名曲新百選◉歌のヒットで柳並木が復活 東京行進曲〜佐藤千夜子・朝ドラにもなった流行歌手第1号の金字塔、昭和の歌謡曲第1号

名曲新百選◉歌のヒットで柳並木が復活 東京行進曲〜佐藤千夜子・朝ドラにもなった流行歌手第1号の金字塔、昭和の歌謡曲第1号

第3番(昭和4年5月)曲目東京行進曲歌手佐藤千夜子作詞西條八十作曲中山晋平昭和の歌謡史の第一ページ ― 映画主題歌の第1号 昭和の初め、現代流行歌の草分け時代。中山晋平メロディーで幕を開け、古賀政男の出現によって日本中を席巻し、黄金期を迎えます。それは支那事変が起こって戦況が悪化、音楽が統制下に置かれる昭和10年まで続きます。  昭和の初め、娯楽雑誌として日本一の発行部数を誇っていた「キング」に掲載された、菊池寛の評判小説を日活が映画化するに当たって、ビクターがタイアップして作った映画主題歌で、昭和4年5月発売されるや爆発的なヒットとなりました。  昭和の初め、日本歌謡界のクイーンは佐藤千夜子でした。本名は千代、山形県出身で、上野の音楽学校に学んでいた彼女が、中退して中山晋平の作曲した童謡や新民謡を歌って、レコード以前からその声価は高かったものです。ビクター専属のレコード歌手第1号として吹き込んだ『波浮の港』は15万枚、映画主題歌『東京行進曲』が25万枚の大ヒットは驚異的なものでした。昭和の歌謡史の第一ページに深く刻まれた彼女の輝く足跡は、いつまでも消えないでしょう。  歌詞は、関東大震災から立ち直った東京のモダン風俗をうたったものですが、ヒット・ソングを映画化した大正時代の小唄映画と違って、これは映画とレコードが同時に企画製作された最初の作品で、映画主題歌の第1号といえる記念すべき作品です。  冒頭に〝昔恋しい銀座の柳〟という詞がありますが、銀座の柳並木は明治期にイチョウに切り替えられ、この歌より6年前の関東大震災でそれも壊滅状態となっていました。この歌の当時はプラタナスになっていましたが、曲の大ヒットで<銀座に柳を復活させよう>の気運が盛り上がり、銀座に柳が復活しました。後に作詞作曲も同じメンバーで「銀座の柳」が作られ完全復活が宣言されました。折角の銀座の柳も太平洋戦争の東京大空襲などで壊滅し、現在は4代目だそうです。 (さらに…)...
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レアなコレクターアイテムの女王◉若くして一線を退き録音が少ないミシェル・オークレール・最高の名演

レアなコレクターアイテムの女王◉若くして一線を退き録音が少ないミシェル・オークレール・最高の名演

入手困難な超レア・アイテムフランスのエスプリを体現すると評された師ティボーの芸風にも通じるとされ「女ティボー」とも呼ばれながら、若くして故障や事故で一線を退いたため録音は少なく、いずれもレアなコレクターアイテムとなっています。 耳をくすぐるような魅惑的な演奏 ジャック・ティボーの寵愛も受けたミシェル・オークレールは1951年のアメリカ・ツアー、1958年にはソ連のツアーなどで成功を収めたのを頂点に世界中から引っ張りだこになりましたが、早々に寿引退してしまいます。なんとも潔いことだろう。その頃の録音は随分と力のこもった『女ティボー』と言われた通りの凄演だった。  入手しやすいのはフィリップス傘下のフォンタナ・レーベルに録音した一連のヴァイオリン協奏曲集で『モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番と第5番』はよく聴かれているが、ここでのアピールに『女ティボー』と言われた云々はそぐわない。彼女の音楽の変化を聴いていないような評価は、しいてはティボーの音楽の誤解を誘引しやすい事態を招いている。彼女の経歴を一見するだけで、それは覗える。 通販レコードのご案内NL FONTANA 700 161 WGY ミシェル・オークレール モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲4番/5番「トルコ風」ジネット・ヌヴーやローラ・ボベスコを育てた名教授ジュール・ブーシュリに師事し、その後ジャック・ティボーのもとでも学んだ、フランスの名ヴァイオリニスト、ミシェル・オークレール。若くして演奏家としては一線を退いたため、録音は多くありません。希少なステレオ録音のモーツァルト、本国オランダ初版です。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 『女ティボー』ミシェル・オークレール ミシェル・オークレール (Michèle Auclair, 1924-2005) は、パリ音楽院でジュール・ブシューリの薫陶を受けたフランスのヴァイオリニスト。1924年の生まれ、1943年のロン=ティボー国際音楽コンクールのヴァイオリン部門の覇者である。ジャック・ティボーの寵愛も受け、ティボーの推薦でロシア人ヴァイオリン教師のボリス・カメンスキーにロシア流のテクニックを教わります。また1949年にはアメリカに留学してドイツ出身の名教師だったテオドール&アリス・バシュカス夫妻のレッスンも受けていました。  フランス、ロシア、アメリカの流儀を身に着けていったオークレールはコンクール歴も業績として上手く活用できたヴァイオリニストでした。1943年にロン=ティボー音楽コンクールで第1位を獲得した時には、記念レコードとしてティボーの指揮でヨーゼフ・ハイドンのヴァイオリン協奏曲ハ長調を録音。その後1945年のジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位を獲り、まずはフランスを代表する新進気鋭のヴァイオリニストとしての名声を確実なものにしています。このジュネーヴ国際音楽コンクールは審査員の裁定如何では第一位を平気で空席にしてしまうコンクールだけにオークレールの優勝はヨーロッパ楽壇に、その名を轟かせるに十分なものでした。  演奏家としての現役時代にヨハン・ゼバスティアン・バッハから同時代の作品まで幅広くこなしていたオークレールは、そこそこの数の録音を残していますが、左手の故障を理由に演奏活動を停止してしまいます。1960年代半ばに作曲家のアントワーヌ・デュアメルと結婚したのが理由ですが、その清さ。彼女の活躍はヨーロッパ楽壇にその名を轟かせるに十分なものではありましたが、美貌や話題性での出逢いではなく自己表現の音楽として彼女の内包するものを受け入れた作曲家のアントワーヌ・デュアメルとの結婚を得て、それまでのジャック・ティボーからその才能を愛でられ一部のファンから呼ばれた「女ティボー」の渾名は必要なくなったのだ。  演奏活動から身を引いた後は母校であるパリ音楽院の教授に収まり、世界各国に出かけて教育活動に専念していました。1977年には来日してマスター・クラスを開いています。亡くなったのは2005年と最近のことです。  思わず情緒的に走ってしまうのが女流奏者の予想できないところで気の許せないところですが、レコードで聴くことが出来ないので想像するしか無いですが普段のオークレールの演奏は演奏活動から手を引くほんの少し前の録音に聴くような堅牢な耳をくすぐるような魅惑的な、力の抜き加減を計算したものではなかったか。レミントン盤のオークレールを聴いていると、2009年公開のフランス映画『オーケストラ!』(原題: Le Concert)を思わせる光景と遭遇できる。フランスに憧れていたチャイコフスキーも納得するのでは・・・。通販レコードのご案内US Masterseal MSLP5002 ミシェル・オークレール チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲1945年ロン・ティボーコンクール、ぶっちぎりの優勝かつ大賞を、弱冠20歳そこそこで獲得したことから、ジャック・ティボーの後継者と呼ばれている天才少女ミシェル・オークレール。本盤も流れもスムーズでウィットに富んでおり、フランスの粋を味わえる演奏となっていた。しかしフランス風のセンスだけでなく、ティボー譲りの魂の叫びが直接聞こえてくる。ヴァイオリンは時に悲鳴を上げるほど激しく泣き叫ぶ。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで超レア盤「オークレールのルクレール」通販レコードのご案内FR DF 525.116 ミシェル・オークレール ルクレール・ヴァイオリン協奏曲集名高いディスコフィル・フランセの「オークレールのルクレール」入荷しました。ジャケット・盤ともにミント・コンディションのレア盤です。 【収録曲】 ルクレール:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.7-6 ルクレール:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.10-6オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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避難所生活で癒やされた☆プライ、ギーベル、ワッツ、アンセルメ指揮スイス・ロマンド管 ブラームス・ドイツ・レクイエムほか

避難所生活で癒やされた☆プライ、ギーベル、ワッツ、アンセルメ指揮スイス・ロマンド管 ブラームス・ドイツ・レクイエムほか

通販レコードのご案内短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫る。《"WORLD STEREO"グリーン盤、英プレス2枚組ボックス》GB WRC S-4666 アンセルメ ブラームス「ドイツ・レクイエム」 この「ドイツ・レクイエム」はアンセルメの最晩年の1967年の録音。この曲の演奏としては、ややゆっくり目のテンポ設定で厳しさより優しさを感じさせる暖かい演奏です。晩年ならではの充実した境地を避難所生活が続く中、諦念と再び新たに起こして行けば良いんだと、失ったものを糧にする気持ちに、演奏の内に秘めた熱さみたいなものには癒やされました。 初めてオペラやドイツ・リートを親しいものにしてくれたヘルマン・プライのやや甘い声が、改めて聞きたくなって日頃聴く機会のなかったアンセルメのレコードを聞いています。数学者のような解釈に、思いがけず心に平安を貰いました。  ドイツ・レクイエム op.45、悲歌 op.82 が1966年6月。アルト・ラプソディ op.53 が1965年10月にジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールで録音。  余計な思い入れや無駄な力瘤は一切なく、しかし十分にパワフルで抒情も美しい。どれも明るい美しさに満ちた演奏です。  それまで「ドイツ・レクイエム」は嫌いではなかったけど、名演奏と云われるレコードを聴いて、こういうものかと魅力に気が付かないでいたところ、ヘレヴェッヘの演奏を聴いて一気にお気に入りの一曲になった。以来、数多くの演奏を聞く機会を得ましたがブラームスはドイツ系指揮者の演奏で無い時こそ、ブラームスの音楽が本当に普遍性のある芸術であることを発見して、好きな作曲家だけに尚更好きになってしまいます。  箱違い商品です。箱が「DECCA MET333-4」、中身はワールド・レコード・クラブ・レーベルですが、マトリックス番号は「ZAL-」の DECCA プレス。 通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号S-4666作曲家ヨハネス・ブラームス演奏者アグネス・ギーベル、ヘレン・ワッツ、ヘルマン・プライオーケストラスイス・ロマンド管弦楽団、スイス・ロマンド放送合唱団、ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団指揮者エルネスト・アンセルメ録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 解説書付きコンディションジャケット状態EXレコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤"WORLD STEREO"GREEN WITH BLACK LETTERING, MONO 2枚組(140g/150g), 3W/2W 4W/2W。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-20512 販売価格 8,800円(税込) (さらに…)...
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最初に聴く、名曲名盤*オーケストラの共感が感じられる ショルティ指揮ロンドン響マーラー・交響曲1番『巨人』

最初に聴く、名曲名盤*オーケストラの共感が感じられる ショルティ指揮ロンドン響マーラー・交響曲1番『巨人』

通販レコードのご案内この説得力は、英デッカ社の巧みなノウハウの蓄積からくる自信の現れだと思います。《仏ORANGE WITH SILVER LETTERING(ワイド・バンド、デッカ溝ありED1相当)盤》FR DECCA SXL6113 ショルティ マーラー・巨人 このマーラー、ゆっくりのテンポの美しい旋律は、とても《ラインの黄金》のドンナーを収録した同じ指揮者とは思えません、ショルティのイメージから聴き始めはマッシブでガチガチに硬派な演奏で、しなやかさに欠ける演奏と思いきや、単にオーケストラを煽るだけではなくて、あるいは自らの底にあるロマンティシズムが目覚めたからなのか、オーケストラ共々非常に共感に満ち、時にロマンティックなうねりすら聴かせるのですが、それが類い希なほどの説得力を持って聴き手に迫ってきます。  冒頭からただならない気配が支配し、その空気が全曲を覆う。本盤では、名器ウィーン・フィルを英国のロンドン交響楽団に持ち替えていますが、基本的にはウィーン・フィルと共通部分が多い演奏だと思います。しかし、ロンドン交響楽団を選んだことで《巨人》の新たな魅力を引き出しました。それは英Decca社の彗眼(けいがん)だったと思います。レコードの定盤に《巨人》を定着させた、とにかく凄まじい演奏。1964年1月、2月ロンドン、キングズウェイ・ホールでのセッション録音。Producer – John Culshaw / Engineer – James Lock。優秀録音、名演、名盤 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号SXL6113作曲家グスタフ・マーラーオーケストラロンドン交響楽団指揮者ゲオルク・ショルティ録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 ORANGE WITH SILVER LETTERING(大デッカ溝ED1相当), STEREO 1枚組(160g), Release 1964。コンディションジャケット状態EXレコード状態M-製盤国FR(フランス)盤当時盤自体は英国本国のデッカ社から輸入して著作権の関係からラベルのみ印刷・貼り付けたそうです。ED3 に間違えられそうですが、溝なしORIGINAL RECORDING BY THE DECCA CO,.LTD LONDONです。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-12568 販売価格 2,200円(税込) 販売価格 2,750円(税込) (さらに…)...
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五福公民館施設の利用再開のお知らせ⇒平成版名曲新百選◉思い出がある流行歌、令和に受け継ぎたい歌謡曲。あなたの投票受付中

五福公民館施設の利用再開のお知らせ⇒平成版名曲新百選◉思い出がある流行歌、令和に受け継ぎたい歌謡曲。あなたの投票受付中

五福公民館ホームページより【重要】<公民館施設の利用再開のお知らせ>(9/28)以下のとおり、公民館施設を利用再開する事となりました。施設利用再開日 10月1日(金) 利用可能時間公民館施設(会議室等):午前8時半~午後10時児童室:午前9時半~午後5時図書室:午前9時半~午後5時※利用制限については、変更はありません。 PDF 五福公民館をご利用希望の皆様へ(利用ガイド) 令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。第4撰(曲目)藤山一郎影を慕いて東海林太郎むらさき小唄新橋喜代三明治一代女の唄上原敏流轉浅草〆香流れ三味線上原敏、浅草染千代倅でかした浅草染千代しぐれ旅上原敏、青葉笙子鴛鴦道中上原敏上海だより高峰三枝子湖畔の宿 (さらに…)...
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五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

SPレコードを蓄音機で楽しむ会ホームページ(ご案内)再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。イベント名第73回蓄音機を楽しむ会期日7月24日(未定)場所五福公民館住所860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。平成版・名曲新百選選定中 五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 (さらに…)...
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◆細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 《不織布サージカルマスク》抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布マスク

◆細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 《不織布サージカルマスク》抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布マスク

抗菌や防塵に効果的な、三層構造の使い捨て不織布マスク ― 50枚入り1箱 レギュラーサイズ(17.5cmx9.5cm) 大人用サージカルマスク●高密度フィルター 3層構造 【外部層】ポリプロピレン(PP)不織布 大きな粒子の侵入を防ぐ(花粉、ダスト、アレルゲン) 【中間層】メルトブロー不織布 細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ 【内部層】活性炭、ポリプロピレン(PP)不織布 細かいほこり・ 微粉塵などの防止 ●顔にピッタリフィット設計 立体プリーツ加工で顔にフィットさせて隙間を抑える。 ノーズワイヤーにより口元が圧迫されず呼吸がらくにできます。 ●長時間の使用時に快適 ソフトな素材、柔らかくて肌にやさしく呼吸も快適。 不織布サージカルマスク 50枚入り1箱 使い捨て 三層構造 大人用レギュラーサイズオーダー品番34-8商品名不織布サージカルマスク 50枚入り1箱 使い捨て 三層構造 大人用レギュラーサイズ オーダー、詳細掲載ページへ ※注意事項※画像のカラーは、撮影時の照明等の具合により実物と異なる可能性がございます。なお、商品の色の見え方と実物の色は、お客様のご使用されているパソコン・モニターの環境等により多少異なる場合がございますのでご了承ください。在庫分は【即日発送】しており、ご注文から2~5営業日でお届けしておりますが、在庫状況や配送業者の事情などにより、お届けに遅れが生じる場合がございます。税関、天候、郵便事情等で遅くなる場合が御座います、予めご了承ださい。ご注文順に発送しておりますが、在庫切れとなった際は、入荷分から随時お届けいたします、予めご了承ださい。配送時の不在等で返送となる場合がございますので、ご注意ください。 (さらに…)...
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ニューアルバム「Empty Box」配信中 ― 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです

ニューアルバム「Empty Box」配信中 ― 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです

2020/11/25配信リリース ― Empty Box嗚呼 (*´∀`*)ワクワク アレンジが超超超超超超超かっこいいし、絵は超絶可愛くてラブリー❤︎ こんな素敵な作品を皆さんに聴いていただけるなんて、本当に幸せです。 たくさんの方のお耳にとまりたい‼️ 絶対聴いてほしい。とてつもなく素敵な音楽たちになっています。 ― リリース・ノート『Like a Child』は口紅おんにも収録されていましたが、リアレンジして、歌もガラリと変わっています。 昨年の夏に行われた「わたぼうしコンサートinながさき2019」にて披露した『君に気づいてほしい』。障がいがありながらも懸命に生きる力強い生の歌詞に、曲をつけた楽曲も、収録致しました。 カエルの王子さまの作詞家スーザンが手掛けた『恋恋花火』は、切なく初々しい恋心を描いています。 今回サウンドプロデュースをしてくれた佐藤信二氏は、わたしの音楽を、びっくりするほどかっこよく変化させてくれました。 めちゃくちゃカッコいい曲になっています。 それは、アレンジが、本当に本当にすごいんです。 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです(笑) このアルバムは、ノリノリではありませんが、きっと皆さまに寄り添う音楽たちになっていると思います。 (さらに…)...
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20世紀で最も美しいピアノ*ロベール・カサドシュ フランスらしい気品を持ち合わせながらも己に酔うことなくスタイリッシュ

20世紀で最も美しいピアノ*ロベール・カサドシュ フランスらしい気品を持ち合わせながらも己に酔うことなくスタイリッシュ

Robert Casadesus 1899.4.7-1972.9.19フランスのピアニスト、ロベール・カサドシュが没した日(1972年9月19日)。フランスらしい気品を持ち合わせながらもその演奏は、己に酔うことなくスタイリッシュなのが特徴である。ドビュッシーやラヴェルはもちろん、モーツァルトも得意とし、他にも厳格なドイツものにも造詣が深かった。音楽一家に生まれ、甥のジャン=クロードは指揮者であり、その孫であるトーマス・エンコは現在ジャズピアニストとして活躍している。 通販レコードのご案内DE CBS 77346 カサドシュ ラヴェル・ピアノ曲全集 カサドシュは既に定評の有るモーツァルトとラヴェルを最も重要なジャンルの作品に据えていたのではと思いたくなるレコード。清楚で淡々と演奏していて、常にスタイリッシュです。いわゆる、ソリストとしては絶対に必要な「俺が俺が」と言って前面に出ていく強さがほとんど感じられない、最初から最後までカサドシュの美学の中で事は進んでいくように思えます。 カサドシュは些細な事に拘らない美学が見え隠れする名演を、“20世紀で最も美しいピアノの音色”で常に聴かせます。 Maurice Ravel - Robert Casadesus ‎– Piano Music of Ravel第1集 ABL.3012亡き王女のためのパヴァーヌシャブリエ風にボロディン風に鏡第2集 ABL.3046組曲「マ・メール・ロワ」ハバネラ水の戯れ夜のガスパール第3集 ABL.3062組曲「クープランの墓」高雅で感傷的なワルツ前奏曲ハイドンの名によるメヌエット「ドビュッシーの音楽はショパンから派生し、ラヴェルの音楽はリストから派生する」とは、カサドシュのインタヴューに応えた言葉が由来です。 カサドシュの録音は登場時から、その客観性をいわれ演奏の古典となったものでしたが、特質はフランス的なもの。全体に快速なテンポで軽いタッチで弾き流しており、最近の演奏家が陥りがちな印象派風なべとべとした演奏とは一線を画します。組曲「クープランの墓」でのクラヴサンの音楽の伝統が連綿と綴る音のアラベスクは、緻密に向かう性向があるカサドシュに合っている。緻密、端正というだけでは割り切れない作品の多層があるのです。典雅な香りや、知的なのにどこか遊び、ペーソスをもっていても嫌味にならない。古典的たたずまいが典雅と両立しているものは非常に稀なことです。  作曲者と親交のあったカサドシュだけに、そこに込められた豊かなニュアンスには強い説得力があり、美しい音色がとても魅力的です。カサドシュのレパートリーは決して広くなく、むしろ適した曲目はきわめて限られたものでした。そのレパートリーにはドイツ音楽も多く、まさに形から入るラヴェルに適性を示します。LP 期、多くのものが再録を行ってきましたが、ラヴェルの独奏曲は時間的にも体力的にも余力があったにも関わらず、このモノラルの録音のみです。つまりはそれだけ、当録音が高い精度を達成していたということでしょう。音質はモノラルとしては最上の部類で鑑賞には支障ありません。ステレオ録音盤はありません。 【ロベール・カサドシュのプロフィール】1899年パリに生れたカサドシュ(Robert Casadesus, 1899年4月7日〜1972年9月19日)は1922年からラヴェルと共同でピアノロールの録音を行い、欧州各地でラヴェルと共演した経歴を持つ。大戦中アメリカへ亡命した事もあって、米 Columbia に多くの録音を残した、これも米録音。彼の抑制の効いた古典的様式は彼の後、続く者が現れなかった。M.アース、C.エルフェ等を輩出。仏ピアノ界の重鎮的存在。一聴は大人しいが、その美しさは絵画的。指の回るピアニストは多くなったものの、カザドシュのように知的で香りたつような洗練された感性をもつピアニストはまったく少なくなってしまった。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで品番 / 34-22215販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
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名曲、名演奏で職人技の名録音と三拍子が揃った*カッチェン&スーク ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ

名曲、名演奏で職人技の名録音と三拍子が揃った*カッチェン&スーク ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ

哀愁漂う旋律はブラームス以外にかけない名曲で、英Deccaの歴史に残る名盤にはケネス・ウィルキンスンの名前が必ずある。《英 ナローバンド ED4盤》GB DECCA SXL6321 スーク&カッチェン ブラームス・ヴァイオリンソナタ1番/2番/3番 カッチェンがソロで弾くときは、速めのテンポで力感・量感のあるタッチで弾くことが多いのに、ピアノ伴奏をしている時は、やや控えめな柔らかいタッチで、ヴァイオリンにぴったり寄り添うような奥ゆかしさ。ブラームスの室内楽を聴くときは、いつもこのヴァイオリン・ソナタと、シュタルケルも加わったピアノ三重奏曲。ブラームスのヴァイオリン・ソナタは、ヴァイオリンは旋律・分散和音主体で旋律を朗々と歌うのに対して、ピアノはかなり響きに厚みがあって凝った書法で、どうしてもピアノが目立ちがちになる。  甘い音色とロマンティックな旋律でしっとりと優しい雰囲気のヴァイオリン・ソナタの第1番、副題の「雨の歌」はブラームス自身がつけたのではなく、第3楽章の冒頭の旋律が歌曲「雨の歌」から引用されていることからつけられた通称のようなもの。特に「雨」について歌った曲ではないと言われている。 自作を聴いた聴衆から「天国に持って行きたい」と言われたら作曲家は相当嬉しいと思う。そう言ったのが、親しい女性だったら尚更である。実際にクララは、こういってブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番 op.78 を誉めた。ブラームスの喜びはいかほどだっただろう。どうもこの作品は女性たちの感性に深く訴えるようだ。才色兼備のリーズルことエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルグはヴァイオリン・ソナタ第1番を自分に献呈して欲しいとねだったのだ。ところが誰にも献じられていないのは深い訳がある。 クララの最後の子供フェリクスは、元来病弱だった。ヴァイオリンを嗜んだというフェリクスにちなんで、ブラームスはヴァイオリン・ソナタ第1番の第2楽章の冒頭部分の楽譜を24小節にわたって引用した手紙でクララを慰めたのだ。薬石効無く、フェリクスはこの世を去る。ヴァイオリン・ソナタ第1番の完成はその年の秋である。その演奏を聴いたクララは、「雨の日には幼い頃を思い出す」という趣旨のテキストをもつ歌曲「雨の歌」の旋律で始まる第3楽章中で、この旋律が回想されるのを聴くに及んで「天国に持って行きたい」と称した。  しかし、「雨の歌」は冒頭から柔らかで美しい響きと優しげな雰囲気を持ち、その上に、スークとカッチェンが弾く「雨の歌」は軽やかで繊細さがあるので、窓の外でパラパラと降っている小雨が、時々強くなったり、風に吹かれて由来で降る音に、音楽がしっくりハーモニーを作るのに趣を感じるのです。振りが強くなって時折音楽が霞んでしまうのもファンタジーに浸らせてくれるし、曲が終わる頃に空が明るく晴れ間を見せたりすると、それこそ天の意志を感じるのです。わたしがブラームスを意識して聴いた最初は交響曲第1番でした。何度か繰り返し聴いて、音楽の流れを覚えてしまったぐらいの時でした。夕方聴き始めて、第3楽章から第4楽章に入ったぐらいの時に西陽がレコード・プレーヤーを包み込んだ時に、この音楽を心で感じてしまいました。それから時を得て、《ドイツ・レクイエム》を聴いた時にブラームスと対面した思いがして以来、宗教への敬虔さをブラームスにいつも感じています。  ちょっと雨の音を聴きながら物想いにふけっているような穏やかさがあって、うっとりと聴いてしまうスーク&カッチェンの全集は、カッチェンが亡くなる2年前の1967年録音。この録音当時、カッチェンとスークは40歳前後。音楽の方向性も似ているところがあったせいか、呼吸がぴったり。スークの美音に加えて、カッチェンのピアノの優しく甘い繊細な響きがとても綺麗で、淡い陰翳のあるとても爽やかな叙情感のブラームス。美音で有名なスークのヴァイオリンは、朗々と歌うけれど情緒的にまではならない。音は引き締まってはいるけれど深みも暖かみもあって、豊潤な響きではなくて、ちょっと線が細いが気がするけれど澄んだ響きと細かいニュアンスに落ち着いた品の良さを感じさせる、とても美しい音がする。  カッチェンのピアノは、1960年代後半はかなり演奏の内容が深化して、弱音のタッチや響きが繊細になっていった時期。このヴァイオリン・ソナタ全集もその時期の録音なので、その頃のカッチェンのピアノの弾き方の特徴が良く出ている。ブラームスのピアノ曲全集を録音した時とは違って、ほの暗い翳りが少ない音色。とても柔らかで優しく、透明感のある美しい響きに、ピアノ独奏の時よりも美しいかもしれないと感じさせる。スークのヴァイオリンの表情に変化にぴったりと合わせていて、寄り添うようなピアノがとても奥ゆかしい。ピアノが前面に出るべき時はしっかりと出ているけれど、力強くフォルテで弾く時でも、ヴァイオリンと調和させていくような気遣いが感じられたりする。ピアノは両手十本の指で、和声を奏でられる楽器だけど、ヴァイオリンや管楽器の様に余韻を引くことは出来ない。  合わせて弾くことは格別なのだろうなぁ、と思える典型例、何十年聞いているか数えるまでもないけれど、聴いている間は、まるで即興演奏のライブ録音のようです。それもそのはず録音エンジニアは高名なケネス・ウィルキンソンです。この曲に楽譜があることを疑わせるほど、すべての音が2人の霊感から生まれていて音楽が今まさに即興されているように聴こえます。このレコードはエンジニアの職人気質が垣間見られる名曲、名演奏で名録音の三拍子がそろっています。 1967年、キングスウェイ・ホールでの録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 GB DECCA SXL6321 – Josef Suk, Julius Katchen – BRAHMS ‎– Violin Sonatas Nos1,2,3レコード番号SXL6321作曲家ヨハネス・ブラームス演奏者ヨセフ・スク ジュリアス・カッチェン録音種別STEREO販売レコードのカバー、レーベル写真 NARROW BAND ED4, STEREO 1枚組(140g), Release 1967, Stamper 5W/6W。ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-19030特別価格3,080円(税込)通常価格3,850円(税込)「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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