売約済★ブルー・アンド・ゴールド・ラベルの極初期盤★シュワルツコップ R.シュトラウス:カプリッチオ『終幕』、4つの最後の歌

売約済★ブルー・アンド・ゴールド・ラベルの極初期盤★シュワルツコップ R.シュトラウス:カプリッチオ『終幕』、4つの最後の歌

偶さかは立て続けに起こるようです。重大な用事をしている時に大切な人と出会うような、それがまたとても懐かしい出逢いであったりというような。リアルな人付き合いとは、予想が出来ないだけにシナリオではない面白さがあります。そして今回も重なりました。わたしの伺い知らないところで、ブームなのでしょうか。コレクターの間で話題に成っていたのかも知れませんね。 半額セールが引き寄せになったのかも知れないけれども、シュワルツコップがアッカーマンの指揮で録音したリヒャルト・シュトラウスのオリジナル・アナログ盤に重なったオーダーがありました。何枚も所有しているレコードではない一品ものですから、オーダーを受け付けた早い一巡で対応していますのであとからの方には次回手に入った時にご連絡を優先する約束で了解して貰うしか有りませんでした。しかし、これが気持ちの中では申し訳なくて仕方のないものです。 (さらに…)...
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《バロックの森》フルートが活躍するバロック名曲①

《バロックの森》フルートが活躍するバロック名曲①

土曜、日曜日が『リクエスト・ア・ラ・カルト』で長い事続いてきたNHK-FMの『バロックの森』。平日のお勉強的な内容とのコントラストで、楽曲の詳しいお話しではなくて思い出話やナビゲーターさんの日常を伺わせる話は別な一面で面白かった。家庭菜園をされていたようで、朝に遊びに来る野鳥の話題など大好きでした。リクエスト・ア・ラ・カルトが日曜日だけになったのは、リスナーからのリクエストが減っているのか、昨日久し振りに日曜日の放送を聴いていたのですけれどもリスナーさんの思い出話なども少ないのでしょうか。   Singing Boy with a Flute by Frans Hals, 1623-1625 via backtoclassics.com (さらに…)...
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《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑥ ヴァイオリンはダンスのための楽器

《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑥ ヴァイオリンはダンスのための楽器

天使がヴァイオリンらしきものを携えている古い絵画や彫像が、幾らもあります。『らしきもの』とされているように、よくよく観ると違うよう。そもそもヴァイオリンは、いつ頃どういう経緯で誕生したのでしょう。結論を先に答えるならば根拠不明。音楽史の上でヴァイオリンの名手にして、今でも演奏される機会の多い重要な作曲家はコレルリ。ヴァイオリン音楽を芸術音楽として最初に記録されます。もしもヴァイオリン音楽を発展させるヴィヴァルディの存在がなかったとしたら、現在の認識以上に誰もが知った作曲家の名前になっていた事でしょう。 楽器を手にしている絵画としては女神が抱いているハープが最も古いもの。総ての楽器の発展の源にはハープがあります。これも現代のようなメカニックを持ったハープではなく、竪琴。もとは猟のための弓を遊び半分だったのか、魔除けのマジナイかかき鳴らしていた行為が音楽の根本だというのが音楽史のお勉強には出てきます。 さてヴァイオリンですが、1,500年半ばに唐突に登場します。ほぼ現代のヴァイオリンの構造をしている事は驚きですけれども、その形状や大きさは多様性を極めていました。バロック・ヴァイオリンと言われる古い楽器を観ていると昆虫を観ているような錯覚を感じます。バッタに似ていませんか。葉っぱに擬態できるナナフシに似ています。 (さらに…)...
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《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑤ マレの音楽はロック以上にロックしている。

《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑤ マレの音楽はロック以上にロックしている。

楽器の博物館。或いは、古い楽器を鑑賞する機会があると長時間居ても飽きない。楽器の成り立ちと言っても笛の類は、土偶時代からって・・・こちらの方よりも、興味津々なのは弦楽器のはじまり。弦楽器のファミリーは現代ではヴァイオリンを中心に考えがちだけれども、チェロが最初のお父さん。それよりも大きいコントラバスとの中間の楽器でヴィオールという弦楽器が最初のはじまり。ジャズ・ファンだったらウッドベースをイメージして貰うと分かり易いです。 (さらに…)...
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