通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

「永遠の青年」となったヴンダーリヒフリッツ・ヴンダーリヒは20世紀の最も偉大なテナーのひとりといわれています。パヴァロッティはかつてのインタビューで「史上最も優れたテノール歌手は誰だと思うか」と問われて、「フリッツ・ヴンダーリヒ」と答えたそうです。〝最もドイツ語的発声で、最も美しくドイツ語を発音し、最もドイツ的な表現によって、最もドイツ的な世界を表現したテノール歌手〟との高い評価を受ける彼の活躍期間はとても短く、たった8年間でした。活動の絶頂期だった1966年に35歳の若さで階段からの転落事故で急逝してしまいました。 36歳の誕生日の9日前、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のスタジオ録音を終え、レコード発売を前にしての悲劇となりました。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場デビューを数日後に控え、アメリカに発つ直前に彼は友人たちとマウルブロン郊外のオーバーデアディンゲン(Oberderdingen)で狩りを楽しみました。そして友人の山荘に泊まりましたが、頭蓋骨骨折の状態で発見されました。状況から階段から足を踏み外したと思われました。 彼は狩りの時にブーツを履いていましたが、靴紐が結ばれておらず、それを踏んでバランスを崩したとも考えられたそうです。意識が戻らないまま、翌9月17日にハイデルベルクの大学病院で亡くなりました。 レコードの発売直前の事故により彼の刻は永遠に止まりました。オペラからドイツ歌曲の世界に入ったヴンダーリヒは、「冬の旅」も「白鳥の歌」も残さずに逝きました。無念というしかありません。他にはシューマンの「詩人の恋」を歌いましたが彼の残した歌曲はあまり多くはありません。通販レコードのご案内DE DGG SLPM139 213/15 ヨッフム モーツァルト:後宮からの誘拐、バスティアンとバスティエンヌキャリアの絶頂期で事故により亡くなったドイツ最高のテノール、フリッツ・ウンダーリッヒのモーツァルト録音として価値の高い盤。ベルモンテはウンダーリッヒの当たり役の一つで、素晴らしく澄み切った歌声で今聴いても別格の感。エリカ・ケートもはまり役で、ヨッフムの堅実な演奏もあって、全体的に完成度の高いお勧め盤です。エリカ・ケート フリッツ・ウンダーリッヒ クルト・ベーメ アデーレ・シュトルテ ペーター・シュライアー テオ・アダム1965年12月ミュンヘン録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 美しきアンサンブル・オペラの決定版音楽のない日は無駄に過ごした日 ― と独DPA通信のインタビューに答えていた、ペーター・シュライアーが出身地のドレスデンで、84歳で亡くなったのは2019年のクリスマスだった。翌26日、同氏の秘書が明らかにした。長い闘病生活を続けていたという。 20世紀を代表するリリック・テノールとして広く知られるドイツのオペラ歌手・指揮者のペーター・シュライアーは、数十年にわたるキャリアを通じ60以上の役をこなした。ヨハン・セバスチャン・バッハとウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌い手としておそらく最もよく知られているが、レパートリーにはその他リヒャルト・ワーグナーも含まれる。同氏は1966年に、ワーグナー作品の祭典で有名なバイロイト音楽祭でも歌声を披露した。 シュライアーは2000年に、舞台で恋する若者を演じるには年を取り過ぎたという理由により65歳でオペラから引退したが、数年間はリサイタルを続けた。その後は健康状態が悪化するまで、教育活動と指揮に専念してした。 シュライヤーのオペラで最も思い出されるのはやはりモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》と《魔笛》だろう。通販レコードのご案内DE eurodisc 80 405-7 スウィトナー モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテオトマール・スウィトナーはオーストリア出身で、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督を25年間務め、NHK響の名誉指揮者にも就任した、東側の名指揮者。ドイツ・オーストリアの伝統的を受け継いだ、格調が高い正統派です。東側を代表する歌手陣の実力は素晴らしく、この曲で一番大事なアンサンブルが見事な出来栄えです。ペーター・シュライアー シルヴィア・ゲスティ テオ・アダム チェレスティーナ・カサピエトラ アンネリース・ブルマイスター1969年録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 聴き直しても、やはり文句のつけようがない。生ける伝説と呼ばれた男 カルロス・クライバーの録音で正規盤として出ているのは10枚余りにすぎない。ベートーヴェン、ウェーバー、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、ヴェルディ、ヨハン・シュトラウス2世 ― そのどれもが密度が濃く、驚くほど鮮明で、生命感にあふれ、作品の魅力を満喫させる演奏だ。 『魔弾の射手』のリハーサル中、彼は言う。「おカタイ演奏に傾きつつあるようだ。それは一番避けたかったことですね。無難にすませるくらいなら、批判されて殴られる方がマシです」。綿密なリハーサルをしておきながら予定調和を嫌う彼の音楽との向き合い方がよく表れた言葉だ。通販レコードのご案内DE DGG 2707 103 カルロス・クライバー ヴェルディ:椿姫カルロス・クライバー初期の代表作で、鮮烈なサウンドで一世を風靡した名盤。クライバーの指揮は、ワルツの優雅さ、ストーリーを極限まで盛り上げる展開など躍動感にあふれ、指揮台の上で踊るように指揮する姿が目に浮かぶ!!イレアーナ・コトルバシュとプラシド・ドミンゴの名唱も心に残ります。今聴き直しても、やはり文句のつけようがない。細部のニュアンスにこだわりながら、全体の流れとダイナミズムを殺すことなく、鮮烈かつ奥行き感たっぷりに聴かせる。一言でいえば、繊細で大胆。クライバーは巧みなアゴーギクを駆使して、生き生きと振って魅せる。1976年、77年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで オーディオファイル盤としても第一級の一枚。後世に語り継がれるべき名曲の初録音盤。 1960年に知り合ったロストロポーヴィチとベンジャミン・ブリテンは最初から意気投合し、ロストロポーヴィチのチェロの才能にいたく感動したブリテンは、彼のための作品を続々と書き上げることとなります。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6138 ロストロポーヴィチ&ブリテン ブリテン/ハイドン・チェロ協奏曲1963年に作曲された「チェロと管弦楽のための交響曲」もそうした作品のひとつで、チェロの名技も十分に楽しめる見事なチェロ協奏曲に仕上がっています。交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所。初演は1964年3月にモスクワで、英初演は同年6月にオールドバラ音楽祭にて行われました。この録音はその後7月に録音。 チェロの美しい音色と嵐のような打楽器の音をともに捉え切った名録音、オーディオファイル盤としても第一級の一枚です。オリジナル発売時の組み合わせは、当時珍しかったハイドンのチェロ協奏曲。ハイドンのこのチェロ協奏曲は1961年にプラハの国立博物館のラデニン文庫で発見され、先のオールドバラ音楽祭の同じコンサートでも演奏されました。1964年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 英国初版、初入荷通販レコードのご案内GB DECCA SXL6258 ヴェラー四重奏団 モーツァルト:弦楽四重奏曲21番&23番「プロシャ王」ウィーン・フィルの歴代コンサートマスターの中でも特に名手であったといわれるワルター・ヴェラー率いるヴェラー四重奏団の代表的な名盤。ED1存在せず、ED2が初版になります。英国初版は入手困難で、当店も初入荷となります。1966年4月ウィーン、ゾフィエンザール録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演。通販レコードのご案内GB EMI ASD289 エフレム・クルツ チャイコフスキー:くるみ割り人形(HT)ロシア生まれのユダヤ人であるエフレム・クルツは、残された録音は多くないものの、ロシアバレエ団との深いつながりからバレエ音楽の指揮者として西側で定評を勝ち得ていました。特に代表的な名演と評価されているのが本盤「くるみ割り人形」で、軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演を聴かせてくれます。1958年3月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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通販レコードのご案内♭「時の過ぎ行くままに」「夏の日の恋」「 バラ色の人生」「枯葉」比類なきマントヴァーニの世界

通販レコードのご案内♭「時の過ぎ行くままに」「夏の日の恋」「 バラ色の人生」「枯葉」比類なきマントヴァーニの世界

〝ムード音楽〟の巨匠が紡ぐ、魅惑のストリングス『魅惑の宵』『シャルメーヌ』『ムーラン・ルージュの歌』…。1950年代から60年代にかけ数多くのヒット曲を世に送り出し、〝ムード音楽〟というイージーリスニングを草分けるムーヴメントを起こし、新たなジャンルを確立、常にその第一線で活躍し続けた巨匠・マントヴァーニ。 彼が紡ぎ出してきた数々の音色は今もなおその輝きを失わず、以後登場する同種のムード音楽オーケストラに多大な影響を与えました。まさに彼なくしてムード音楽は語れないほどの偉大な存在です。 ここにご紹介する英デッカのオリジナル盤で、まるで滝が流れ落ちるかのように美しいストリングスの響きが奏でられる、マントヴァーニの代名詞〝カスケーディング・ストリングス〟も存分にお楽しみいただけます。 黄金の60、70年代ポップス、往年の銀幕の名曲、ミュージカルの傑作、英デッカのバックアップを受けたフルオーケストラのゴージャズな作品やストリングスが魅力的なクラシックや世界の民謡などの名曲も心が洗われる思いで聴き入ってしまいました。アヌンツィオ・パオロ・マントヴァーニは1905年、イタリア・ベニスに生まれ、1980年に逝去。はや40年の歳月が過ぎましたが、帝王カラヤンも彼のレコードから学んだものがあるんじゃないかと思うくらいの「カスケーディング・ストリングス」と呼ばれる、滝が流れ落ちるようなその美しいヴァイオリンの響きは、マントヴァーニの代名詞でもあり、今なお人々を魅了している。彼の父親はミラノ・スカラ座のヴァイオリン奏者で、アルトゥーロ・トスカニーニのもとで演奏していた。幼い頃英国に移住。マントヴァーニ自身はヴァイオリニストからライト・ミュージックに転向し、楽団指揮者、作・編曲者として記録的な成功を収めます。時はレコード産業に追い風が吹いていた時代で、英デッカの専属となったことで、ステレオ・レコーディングの恩恵を彼ら楽団は受けた。こうして英国人の音楽家として、ビートルズに次ぐレコード・セールスを記録するとともに、米国でのコンサートツアーは常に満員であった。彼の楽団の指揮者としては、1963年に一度だけ来日している。通販レコードのご案内GB DECCA SKL4640 マントヴァーニ楽団 時の過ぎ行くまま映画「カサブランカ」の主題曲だった「時の過ぎ行くままに(As Time Goes By)」をはじめ20世紀前半のミュージカル・ナンバーから1960年代のヒット「モア」(映画「世界残酷物語」主題曲)まで、さまざまなレパートリーをマントヴァーニ・サウンドならではのアレンジで聴かせる一枚。原題〝The Incomparable Mantovani And His Orchestra〟は「比類なきマントヴァーニ楽団」というような意味か。1960年代のマントヴァーニの勢いが感じられるタイトルですね。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内GB DECCA SKL4044 マントヴァーニ楽団 コンチネンタル・アンコールムード・ミュージックというジャンルを確立し、絶大な人気を誇ったマントヴァーニ・アンド・ヒズ・オーケストラ。ヨーロッパ各国の人気楽曲を集め、ムード満点のアレンジでまとめたアルバム。「これぞマントヴァーニ」と誰もが納得する傑作アルバムです。カラー写真綴込み見開きジャケット ヨーロッパの名所の美しい写真が綴込みになったジャケットを眺めながらお聴きください。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで オリジナル通販レコードのご案内GB DECCA SKL4118 マントヴァーニ楽団 コンサート・スペクタクラースーザの「星条旗よ永遠なれ」から始まる、誰もが知っているメロディーを巧みにアレンジしたマントヴァーニ・サウンドが満喫できる一枚。パーシー・フェイス楽団の演奏で有名な「夏の日の恋」や「ポルカ雷鳴と電光」などブラスの響きが堪りません。オリジナル盤です。1960年発売。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコードのご案内GB DECCA SKL4118 マントヴァーニ楽団 コンサート・スペクタクラースーザの「星条旗よ永遠なれ」から始まる、誰もが知っているメロディーを巧みにアレンジしたマントヴァーニ・サウンドが満喫できる一枚。パーシー・フェイス楽団の演奏で有名な「夏の日の恋」や「ポルカ雷鳴と電光」などブラスの響きが堪りません。1969年発売。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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五福公民館で戦前戦中のSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会を行っています◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

五福公民館で戦前戦中のSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会を行っています◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート<2020年2月から休止中>(2022/1/1) 年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。  SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。  令和4年元日(ご案内)再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。イベント名第73回蓄音機を楽しむ会期日7月24日(未定)場所五福公民館住所860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。平成版・名曲新百選選定中 五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 (さらに…)...
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五福公民館で行ってる蓄音機を楽しむ鑑賞会の再開は未定です⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中です。

五福公民館で行ってる蓄音機を楽しむ鑑賞会の再開は未定です⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中です。

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。第4撰(曲目)藤山一郎影を慕いて東海林太郎むらさき小唄新橋喜代三明治一代女の唄上原敏流轉浅草〆香流れ三味線上原敏、浅草染千代倅でかした浅草染千代しぐれ旅上原敏、青葉笙子鴛鴦道中上原敏上海だより高峰三枝子湖畔の宿 (さらに…)...
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♥ニューアルバム「Empty Box」配信中 ― 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです

♥ニューアルバム「Empty Box」配信中 ― 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです

2020/11/25配信リリース ― Empty Box嗚呼 (*´∀`*)ワクワク アレンジが超超超超超超超かっこいいし、絵は超絶可愛くてラブリー❤︎ こんな素敵な作品を皆さんに聴いていただけるなんて、本当に幸せです。 たくさんの方のお耳にとまりたい‼️ 絶対聴いてほしい。とてつもなく素敵な音楽たちになっています。 ― リリース・ノート『Like a Child』は口紅おんにも収録されていましたが、リアレンジして、歌もガラリと変わっています。 昨年の夏に行われた「わたぼうしコンサートinながさき2019」にて披露した『君に気づいてほしい』。障がいがありながらも懸命に生きる力強い生の歌詞に、曲をつけた楽曲も、収録致しました。 カエルの王子さまの作詞家スーザンが手掛けた『恋恋花火』は、切なく初々しい恋心を描いています。 今回サウンドプロデュースをしてくれた佐藤信二氏は、わたしの音楽を、びっくりするほどかっこよく変化させてくれました。 めちゃくちゃカッコいい曲になっています。 それは、アレンジが、本当に本当にすごいんです。 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです(笑) このアルバムは、ノリノリではありませんが、きっと皆さまに寄り添う音楽たちになっていると思います。 (さらに…)...
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大スペクタクルを味わうレコード*テバルディ、ベルゴンツィ、カラヤン指揮ウィーン・フィル ヴェルディ・アイーダ・ハイライト

大スペクタクルを味わうレコード*テバルディ、ベルゴンツィ、カラヤン指揮ウィーン・フィル ヴェルディ・アイーダ・ハイライト

通販レコードのご案内ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。《英ワイドバンド ED1 盤》GB DECCA SXL2242 カラヤン&テバルディ ヴェルディ・歌劇「アイーダ」(ハイライト) 第2幕の凱旋行進曲は聴くもの誰もが心高ぶる。オペラの舞台で見る迫力よりも大スクリーンの映画で古代エジプトのスペクタクルを味わうようなレコード。  制作は英 Decca のジョン・カルーショー、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てという《ショルティの指環》制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英デッカ社のオペラ第1黄金期を象徴する傑作と言えると思います。  魅力を列挙しますと、カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音。カルーショーお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション。ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。録音:1959年9月ウィーン、ソフィエンザールでのステレオセッション。 製作:ジョン・カルーショー&ジェームス・ブラウン、ゴードン・パリーによる優秀録音、コレクションアイテム。 1959年カラヤン51歳、ウィーン国立歌劇場音楽監督就任直後の録音。英デッカ社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作のハイライト盤です。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトVerdi ‎– Tebaldi, Bergonzi, Simionato, MacNeil, Vienna Philharmonic, Von Karajan ‎– Aida Highlights ‎– DECCA SXL 2242レコード番号SXL2242作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ演奏者レナータ・テバルディ ジュリエッタ・シミオナート カルロ・ベルゴンツィ コーネル・マックニール アーノルド・ヴァン・ミル フェルナンド・コレナ ピエロ・デ・パルマオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別STEREOWIDE BAND WITH GROOVE ORIGINAL RECORDING BY DECCA ED1, STEREO 1枚組(140g), Release 1960, Stamper 4E/2E。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX+製盤国GB(イギリス)盤《ED1 ワイドバンド(左上に ORIGINAL RECORDING BY )》SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL 6001 から始まる 6,000 番台がありますが、2,000番台の全てと6,000番台前半のレコードがこれに該当します。レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。また、ラベル上部、10時位置から右向きに「Original Recording By ...」の文字が見られます。 更に、ラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝(GROOVE)があり、この3つが揃っているものを ED1 (English Decca 1)と呼び、SXLの最初期ラベルとなります。このレーベルが、デッカのステレオレコードの中でも、もっともプレスの時期が早く、オーディオファイルたちの憧れの的です。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 オーダーは 品番 / 34-20645 販売価格 6,600円(税込) (さらに…)...
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モーツァルトのお手本*ファン必聴 フィーツ、ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント17番&1番

モーツァルトのお手本*ファン必聴 フィーツ、ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント17番&1番

通販レコードのご案内DECCA黄金期を代表する名盤 ― 名手アントン・フィーツのヴァイオリンに率いられた「モーツァルトのお手本」とも言うべき、豊かで伸びやかな感性に溢れている名演《日本LONDON ffss 170g 重量盤, 裏面最初期ブルーバック》JP LONDON SLC1183 ウィーン八重奏団 モーツァルト・ディベルティメント 録音にリアル感のあるしっかりとした陰影があり、ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる演奏は、きわめて余裕のある進行で一分の隙も無い名演です。  ウィーン八重奏団は、長い伝統に育まれた独特の優美な響きと、自発性に富む豊かな表現で世界最高のオーケストラの一つとして、常に世界の聴衆から愛されてきたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心に結成されました。  本盤は新リーダーのアントン・フィーツ時代の1963年録音で、淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。当時のウィーン・フィルの ―― Anton Fietz, violin; Philipp Mattheis, violin; Gunther Breitenbach, viola; Nikolaus Hubner, cello; Johann Krump, double-bass ―― 名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ウィリーの弟アルフレッド、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。伝統的な良さを残しながらも切れ味の鋭い端正な演奏スタイルによる名演です。1961年4月ウィーン、ゾフィエンザールでの優秀録音、名演、名盤。Producer – Erik Smith, Engineer – James Brown. 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトMozart, Members Of The Vienna Octet ‎– Divertimenti K.334 K.136レコード番号SLC1183作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト演奏者アントン・フィーツ フィリップ・マタイス ギュンター・ブライテンバッハ ニコラウス・ヒューブナー ヨハン・クルンプ ヨゼフ・ヴェレバ オットー・ニッチェオーケストラウィーン八重奏団録音種別STEREOLONDON 最初期 FFSS, STEREO 1枚組 (170g) 重量盤, Release 1962, Stamper 輸入メタル使用盤 2E/1E 最初期スタンパー, 裏面最初期ブルーバック。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態M-レコード状態EX++製盤国JP(日本)盤国内初期盤 是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。まだマスターテープが新鮮で状態で制作・録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみ。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。今でも一級のオーディオファイル盤であると断言できます。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-24342 販売価格 3,300円(税込) (さらに…)...
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強烈な芸風が作品の意外な魅力を引き出している◉ピアノを弾く詩人☆サンソン・フランソワ ショパン 24の練習曲集

強烈な芸風が作品の意外な魅力を引き出している◉ピアノを弾く詩人☆サンソン・フランソワ ショパン 24の練習曲集

通販レコードのご案内本能的、直感的ともいわれ、興に乗ったときの素晴らしさ。FR COLUMBIA FCXPM30.247 (演奏者)サンソン・フランソワ (曲目) ショパン・エチュード Op.10&25 酒・煙草・ジャズをこよなく愛し、不健康な生活の果てに46歳の若さで逝ってしまったフランソワですが、残された録音はまさにお宝の山。フランソワといえばショパンが人気で、現代のショパン演奏からは大きくイレギュラーですが、こだわりを捨ててピアノ名曲に酔いしれようじゃないですか。ピアノを弾く詩人とも評されたフランソワ。彼にもっともフィットしたのがショパンの演奏でした。詳細掲載ページ演奏は天才フランソワだけに名演、卓越した技量を持ち合わせていたのは隠しようがないところですが、いささかも技巧臭を感じさせることはなく、その演奏は、即興的で自由奔放とさえ言えるものだ。フランソワの特徴は、ムラ気なことであった。気分が乗らないときの演奏は、呂律が回らないほどであり、気分の良し悪しによる演奏の出来栄えの差が大きかった。が、性格的にも非常に古い芸術家タイプの人間であったので、後年程のくずれた感じは無く一曲、一曲に集中力を感じさせます。 テンポの緩急や時として大胆に駆使される猛烈なアッチェレランド、思い切った強弱の変化など、考え得るすべての表現を活用することによって、独特の個性的な演奏を行っている。「デカダンス」という言葉の似合う天才でした。そうした印象が先行しますが、一聴すると自由奔放に弾いているように聴こえる各旋律の端々には、フランス人ピアニストならではの瀟洒な味わいに満ち溢れたフランス風のエスプリ漂う情感が込められており、そのセンス満点の味わい深さには抗し難い魅力に満ち溢れている。自己主張をコントロールして全体を無難に纏めようなどという考えは毛頭なく、強烈な個性でショパンの名曲を、我が曲のように弾きあげていく。 ショパン弾きと称されているピア二ストは数多く存在しているが、その中でも、サンソン・フランソワは最も個性的な解釈を披露したピアニストの一人ではないかと考えられるところだ。稀代のショパン弾きであったルービンシュタインによる演奏のように、安心して楽曲の魅力を満喫することが可能な演奏ではなく、あまりの個性的なアプローチ故に、聴き手によっては好き嫌いが分かれる演奏とも言えなくもないが、本能的、直感的ともいわれ、興に乗ったときの素晴らしさは他に類を見ないもの。 練習曲集 op.10, 練習曲集 25:1958年9,10月、1959年2月、モノラル・セッション録音 通販レコード詳細・コンディション、価格プロダクトレコード番号FCXPM30.247作曲家フレデリック・ショパン演奏者サンソン・フランソワ録音種別MONO販売レコードのカバー、レーベル写真コンディションジャケット状態M-レコード状態M-製盤国FR(フランス)盤DARK BLUE WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組 (140g), Stamper 21D/21E。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-24227販売価格3,300円(税込) (さらに…)...
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五福公民館で行ってるSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会は2020年2月から休止中です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

五福公民館で行ってるSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会は2020年2月から休止中です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート<2020年2月から休止中>(2022/1/1) 年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。  SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。  令和4年元日(ご案内)再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。イベント名第73回蓄音機を楽しむ会期日7月24日(未定)場所五福公民館住所860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。平成版・名曲新百選選定中 五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 (さらに…)...
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名曲新百選◉歌のヒットで柳並木が復活 東京行進曲〜佐藤千夜子・朝ドラにもなった流行歌手第1号の金字塔、昭和の歌謡曲第1号

名曲新百選◉歌のヒットで柳並木が復活 東京行進曲〜佐藤千夜子・朝ドラにもなった流行歌手第1号の金字塔、昭和の歌謡曲第1号

第3番(昭和4年5月)曲目東京行進曲歌手佐藤千夜子作詞西條八十作曲中山晋平昭和の歌謡史の第一ページ ― 映画主題歌の第1号 昭和の初め、現代流行歌の草分け時代。中山晋平メロディーで幕を開け、古賀政男の出現によって日本中を席巻し、黄金期を迎えます。それは支那事変が起こって戦況が悪化、音楽が統制下に置かれる昭和10年まで続きます。  昭和の初め、娯楽雑誌として日本一の発行部数を誇っていた「キング」に掲載された、菊池寛の評判小説を日活が映画化するに当たって、ビクターがタイアップして作った映画主題歌で、昭和4年5月発売されるや爆発的なヒットとなりました。  昭和の初め、日本歌謡界のクイーンは佐藤千夜子でした。本名は千代、山形県出身で、上野の音楽学校に学んでいた彼女が、中退して中山晋平の作曲した童謡や新民謡を歌って、レコード以前からその声価は高かったものです。ビクター専属のレコード歌手第1号として吹き込んだ『波浮の港』は15万枚、映画主題歌『東京行進曲』が25万枚の大ヒットは驚異的なものでした。昭和の歌謡史の第一ページに深く刻まれた彼女の輝く足跡は、いつまでも消えないでしょう。  歌詞は、関東大震災から立ち直った東京のモダン風俗をうたったものですが、ヒット・ソングを映画化した大正時代の小唄映画と違って、これは映画とレコードが同時に企画製作された最初の作品で、映画主題歌の第1号といえる記念すべき作品です。  冒頭に〝昔恋しい銀座の柳〟という詞がありますが、銀座の柳並木は明治期にイチョウに切り替えられ、この歌より6年前の関東大震災でそれも壊滅状態となっていました。この歌の当時はプラタナスになっていましたが、曲の大ヒットで<銀座に柳を復活させよう>の気運が盛り上がり、銀座に柳が復活しました。後に作詞作曲も同じメンバーで「銀座の柳」が作られ完全復活が宣言されました。折角の銀座の柳も太平洋戦争の東京大空襲などで壊滅し、現在は4代目だそうです。 (さらに…)...
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