正統派独墺系のドヴォルザーク★重厚な蒸気機関車の響きを持った ケンペ指揮ベルリン・フィル ドヴォルザーク「新世界」

正統派独墺系のドヴォルザーク★重厚な蒸気機関車の響きを持った ケンペ指揮ベルリン・フィル ドヴォルザーク「新世界」

通販レコードのご案内端正で剛健、カラヤンが振っている艶のあるベルリン・フィルとは違って角の立ったような響きが魅力的です。《英初期ラージドッグ金文字盤》GB EMI ALP1623 ケンペ ドヴォルザーク「新世界」 若いころからゲバントハウス管弦楽団などの首席オーボエ奏者としてスタートしただけあって、多くの著名な指揮者を何時も真正面から目の当たりにして自然と偉大な指揮法を身につけたルドルフ・ケンペ。内声部に沈みがちな木管楽器をセンシティヴに鳴らす独特のバランス感覚から、手応えに満ちたドラマを描き出している。その指揮振りは、冴えたリズム感、自身もオーボエ奏者であったことからくる各声部の透明で豊かな響き、歌劇場での活動に支えられた劇的表現といった積極的要素に富んでいて説得力の高いものである。  本盤もケンペの特質である自然で流麗なフレージング、透明な音色感、生気に満ちたエネルギーの解放が際立った演奏です。特にベルリン・フィルやウィーン・フィルを振ると、何時もケンペの意欲が漲り、独特の対位法的なオーケストレーションを巧みに処理している。必然的に自然と溶け込んでエッジの効いた演奏に仕上がっています。特異なドイツ系の指揮者を探していた英EMIが飛びつくのも当然と云えば当然です。 実に手がたい造形と音楽的な起伏、重厚なひびきをもった演奏で、いわゆるドイツ的なスタイルのドヴォルザークの典型である。しかしこれらが音楽の質として極上でありながら、それ以上に大衆の関心をひくものがないこともまた認めねばならない。 当時47歳のケンペが、まだフルトヴェングラーの残像が残っていたであろうベルリン・フィルを指揮した録音です。同じ EMI のカラヤン指揮ベルリン・フィルの《新世界より》はインターナショナルな名曲演奏となっていますが、こちらは正統派独墺系のドヴォルザーク。どこを取っても、ケンペの解釈は迷いがなく、むしろそれを徹底させたことで、どっしりとした演奏になっています。しかもオーケストラのアンサンブルが巧いので、力で押してもきちんと節度を保たせていますし、そのようにコントロールしているのがまたケンペの特徴でしょう。モノラル期からステレオ期に移行するこの頃に、ケンペはベルリン・フィルと「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲録音を始めとして、比較的多くの録音を行いました。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号ALP1623作曲家アントニン・ドヴォルザークオーケストラベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ルドルフ・ケンペ録音種別MONOEARLY LARGE DOG WITH GOLD LETTERING, MONO 1枚組(150g), Stamper 8N/2N。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EX-レコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 オーダーは 品番 / 34-20313 販売価格 5,500円(税込) (さらに…)...
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真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番16〜20

真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番16〜20

往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。 再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1646 ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィルハーモニー管 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」/エグモント序曲自然に対する讃美をのびやかに再現した《田園》。ベートーヴェン屈指の人気曲をドイツの名指揮者シュミット=イッセルシュテットが名門ウィーン・フィルを指揮し、ドイツ音楽の伝統を踏まえた演奏で再現しています。録音はハイファイとして評価が高かった当時の英デッカの特徴である、高音弦のややきらびやかなサウンドに仕上がっています。1967年4月ウィーン録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1143 アンセルメ/スイスロマンド管 チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライトアンセルメが最も得意としたロマンティック・バレエを代表する《白鳥の湖》の聴きどころを一枚に収めたアルバム。古今東西のバレエ音楽の中でも最も普遍的な人気を獲得している名作が、チャイコフスキーの作曲した3作品です。スイス生まれの大指揮者アンセルメが録音した、名盤の誉れ高い全曲盤からの抜粋。「バレエ音楽の神様」と呼ばれたアンセルメの豊富な経験に裏付けられた巧みな演奏は、華やかな舞台を彷彿とさせる楽しさに満ちています。1959年6月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音。どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません 1978年の夏にスイスを訪れた志鳥栄八郎に、スイスの音楽関係者のひとりが、こう言ったとのことだ。「いまスイスの音楽界は、太陽が沈んで、暗闇の状態です。」この太陽がエルンスト・アンセルメであることはいうまでもない。  これほど、生前のアンセルメの存在は巨大だったし、その功績も、はかりしれないものがあったのである。だからこの、アンセルメ没後10年を記念して、ジュネーブで“アンセルメ国際指揮者コンクール”が開かれるようになった。  アンセルメは、1883年にスイスのヴェヴェイで生まれ、1969年の2月に、86歳の天寿をまっとうした、スイスの誇る世界的な大指揮者である。青年時代に数学を学んだが、その後、指揮者の道を選び、1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、1968年の秋に勇退する約50年の間に、このオーケストラの実力を世界的な水準にまで引き上げたのであった。ひとりの指揮者が、約半世紀も同じオーケストラを指揮するということは、驚倒すべき記録で、歴史上、まだ数人しかその例を見ない。アンセルメにとって、スイス・ロマンド管弦楽団は、まさに、自在に演奏できる“愛器”のようなものだったのである。  彼は、世紀のバレエ興行師と言われたバレエ・リュッスの主宰者ディアギレフと親交を結んでから、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、マルタンらとも親しくなり、こうした一流の作曲家たちの作品を、数多く初演している。こうしたところをみても、この巨匠の体には、近代・現代音楽の歴史が、深く彫り刻まれていたといってよい。  アンセルメは、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ロシアの音楽を得意としていたが、ドイツ音楽にも深い理解を示していた。そして、これらの音楽を、いつも客観的な態度で見つめ、精密な設計で組み立て、表情豊かに、しかも光彩陸離にまとめあげるのを得意としていた。  彼は、2度来日しているが、亡くなるわずか半年前の1968年の夏に来日した時、アンセルメと京都を旅した志鳥は、その時アンセルメが語った、「ラテン系の音楽とゲルマン系の音楽とでは、もちろん、音楽の内容も、また響きも、大いに違います。しかし、どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません」といった言葉を、思い出すということだった。このように巨匠は、いつも〝美しい響き〟を追究していた人なのであった。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC4473 スタンリー・ブラック/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団と合唱団 大いなるロシア!フェイズ4の華やかな録音が世界各国の美しいメロディーをさがしました。楽しいお国めぐり、今回は……1960/70年代に君臨したムード・ミュージックの雄、スタンリー・ブラック。ロシアものともなれば極めつけ。ロシア民謡をはじめとするお馴染みの旋律が雄大なサウンドに変身。こういう徹底して真剣にドラマティックな造り方は、今となっては生れ得ない貴重なもの。とくに東西という枠組がなくなりつつある現在では。Side-1メドウランド二つのギターモスコーの夜は更けてバラライカでSide-2剣の舞黒い瞳トレパークヴォルカの舟歌バーバヤガーの小屋〜キエフの大きな門 この録音で用いられた《Phase 4 Stereo》はDeccaが1960年代初頭、他社に先駆けて導入した20チャンネル・マルチトラック収録。メカ好きで有名だったストコフスキーはポピュラーやイージー・リスニングの分野で採用されはじめていたPhase 4 Stereo(フェイズ・フォー・ステレオ)方式を自身の録音に応用しようと提案。そのため、レコーディング・スタッフもDeccaの通常のクラシック収録とは違う、専門チームが当たったといいます。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON K15C9087-8 クナツパーツブッシュ/ウィーン・フィル ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕/ヴェーゼンドンクの歌(第4面)今もって絶大な人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)の数少ないDECCAのステレオ音源から、代表盤のひとつであるワーグナー作曲《ヴァルキューレ》第1幕。クナッパーツブッシュは、ワーグナーの聖地バイロイトで開催される「バイロイト音楽祭」に於いて、1951年~60年代前半までほぼ毎年登場し、数々の伝説的名演を残したことで広く知られています。この楽劇《ヴァルキューレ》第1幕の録音にあたっては、当時のDECCAの名プロデューサー、ジョン・カルショウが、稀代のワーグナー歌手として君臨するも、1953年にはオペラの舞台から引退していた晩年のキルステン・フラグスタート(ソプラノ)を説得を重ねて起用した貴重な録音ということでも当時話題になりました。なお、第4面には、20世紀最高のワーグナー・ソプラノの一人と言われるキルステン・フラグスタートの《ヴェーゼンドンク歌曲集》を収録。クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの美しい伴奏と共に感銘深い歌唱を聴かせてくれます。名歌唱の数々は、美しさ、スケール、洗練のすべてにおいて非の打ちどころがなく、録音当時62歳だったとは思えない、圧倒的な完成度を持って描かれています。 1956年6月(ヴェーゼンドンク歌曲集)、1957年10月ウィーン、ゾフィエンザール録音。 キルステン・フラグスタート(ジークリンデ:ソプラノ)、セット・スヴァンホルム(ジークムント:テノール)、アルノルト・ヴァン・ミル(フンディング:バス)オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON L25C-3033 ショルティ シカゴ交響楽団 ムソルグスキー・展覧会の絵/ラヴェル・クープランの墓ムソルグスキーの独創的なピアノ作品をラヴェルが華麗にオーケストレーションした『展覧会の絵』。迫力満点のオーケストラの醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。1980年録音の本盤演奏はロシア指揮者による土俗っぽいものではなく、かと言って洒落たものでもないけれど、ショルティの研ぎ澄まされたバランス感覚とヴィルトゥオーソ集団のシカゴ響による完璧なアンサンブルにより、重量感と透明感が同居した圧倒的な演奏です。1980年5月5-8日シカゴ、メディナ・テンプル録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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熱愛を注がれた問題作*本気で聴く クレンペラー指揮フィルハーモニア管 モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」

熱愛を注がれた問題作*本気で聴く クレンペラー指揮フィルハーモニア管 モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」

モーツァルトのテーマには、しばしば死や暗闇が取り上げられている。彼は単なる快活な天才ではなく、それ以上のものなのだ。《SAX規格の初版、英マジック・ノーツ、セミサークル盤》GB COLUMBIA SAX2486 オットー・クレンペラー モーツァルト・交響曲40&41番 モーツァルトは貧困のうちに死んだのだ。そう断言する、クレンペラーのモーツァルトは生半可な姿勢で聴くわけにはいかない。  彼はコンスタンツェ・ヴェーバーを愛し妻としたが、彼女は一緒に暮らす夫の真の価値を理解していなかった。彼は36歳という若さで死んだ。その短い生涯において、安らぐ時間はほとんどなかったと言えよう。と熱い眼差しを向けていることをクレンペラーの言葉から感じる。  偏愛と、これを言ってはいけないだろうか。クレンペラーのベートーヴェンに対する揺るぎない敬意は、モーツァルトを同軸線上に鑑賞するわけにはいかない。しかし、数多の指揮者が録音したモーツァルトの交響曲と比べても、フィルハーモニア管弦楽団の合奏力、ナチュラルなサウンドステージを目指した EMI 録音、そして何よりも骨太で微動だにしない解釈・指揮という点において、クレンペラーのモーツァルトは無類の演奏で、評価が綺麗に二分され中間派の無い極めて個性的で、収録から半世紀近くが経った今でも、“問題作”として伯仲する珍しい存在です。  クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団の録音は、1954年10月、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」からスタートしました。このとき、クレンペラーは69歳。最後のスタジオ録音は1971年9月で、奇しくも再びモーツァルトが演奏されました。曲はセレナードの第11番です。クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団の録音は、モーツァルトに始まり、モーツァルトで終わったのです。契約を実現させたのは EMI のプロデューサー、ウォルター・レッグでしたが、レッグは当初、クレンペラーではなく、ヤッシャ・ホーレンシュタインをフィルハーモニア管弦楽団に招きたいと考えていたそうです。  ところが、これが縁となってモーツァルトをライフワークのように取り組んだ、繰り返し聴いても、聴き返す度に何かを発見させる、この個性極まる名演は遺されたのです。感傷のかけらさえないのに見事な造型を示す40番、そして重厚なのに透明感もある構築的な「ジュピター」。録音時期こそ5年の開きがあるが、だからこそクレンペラーのモーツァルト解釈がはっきりわかる一枚だ。これだけ高いレベルの演奏なら、その価値を失うことは不朽だ。  フィルハーモニア管弦楽団は、ヴァイオリンを左と右に両翼配置で並べ、古典派が想定した通りの第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの掛け合いがくっきりと聞き取れる面白さに加えて、木管楽器群が音量バランス的に大き目に中央に浮かび上がり、音響的な明るさと明晰さをもたらしてくれるのはブラームスやベートーヴェンの録音と同じだ。しかし、金管とティンパニのコンビを鳴らし過ぎないので、フォルテでも威圧感が少なく、風通しの良い軽やかさが音響的にも達成されている。昨今主流のピリオド編成と比べれば巨大なオーケストラの響きながら、尚更音楽は雄弁なモーツァルト。両翼配置であることさえ聞いていると、どうでもよくなります。  そこで、わたしも偏愛気味に言い切りたい。モーツァルト最大の二大シンフォニーが、これだけ雄大に演奏されたことはありません。 1956年7月(40番)、1962年3月(41番)、ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。■1963年発売。SAX 規格の中での曲の組み合わせを変えての発売。40番は25番との組み合わせでした。 (さらに…)...
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リハーサル盤付き*カラヤン美学の徹底した カラヤン指揮ベルリン・フィル モーツァルト・後期6大交響曲集

リハーサル盤付き*カラヤン美学の徹底した カラヤン指揮ベルリン・フィル モーツァルト・後期6大交響曲集

カラヤンのモーツァルト演奏のスタイルは変化することはなかった。 カラヤンとベルリン・フィルのモーツァルトで、《ハフナー》、《リンツ》、《プラハ》、39番、40番と《ジュピター》は二種類あるが、引き締まったモーツァルトを聞きたいか、ゴージャスで華やかなサウンドを楽しみたいか。好みで選んで聞くのが良いが、名手の揃ったベルリン・フィルの木管楽器を楽しむにはEMI盤が勝る。優美に磨かれた、華麗なモーツァルト。カラヤン美学の徹底した演奏です。スケールの大きな中にも美しさがちりばめられ、この上なく心地の良い響き。ベルリン・フィルとカラヤンの見事なコラボレーションが生み出した、不朽不滅のモーツァルト後期交響曲集をここに聴くことができます。  録音場所はイエス・キリスト教会で、1970年9月に行なわれた。この時期、カラヤンとベルリン・フィルのコンビはEMIと、ドイツ・グラモフォンで旺盛に録音を行った。よく知られているように、ダーレム地区の騒音問題などもあって、カラヤンのベルリンでの録音拠点は、1973年からベルリン・フィルハーモニーに移りますが、このモーツァルト後期交響曲集と、ブルックナーの第4番&第7番、チャイコフスキーの後期交響曲集に関しては非常に短い期間で録音場所を違えて再録音をおこなっているのです。  1970年当時のカラヤンは、イエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗なサウンドを志向していましたが、5年後の録音場所は、ベルリン・フィルハーモニーに移って精悍なモーツァルトを聞かせている。単なる再録音ということになりますので、5年という短い期間にカラヤンの嗜好が変化したことを十分に窺わせます。こちらが一般的にはカラヤンのモーツァルトだろう。 通販レコードのご案内リハーサル盤付き4枚組初版です。《英モノクロ切手盤、初発》GB EMI SLS809 カラヤン モーツァルト・後期6大交響曲集 カラヤン&ベルリン・フィルによるモーツァルト:後期6大交響曲集。同コンビで1975~1977年にはDGGからもリリースされたときは驚きをもって迎えられたとのことですが、EMI盤がダーレムのイエス・キリスト教会での録音、DGG盤がフィルハーモニーザールでの録音ということで、サウンドの傾向には大きな違いが見られます。  本盤はイエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗な仕上がりとなっています。4枚組ですが、4枚目は(第39番、40番、41番の)リハーサルが収録されており、カラヤンがどのように音楽を作っていったのかが、よくわかります。カラヤン&ベルリン・フィルの録音は星の数くらい沢山あるが、ベルリン・フィルの実力を最高に引き出しているという点では当盤も最右翼でしょう。ベルリン・フィル伝統のアンサンブルは健在で他に得られない圧倒的なものです。1970年9月ベルリン、イエス・キリスト教会での録音、リーフレット付属。 通販レコード詳細・コンディション、価格 Wolfgang Amadeus Mozart, Herbert von Karajan, Berliner Philharmoniker ‎– The Last Six Symphoniesプロダクトレコード番号SLS809作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトオーケストラベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別STEREOWHITE & BLACK STAMP DOG, STEREO 4枚組(110g/130g/130g/130g), Release 1971, Stamper 2G/2G 1G/1G 2G/2G 1G/3。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤《モノクロ切手 白枠》セミサークルレーベルのニッパー君の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。このスタンプ・ニッパー・ラベル(ER3)は、郵便切手が白黒(モノクロ)になります。番号で見ると、ASD2470 あたりから 2750 あたり まではカラー・ニッパーがオリジナルでこれ以降は、モノクロのニッパーが初版ということになるらしい。この、ASD シリーズの半円ニッパーとスタンプ(カラー、モノクロ両方とも)ニッパーの LP は盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 オーダーは 品番 / 34-25163 販売価格 8,800円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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一級のオーディオファイル盤◆ウェラー指揮ロンドン・フィル プロコフィエフ・交響曲4番、ロシア序曲

一級のオーディオファイル盤◆ウェラー指揮ロンドン・フィル プロコフィエフ・交響曲4番、ロシア序曲

通販レコードのご案内凄いサウンドに驚愕させられる。キングズウェイホール&ケネス・ウィルキンソンと当時の最高の会場・制作陣投入した会心作。 《英ナローバンドED4盤オリジナル》GB DECCA SXL6908 ウェラー プロコフィエフ・交響曲4番/ロシア序曲 ウィーン国立歌劇場はドイツ敗戦直前の1945年3月12日に空襲で消失した。  戦中にナチス・ドイツから逃れて、ブルーノ・ワルターがいなくなった穴はクレメンス・クラウスやクナッパーツブッシュ、そしてフルトヴェングラーが埋めた。ときにヴォルフガング・シュナイダーハン、ボスコフスキー、ワルター・バリリが、ウィーン・フィルハーモニー史上最強のコンサートマスターのトリオだった。  オーストリアは1955年に占領下から独立するが、それと国立歌劇場の再建は同時だった。  ナチス・ドイツがポーランド侵攻した1939年に、ウィーンに生まれたワルター・ヴェラーは、17歳でウィーン・フィルに入団。わずか22歳でコンサートマスターに抜擢されると、11年にわたってその任務に就き、その間にヴェラー弦楽四重奏団を結成していた。  幸松肇は、ヴェラーを「ウィーン・フィル歴代のコンサート・マスターの中で、彼がいちばん腕達者だったのではないか」と評価する。しかし1969年、突如ウィーン・フィルのコンサートマスターの地位を捨てて指揮者としての道を歩むことになる。と同時に、ウィーン最高の弦楽四重奏団と呼ばれたヴェラー弦楽四重奏団も1971年に解散。おそらくウィーン・フィルのメンバーにとっても、そしていっしょに室内楽を奏でていた人にとっても、この転向は青天の霹靂。ひとりのヴァイオリニストの人生の選択が、ウィーンの音楽界にとってどれほど重い意味を持つものであったか。ヴェラーが指揮者となり室内楽を見捨てた悲劇は、ウィーンが本来持っていた室内楽の魅力を変質させ、ウィーンの室内楽全体の悲劇に直結してしまった。  ソリストの指揮者転向はよく聞く話である。しかしここまで音楽界に大きな影響を与えた「転向」は歴史として記憶にとどめておきたいトリビア向きの出来事だ。ウィーン音楽の伝統を生まれつき持ち合わせ、その未来をも託されていた歴史的な天才。周囲の期待を拒否してまで、それまでの生き方を彼はなぜに捨てたのか。  これは彼の代表作となる、1974年から1978年にかけて録音されたプロコフィエフ交響曲全集からの一枚。この全集は、アナログ完成期にセッションを組んで録音されたもので、ケネス・ウィルキンスン、ジョン・ダンカーリー、ジェイムズ・ロックというデッカの名エンジニアたちによって、重量感とシャープネスの両立したプロコフィエフ・サウンドを楽しむことができるのが大きな魅力ともなっています。制作当時、まだ30歳代後半だったヴェラーの指揮は実にエネルギッシュで推進力に富み、反応の良いオーケストラを指揮して切れ味抜群のプロコフィエフ演奏を展開しています。1977年11月ロンドン、キングズウェイ・ホールでのケネス・ウィルキンソンによるステレオ録音。同時録音の、「ロシア序曲」はジョン・ダンカーリーによるステレオ録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号SXL6908作曲家セルゲイ・プロコフィエフオーケストラロンドンフィルハーモニー管弦楽団指揮者ワルター・ウェラー録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤NARROW BAND ED4 ORIGINAL, STEREO (120g), Release 1979, Stamper 3G/3G通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-25218販売価格3,300円(税込) (さらに…)...
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☈高速道路をスーパーカーで飛ばす気分★バルビローリ指揮ハレ管◯メンデルスゾーン・交響曲4番「イタリア」/1番

☈高速道路をスーパーカーで飛ばす気分★バルビローリ指揮ハレ管◯メンデルスゾーン・交響曲4番「イタリア」/1番

通販レコードのご案内 ご機嫌なメンデルスゾーン、重厚でありながら軽妙で力のある理想的な演奏。《MMS ( Musical Masterpice Society ) レーベル盤》FR Concert Hall Society M-2235 ジョン・バルビローリ メンデルスゾーン・交響曲4番「イタリア」/」1番 第二次世界大戦に従軍。1943年に帰英後、ハレ管弦楽団の音楽監督に就任するが戦前の腕達者の楽団員は戦争から帰ってこなかった。どれほどのオーケストラだったといえども指揮者だけでは何もならない。まずはオーケストラの立て直しからがバルビローリの仕事だった。しかし健全な男性奏者は集まりそうにない。バルビローリが前代未聞の女性楽団員を多く募って戦後の新制ハレ管弦楽団を再開する。「一日16時間の仕事」、「一日1食も珍しくない」といった勤勉ぶりで、技量やアンサンブルは超一流とはいかないがバルビローリ自らが採用したメンバーを含む心あたたまるサウンドは、感興の豊かさ初々しさは段違い。戦後間もない演奏で、演奏者の技量はまだまだながら音楽で復興を応援する気概に魅了される。デヴィッド・ジョセフォヴィッツは、スイスを永住の地としているすぐれた弦楽器奏者でもあって、コンサート・ホール・ソサエティの録音制作総監督の重責も担っている人物。 通販レコード詳細・コンディション、価格レコード番号M-2235作曲家フェリックス・メンデルスゾーンオーケストラハレ管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団指揮者ジョン・バルビローリ、デヴィッド・ジョセフォヴィッツ録音種別MONOMMS(Musical Masterpice Society)レーベル、優秀録音ジャケット状態M-レコード状態EX+製盤国FR(フランス)盤DARK BLUE SILVER LETTERING, MONO 1枚組(160g)。詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-19395 販売価格 4,000円(税別) (さらに…)...
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クラシック名録音106究極ガイドが選んだ◉ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱」

クラシック名録音106究極ガイドが選んだ◉ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱」

通販レコードのご案内嶋護・著「クラシック名録音106究極ガイド」でも紹介されています。GB DECCA 6BB121/2 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団 ピラール・ローレンガー イヴォンヌ・ミントン スチュアート・バロウズ マルッティ・タルヴェラ (曲目)ベートーヴェン・交響曲9番「合唱」 ショルティは、1972年5月から1974年9月にかけて、シカゴ交響楽団を指揮して初のベートーヴェンの交響曲全集を録音しました。さらに、その後1986~89年にも再録音がなされていますが本セットは前者。ショルティならではの筋肉質な演奏で、ヨーロッパ的気品を持たない無骨な演奏がかえって刺激的な魅力を生み出している唯一無二のオーディオファイル盤に仕上がっている名盤で米国THE ABSOLUTE SOUND誌所謂TAS推薦盤としても高名。それもケネス・ウィルキンソンとゴードン・バリーが録音エンジニア務めているから当然言えば当然、オーディオルームがホールと化します。1972年5月シカゴ、イリノイ大学クランナートセンター録音、P&E:ケネス・ウィルキンソン、ゴードン・パリー&デヴィッド・ハーヴェイ詳細掲載ページ半世紀にわたり一貫してDECCAに録音し数々の名盤を遺した重要なアーティストであり続けた。そのレパートリーは多岐にわたり、バッハからショスタコーヴィチまで幅広く網羅。おそらく有名交響曲作家で1曲もやっていないのはシベリウスぐらいではないか。ショルティは、1972年5月から1974年9月にかけて、シカゴ交響楽団を指揮して初のベートーヴェンの交響曲全集を録音しました。さらに、その後1986~89年にも再録音がなされています。それ以前、1950年代に録音されたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルとのレコードは全集に至っていませんでした。特に5、7、9番は2回目の全集より力強さとアグレッシブさが前面に出ており、より良い。この説得力は、英デッカ社の巧みなノウハウに負うところ大だと思います。エンジニアは英デッカの大御所ケネス・ウィルキンソンと弟子のジェームス・ロック。3つの会場を使った彼らの録音にありがちな事情ですが統一感があり、一番状態が良いのが第9番で、響きを抑えて明瞭感と質感を確保し、締まりのある中低域が気持ちよく響く仕上がり。 地鳴りする音が刻まれているのは当然か、とにかく凄まじい演奏。冒頭からただならない気配が支配し、その空気が全曲を覆う。オーケストラの響きは深々としていて実在感があり、息の長い旋律には生命感が漲り、押しと引きの対比も鮮やかで精鋭シカゴ響のもつ驚異的な表現力の幅がいかんなく発揮されています。ショルティのイメージから聴き始めはマッシブでガチガチに硬派な演奏で、しなやかさに欠ける演奏になるかと思いきや、単にオーケストラを煽るだけではなくて ― あるいは自らの底にあるロマンチズムが目覚めたからなのか ― オーケストラ共々非常に共感に満ち、時にロマンティックなうねりすら聴かせるのですが、それが類い希なほどの説得力を持って聴き手に迫ってきます。 来日時のベートーヴェンに感心したことを思い出させる、ただし推進力のあるだけの爆演ではなく、非常に生真面目な演奏でスコアに書かれた一つ一つの音を大事にしたベートーヴェンである。ショルティの音楽の特性は硬派、豪快、ダイナミックで、甘えのない厳格かつ躍動感に溢れる演奏。その反面 、比類なき生彩に満ち満ちた輝きを放つ。早いテンポでオーケストラを煽り、楽器を鳴らしまくるため聞き逃されてしまうが、対位法などのオーケストレーションを含む曲の構造に留意し精緻なアンサンブルを要求するといった論理的なアプローチも特色の一つで、完全主義者といわれる所以でもある。サー・ゲオルク・ショルティならではの筋肉質な演奏で、鮮やかに浮かび上がるベートーヴェンの交響曲特有のフォルムの美しさや堅牢さを味わえる。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号6BB121/2作曲家ルードウィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン演奏者ピラール・ローレンガー イヴォンヌ・ミントン スチュアート・バロウズ マルッティ・タルヴェラオーケストラシカゴ交響楽団指揮者ゲオルグ・ショルティ録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 英国デッカプレスED4 original, NARROW BAND ED4, STEREO2枚組 (140g), Release 1972, Stamper 3W/4W/4W/3W.コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-27331販売価格3,300円(税込) (さらに…)...
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鬼才指揮者の若き日の名演、優秀録音◉マゼール指揮ウィーン・フィル◯チャイコフスキー・交響曲第4番

鬼才指揮者の若き日の名演、優秀録音◉マゼール指揮ウィーン・フィル◯チャイコフスキー・交響曲第4番

通販レコードのご案内超能力の域。楽譜を熟知した指揮の緻密さは驚嘆すべきものがあった。《ED2、オリジナル盤》GB DECCA SXL6157 マゼール&VPO チャイコフスキー・ 交響曲4番早熟の天才として幼いころからヴァイオリン奏者として名を成し、ニューイヤーコンサートではボスコフスキー再来とばかりに弾き振り感動与えてくれました。彼の指揮のもとで演奏した、ウィーン・フィルの楽団員は記憶力の抜群な指揮者だったと当時を語っていた。譜面をめくること無く、頭のなかでめくりながら指揮をしているようだったという。ドラマティックな展開に富むこの曲を覇気あふれるタクトで、ぐいぐい引っ張るマゼールの力量が魅力。この曲のカラヤンの演奏はすごい。しかし、そのカラヤンに畏怖を感じさせていたであろうマゼールの音楽もまたすごい。そんな超才能は、早熟の天才所以もある。8歳で大学オケを指揮してデビュー、9歳でストコフスキーの招きでロサンゼルス・フィルを指揮、さらにトスカニーニに認められNBC交響楽団を指揮、ニューヨーク・フィルにもデビューした。その少年に対して練習中はわざと音を外して嫌がらせをする立派な大人たちに、マゼール少年はプロの指揮者としてその間違いを指摘し健全な人間関係を築いていったという。このウィーン・フィルとの録音の前に、ドイツ・グラモフォンでベルリン・フィルとの録音もある。30歳の史上最年少でバイロイト音楽祭デビューを飾った時の録音で、わずか数年前までフルトヴェングラーが指揮し、今は帝王カラヤンが君臨する天下のベルリン・フィルを相手にしている。その5年後、名匠カルーショーが(5番のプロデュースを最後に)身を引いた後のことだ。当時のレコード会社の協定では掟破り覚悟のギリギリといえる同一曲の録音をウィーン・フィルで敢行。英国 DECCA 社としてはカラヤンとの契約が継続できるか不安定要素だったのだろう。たとえ保険としてのマゼールの器用だったとして、チャイコフスキーの交響曲、協奏曲をまとまった形で今、私たちは楽しむことができているのは嬉しいことです。チャイコフスキーは、録音が良いことは必須です。本盤は、クールかつクリアな雰囲気となっており、シベリウス同様チャイコフスキーにもピッタリ。朗々と鳴り渡る金管や明晰なティンパニなどは立派にロシアの雰囲気を醸し出している。決して明るすぎることのないシャープさは、けっして曲想から逸脱してはいません。英国 DECCA 録音の面目躍如といったところでしょうか。素晴らしい録音です。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト GB Decca SXL6157 – Lorin Maazel – Vienna Philharmonic Orchestra – Tchaikovsky ‎– Symphony No.4品番34-16384レコード番号SXL6157作曲家ピョートル・チャイコフスキーオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ロリン・マゼール録音種別STEREO コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤 Producer: Erik Smith Engineer: Gordon Parry Recording location: Sofiensaal, Vienna, September 1963 - October 1964 まだ若かったマゼールが、ウィーン・フィルを指揮してデッカにおこなったセッション録音。録音会場は、かつてデッカがウィーン・フィルとのセッション録音に多用したゾフィエンザールで、このホールでの収録時に顕著な生々しいサウンドが演奏の個性をいっそう引き立てています。 「ffss」のロゴ・マークでも知られたその鮮明な響きは細部にこだわり抜くマゼールの芸風との相性も良く、通常では意識しないような細部の音型をシャープに立ち上がらせたり自在で俊敏なドライヴ感を克明に伝えるなど、当時のマゼールならではの魅力をいっそう際立たせていたように思います。 ロマン派交響曲としてのスリルやダイナミズムを往年のウィーン・フィルの個性豊かな美しいサウンドで実現したユニークな内容。 販売レコードのカバー、レーベル写真 ED2 レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「 FULL FREQUENCY 」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4 よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。またラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝( GROOVE )があります。ここまではファースト・ラベルと同一デザインです。ただし、ラベル上部10時位置の文字が、「 Made in England By … 」に変更になりました。多くの専門家の間で、このセカンド( ED2 )の音質は、ファーストラベル( ED1 )に似ているという意見が多いです。 WIDE BAND WITH GROOVE MADE IN ENGLAND ED2, STEREO 1枚組(150g), Release 1965, Stamper 1W/3G。 通販レコード品番34-16384特別価格8,800 円(税込)通常価格11,000 円 詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番36〜40

真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番36〜40

往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。 再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。 通販レコードのご案内JP LONDON SLC1755 シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィル ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」/交響曲第8番「運命はこうして戸を叩く」と作曲者が説明したといわれる、あまりにも有名な《運命》。ベートーヴェン屈指の人気曲をドイツの名指揮者シュミット=イッセルシュテットが名門ウィーン・フィルを指揮し、ドイツ音楽の伝統を踏まえた演奏で再現しています。録音はハイファイとして評価が高かった当時の英デッカの特徴である、高音弦のややきらびやかなサウンドに仕上がっています。1968年9月ウィーン録音。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 37「シェエラザード」は、アンセルメが指揮者として世界的な注目を浴びるきっかけとなったセルゲイ・ディアギレフ率いるロシア・バレエ団での活動とも所縁の深い演目であり、アコースティック時代だった1916年にアメリカ・コロンビアのためにロシア・バレエ団のオーケストラとともに行なった録音でも第1楽章と第4楽章の抜粋が含まれていました。これはアンセルメにとって生涯初めての録音となったもので、その意味でも「シェエラザード」はアンセルメにとって重要な作品であり続けたといえるでしょう。通販レコードのご案内JP LONDON SLC1064 アンセルメ/スイスロマンド管 リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」/ボロディン ダッタン人の踊りと合唱「三角帽子」と並び、数多いアンセルメの録音の中でも殊更評価が高く、アナログ時代を通じて「シェエラザード」の代表盤とされていた歴史的名盤です。『シェエラザード』には音響的な魅力を追うあまりけばけばしさと隣り合わせの、音楽的にはむしろ内容の薄い演奏が少なくないが、このアンセルメ盤はまさにそれとは対極的な位置を占める典型的な一枚である。抑え気味の表現の中にも、丹念な彫琢とデリケートな音色感覚から生み出される実にさまざまな妙味がいっぱいで、アンセルメの指揮術の奥の手をそこにみる思いがする。1960年の録音で、アンセルメにとって1952年(モノラル)と1954年9月(ステレオ)のパリ音楽院管弦楽団との2種類の録音以来の再録音となったものです。ステレオ期のアンセルメ録音を一手に引き受けたプロデューサーのジェームズ・ウォーカーとデッカのステレオ録音の生みの親であるロイ・ウォレスが組んだ名録音でもある。 [シェエラザード]ローランド・フェニヴェス(ヴァイオリン)、[イーゴリ公]ローザンヌ青少年合唱団、ローザン放送合唱団(合唱指揮:アンドレ・シャルレ)1960年11月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音。日本盤初出:SLC1064(1961年12月)。どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません 1978年の夏にスイスを訪れた志鳥栄八郎に、スイスの音楽関係者のひとりが、こう言ったとのことだ。「いまスイスの音楽界は、太陽が沈んで、暗闇の状態です。」この太陽がエルンスト・アンセルメであることはいうまでもない。  これほど、生前のアンセルメの存在は巨大だったし、その功績も、はかりしれないものがあったのである。だからこの、アンセルメ没後10年を記念して、ジュネーブで“アンセルメ国際指揮者コンクール”が開かれるようになった。  アンセルメは、1883年にスイスのヴェヴェイで生まれ、1969年の2月に、86歳の天寿をまっとうした、スイスの誇る世界的な大指揮者である。青年時代に数学を学んだが、その後、指揮者の道を選び、1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、1968年の秋に勇退する約50年の間に、このオーケストラの実力を世界的な水準にまで引き上げたのであった。ひとりの指揮者が、約半世紀も同じオーケストラを指揮するということは、驚倒すべき記録で、歴史上、まだ数人しかその例を見ない。アンセルメにとって、スイス・ロマンド管弦楽団は、まさに、自在に演奏できる“愛器”のようなものだったのである。  彼は、世紀のバレエ興行師と言われたバレエ・リュッスの主宰者ディアギレフと親交を結んでから、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、マルタンらとも親しくなり、こうした一流の作曲家たちの作品を、数多く初演している。こうしたところをみても、この巨匠の体には、近代・現代音楽の歴史が、深く彫り刻まれていたといってよい。  アンセルメは、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ロシアの音楽を得意としていたが、ドイツ音楽にも深い理解を示していた。そして、これらの音楽を、いつも客観的な態度で見つめ、精密な設計で組み立て、表情豊かに、しかも光彩陸離にまとめあげるのを得意としていた。  彼は、2度来日しているが、亡くなるわずか半年前の1968年の夏に来日した時、アンセルメと京都を旅した志鳥は、その時アンセルメが語った、「ラテン系の音楽とゲルマン系の音楽とでは、もちろん、音楽の内容も、また響きも、大いに違います。しかし、どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません」といった言葉を、思い出すということだった。このように巨匠は、いつも〝美しい響き〟を追究していた人なのであった。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。 通販レコードのご案内JP LONDON SLA1023 メータ/ロスアンジェルス・フィル ストラヴィンスキー 春の祭典音楽史上でも有名な怒号が飛び交った《春の祭典》初演だったスキャンダルが効果となり、20世紀クラシック音楽の中でも最も演奏され、音楽分野に限らず20世紀の芸術に多大なる影響を与えました。1971年のレコード・アカデミー賞に輝いたメータの野生美と神秘性に満ちた《春の祭典》。同時期に録音されたブーレーズの旧盤とともに《春の祭典》ブームに火をつけた30歳代前半の若きメータの覇気溢れる名盤。荒々しく野生的、マッシヴな演奏は数ある《春の祭典》録音の中でも特筆ものです。1969年8月ロサンゼルス録音、第9回(1971年度)レコード・アカデミー賞「管弦楽曲部門」受賞。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 39ワーグナーの音楽には、一度、とりつかれたら抜け出せなくなるような、麻薬にも似た魅力があるとされ、「ワーグナーの毒」といわれているのだが、たしかに、それは的を射た比喩だと思う。ただ、ワーグナーは、オペラの作曲家であり、オペラが苦手、あるいは、嫌いという人にとっては、尚更にワーグナーの世界に浸るのはハードルが高いという声を聞くが、そんな人にお勧めなのが、このワーグナー音楽の神髄を「美味しいとこ取り」したともいえる、「ワーグナー・アルバム」である。 今もって絶大な人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)は、若い頃からワーグナーを得意としており、バイロイト音楽界やバイエルン国立歌劇場で伝説的な名演奏の記録を刻んできました。その晩年はワーグナーの聖地バイロイトで開催される「バイロイト音楽祭」に於いて、1951年~60年代前半までほぼ毎年登場し、数々の伝説的名演を残したことで広く知られています。通販レコードのご案内JP LONDON SLC1744 クナツパーツブッシュ/ウィーンフィル クナツペルツブッシュ・ワーグナー・アルバムワーグナーのスペシャリストとして知られるクナッパーツブッシュの名演集。20世紀最高のワーグナー歌手ニルソンを迎えたスケールの大きな演奏で、クナッパーツブッシュを知るにもワーグナーを知るにも最適な一枚だ。殊に晩年になって会得した演奏スタイルである悠揚迫らぬ巨大なスケール内面の激しい燃焼は、余人の到達し得ぬ境地に達していると言っても過言ではないでしょう。全曲盤でも味わえない「愛の死」におけるニルソンの歌唱も素晴らしく、ステレオ最初期の名録音で、ウィーン・フィルの音色を味わうことができる。クナッパーツブッシュの芸術の粋を伝えるワーグナー・アルバムです。1957年10月(神々の黄昏)、1959年11月(トリスタンとイゾルデ)ウィーン、ゾフィエンザール録音。ビルギット・ニルソンの圧倒的な声量を伴うドラマティックな歌声は特にワーグナーとの相性が良く、戦後最大のワーグナー・ソプラノとして数々の作品に出演しました。ショルティ&ウィーン・フィルによる歴史的な「ニーベルングの指環」全曲録音でもブリュンヒルデ役を務めるなど、ステレオ初期のワーグナー作品において圧倒的な存在感を放っています。この「トリスタンとイゾルデ」では、ワーグナーとなると凄まじい演奏を見せる天才指揮者、クナッパーツブッシュとの共演です。 ワーグナー音楽の「美味しいとこ取り」には、色々な組合せがあり得るので、曲目編成はさまざまだが「ニーベルングの指環」のあらすじを追ったコンパクトなもの、「ワーグナー管弦楽曲集」と銘打った序曲、前奏曲を取り合わせて、オペラ中でも交響曲に引けを取らない超弩級のオーケストレーションを堪能させるオーディオ・デモンストレーション向けが多いが、神話の世界や、オペラの約束事が無縁な人には、音に圧倒されるばかりでしかない。それでは不本意だったのだろう、クナッパーツブッシュとなると特に。ワーグナーの音楽の〝毒〟を接種し、どういう場面の音楽で、何を歌われているのかは、それから知ってもらえればいいのだ。その時分にはオペラが苦手、ワーグナーは嫌いという弱点に免疫機能が働くオペラ耳になっているだろう。 本アルバムの魅力は、クナッパーツブッシュ円熟期の成果を、より録音明晰なウィーン・フィルの演奏で聴くことができる点であり、スタジオ・セッションという完璧な環境での録音、かつニルソンを抜擢したソプラノのアリアは価値あるもの。ワーグナー音楽の神髄を極めた名演奏とされているクナッパーツブッシュのこの「ワーグナー・アルバム」は、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)の「ワーグナー管弦楽曲集」中、クレンペラーと並んで第3位にランクされている。すでに幾度もリリースされてきたロングセラーだが、いまだにこれを凌ぐ演奏には滅多にお目にかかれない。ワーグナー指揮者として絶対の自信に裏打ちされ、セッション録音ながら当意即妙のライヴ感、縦横無尽な自由な解釈、一発必中の緊張感をこれほど随所で感じさせる演奏は稀であろう。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内JP LONDON SLA1039-40 ショルティ/シカゴ響 マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」宇宙がなり、神が声を発する史上最大の交響曲!迫力満点のオーケストラと合唱の醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。1971年シカゴ交響楽団のヨーロッパ楽旅の際に豪華ソリストを起用し、デッカのウィーンでの録音本拠地ゾフィエンザールで録音された《千人の交響曲》。デッカの録音技術の粋を結集した臨場感あふれる空前絶後の録音の生々しさ、圧倒的な緊張感はこの曲の屈指の名盤として知られています。1971年8月、9月ウィーン、ゾフィエンザール録音。ヘザー・ハーパー、ルチア・ポップ、アーリーン・オジェー(ソプラノ)、イヴォンヌ・ミントン、ヘレン・ワッツ(アルト)、ルネ・コロ(テノール)、ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)、マルッティ・タルヴェラ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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♬DGGに無い魅力が本盤に有る*カラヤン指揮ベルリン・フィル ドヴォルザーク・新世界より、スメタナ・モルダウ

♬DGGに無い魅力が本盤に有る*カラヤン指揮ベルリン・フィル ドヴォルザーク・新世界より、スメタナ・モルダウ

決して手抜きをしないのがカラヤンと完璧主義者のレッグ・コンビが生み出した陶酔。理想的なレコード・サウンド! スタイリッシュなドヴォルザークの《新世界より》です。  この名曲はドヴォルザークの交響曲第9番ですが、レコード盤のラベル面、レコード・カバー裏のライナーを見ればわかりますが、交響曲第5番と表記されています。カラヤンは DGG でも同曲をレコード発売しますが、それでは「第5(9)番」と初版では印刷されている。  ドヴォルザークの原典版がチェコ国内では整備され始めていましたが、国際版で作品番号の変更が行われるようになった時期だったから、まだローカル色がどうこうという状態じゃなかった。カラヤンがつくる洗練されたスタイルこそがドヴォルザークの一般音楽ファンに浸透させるのには大きな働きとなったと信じている。 カラヤンは同曲を何度も録音しており、EMIだけで2回録音していますが、これは1957-58年の旧録音で、カラヤン壮年期のベルリン・フィル就任3年目のセッション。カラヤンの英国コロムビア/EMI録音は基本的にフィルハーモニア管弦楽団ですが、これは珍しいベルリン・フィルとの録音。  この時期、DGG 専属だったベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と EMI への録音が始まる。レッグが EMI から去るのも間近と思われていたこの頃で、カラヤンの DGG 移籍のための手切れ金替わりとされる。懐疑的な思いを EMI はステレオ録音に持っていて、一方ではステレオ録音をしたいというカラヤンの強い希望を持っていて。その条件として EMI の提案がベルリン・フィルを指揮しての《新世界より》だったのだろう。  英コロムビア時代のカラヤンの指揮は殆どがフィルハーモニア管弦楽団ですが、本盤はコロムビア時代には大変珍しいベルリン・フィルハーモニーとの組み合わせ。《新世界より》には、フィルハーモニアでレコードを発売するよりも「ベルリン・フィルが EMI に初登場!」の効果は大きかっただろう。だったらステレオ盤で発売しても成果はあると算用したと思う。同じ日にヒンデミットの《画家マチス》も録音している。後に《モルダウ》を組み合わせる変更になったのかと想像する。 通販レコードのご案内昭和37年発売の日本コロムビア盤。JP COLUMBIA RS-3008 カラヤン ベルリン・フィル ドヴォルザーク:交響曲9(5)番「新世界より」、スメタナ:交響詩「モルダウ」英 EMI の偉大なレコード・プロデューサー ウォルター・レッグは戦後ナチ党員であったとして演奏を禁じられていたカラヤンの為に、レッグ自ら1945年に創立したフィルハーモニア管弦楽団を提供し、レコード録音で大きな成功を収めた。1954年にドイツ音楽界に君臨していたフルトヴェングラーの急逝にともない、翌55年にカラヤンは、ついにヨーロッパ楽壇の頂点ともいえるベルリン・フィルの首席指揮者の地位に登りつめた。ここでレッグとカラヤンの関係は終止符を打つが、この約10年間に残したレッグ&カラヤン&フィルハーモニアのレコードの数々は、正に基準となるようなレコードであったと断言出来ると思います。演奏はオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し、音を徹底的に磨き上げることによって聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで、完全主義者だったレッグとうまが合ったのは当然といえば当然で、出来栄えも隙が無い。決して手抜きをしないのがカラヤンの信条であったという。DGG盤にない魅力が本盤には有ります。英コロムビア時代のカラヤンの指揮は殆どがフィルハーモニア管弦楽団ですが、本盤はコロムビア時代には大変珍しいベルリン・フィルハーモニーとの組み合わせ。記憶では本盤含めて2枚しかないと思います。1959年初発盤。■録音年月日:1957年11月28・29日、58年1月6・7日(新世界から)、5月18~20日(新世界から、モルダウ) ■録音場所:グリュンネヴァルト教会、ベルリン ■録音:ステレオ ■スタッフ:P:ウォルター・レッグ、E:ホルスト・リントナー 通販レコード詳細・コンディション、価格 録音秀逸オーディオファイル盤なのは言うまでもない。録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみを十二分に与えてくれる名盤です。プロダクトレコード番号RS-3008作曲家アントニーン・ドヴォルザークオーケストラベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別STEREO1962.2発売日本コロムビア製ターコイズレーベル国内初出, STEREO 1枚組 155g 重量盤, 英国COLUMBIA同一スタンパー YRX 使用盤。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国JP(日本)盤LP黎明期の息吹が聴こえてきそうな程よく還暦迎えたような訂装、骨董盤としては奇跡的。60年前製造盤とは思えません。レーベル・ガイド 日本コロムビア社社史によると同社クラシック・レコードの歴史は、英コロムビア(EMI)、米コロムビア(CBS)から原盤の供給、それを国内盤として発売して生業立ててきました。 当時の日本国内情勢では米英からの供給代理店変更は当たり前、例として1960年に東芝音楽工業株式会社が設立され、1962年には英コロムビアとの契約を終了。さらに1968年には、CBSソニーレコード株式会社が設立。同年6月末日をもって、米コロムビアとの原盤供給使用契約が終結。これによって日本コロムビアは、EMIとCBSという二大メジャーレーベルの国内発売権喪失干されてしまいます。二大レーベルを失ったことにより、日本コロムビア社洋楽部門は、必然的に自主制作の道をたどって行くことなります。基本的に日本コロムビア社の製作は版権手放す1968年以前になります。 個人的にはマスターテープが移籍後のCBS/SONY制作盤より新鮮な時制作されている所為か、同じワルター、セル、バーンスタイン等々指揮者からブダペスト四重奏団などの室内楽問わず中域厚く好んで聞きますが、今となっては日本コロムビア盤は半世紀以上前の製造でニアミント盤探すのには苦労しています。オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-27118 販売価格 2,750円(税込) (さらに…)...
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