名手デニス・ブレインとカラヤンが残したモノラル時代の人気盤です。

 ホルン奏者の中でも、いまだに別格的存在とされるブレイン。絶妙なフレージングとスケール感、驚くほどしなやかな音色、テンポに対する感覚とメロディの歌わせ方、どれをとっても現在まで語り継がれる理由のわかる、20世紀を代表する名手の快演です。すべてのホルン奏者が憧れる完璧なモーツァルトです。

 それから、カラヤンのバックも絶品。SPレコードでも発売されてもいるようですが、テープ録音が始まった時期でもあって、未だに判断がついていないレコード。甘くメロウな響きに絶句。ブレインの持ち味でもあろうが、ブレインの音は、とにかく圧倒的に“甘い”。それがいつも以上に感じられるのは、カラヤンのサポートで魅力を増しているのか、録音時に魔法でも起こったのか。このレコードを初めて聴いてから、モーツァルトの生涯最後の曲であることもあって、数々の名手の演奏を聴きこんできました。ゲルト・ザイフェルト、アラン・シヴィル、ペーター・ダム、ヘグナー、タックウェル、クレヴェンジャー、ティルシャルなど、いずれ劣らぬ個性的な名演を披露してはいるが、本盤の演奏の持つ独特の魅力には及んでいるものはないと今もっても断言します。それほど、SPレコード録音とは信じがたい豊かさがある。

1953年11月12〜13日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。

販売レコードのカバー、レーベル写真

JP 東芝EMI EAA154 デニス・ブレイン/カラヤン/フィルハ…
JP 東芝EMI EAA154 デニス・ブレイン/カラヤン/フィルハ…

東芝EMI製, STEREO (原盤モノーラルですが電気ステレオに変換盤), 未開封盤。

エンジェル・ベスト100(ANGEL BEST 100)》名称時代推移として1955年10月東芝の前身東京芝浦電気が音楽レコード事業に参入。同社がレコード事業を開始後の数年間は、英EMI、米キャピトル原盤の音源は本国からの輸入メタル原盤からプレスしたソフトが多かった。1960年10月音楽レコード事業部門が分離独立して東芝音楽工業株式会社が設立。1971年10月静岡県御殿場市に最新鋭の生産機能を取り入れた御殿場工場開設。1973年10月キャピトルEMIが資本参加、東芝イーエムアイ株式会社(東芝EMI)と改称。以上凡そのお手元のLPプレス時期御理解頂けると思います。本盤は1973年から1974年にかけて名曲100枚社名改称記念として発売。50/100までは「東芝音楽工業」51/100は「東芝EMI」と新旧会社でリリースしていました。其の頃の初出の未開封盤は貴重です。

プロダクト

品番
34-25752
商品名
JP 東芝EMI EAA154 デニス・ブレイン/カラヤン/フィルハーモニア管 モーツァルト/ホルン協奏曲
レコード番号
EAA154
作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演奏者
デニス・ブレイン
オーケストラ
フィルハーモニア管弦楽団
指揮者
ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音種別
STEREO

コンディション

ジャケット状態
M
レコード状態
M
製盤国
JP(日本)盤

通販レコード

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  • オーダー番号34-25752
  • 通常価格3,000円(税込)

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