作曲したということを割り引く必要は全くない、完成度の高い楽曲です。この楽曲はヴァイオリンが4人、ヴィオラが2人、チェロが2人となる弦楽四重奏×2の編成です。ロックで言えば、ツイン・ドラムにツイン・リードのようなイメージでしょう。音の厚みが凄い、とても若々しくて瑞々しい室内楽のカミ曲です。 ウィーン八重奏団は1947年、当時ウィーン・フィルのコンサートマスターだったヴィリー・ボスコフスキーと首席クラリネット奏者だったアルフレート・ボスコフスキー兄弟を中心に結成された。ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦5人と、クラリネット、ホルン、ファゴットの管3人からなる。今日までウィーン・フィルの名手たちによって受け継がれてきた伝統の音色が魅力。 Ensemble – Members Of The Vienna Octet Cello – ニコラウス・ヒューブナー Nikolaus Hübner, リヒャルト・ハラント Richard Harand Viola – ギュンター・ブライテンバッハ Günther Breitenbach, フェルディナント・シュトラングラー Ferdinand Strangler Violin – ウィリー・ボスコフスキー Willi Boskovsky, フィリップ・マタイス Philipp Matheis, グスタフ・スウォボダ Gustav Svoboda, フリッツ・ライターマイアー Fritz Leitermeier 1957年、ウィーン優秀録音、名演、名盤。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトThe Vienna Octet ‎– Mendelssohn - Octet In E Flat Majorレコード番号LXT2870作曲家フェリックス・メンデルスゾーンオーケストラウィーン八重奏団員録音種別MONOORANGE WITH GOLD LETTERING 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-22573販売価格5,500円(税込) (さらに…)...
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DECCA黄金期を代表する名盤◉アルフレッド・ボスコフスキー、ウィーン八重奏団員◯ブラームス・クラリネット五重奏曲

DECCA黄金期を代表する名盤◉アルフレッド・ボスコフスキー、ウィーン八重奏団員◯ブラームス・クラリネット五重奏曲

優秀録音として知られる素晴らしい名演です。通販レコードのご案内《英デッカプレスLXT銀文字同等盤》GB LONDON CM9301 ヴィエンナオクテット ブラームス クラリネット五重奏/ワーグナー クラリネットの為のアダージョ淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルのトップ、ボスコフスキーや当時のウィーン・フィルの管の名手勢揃い。 当時のウィーン・フィルの ―― Anton Fietz, violin; Philipp Mattheis, violin; Gunther Breitenbach, viola; Nikolaus Hubner, cello; Johann Krump, double-bass ―― 名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ウィリーの弟アルフレッド、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。もう室内楽と言うよりは、イ・ムジチクラスの編成。ウィーン・フィルの縮図を見 ― 聴いているよう。ジャケットも珍しくセンスが良く、このヴィエンナ・オクテットの演奏にピッタリ。(演奏者)ウィーン八重奏団員 アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット) (曲目)ブラームス クラリネット五重奏 ロ短調 作品115/ベールマン(伝ワーグナー) クラリネットと弦楽五重奏のためのアダージョ1961年4月録音詳細掲載ページ 通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号CM9301作曲家ヨハネス・ブラームス リヒャルト・ワーグナーオーケストラウィーン八重奏団員録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤英デッカプレスLXT銀文字同等品, MONO 1枚組 (160g) 重量盤, Stamper 1A/1A。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-25891販売価格2,200円(税込) (さらに…)...
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