今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

通販レコードのご案内名手シェリングがステレオ初期に RCA に録音した若き日の名演。スペイン情緒はそんなにないにしても艶やかな音で楽しませてくれる。《RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤》IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲 シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。美音の持ち主は往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。  シェリングを退屈なヴァイオリニストという意見が一部にありますが、いえいえそういうことはありません。ここで聴かせるシェリングは充分に情熱的で情緒にも何の不足もありません。そのヴァイオリンの音は艶やかに歌い上げますが一切不足にならないところが流石です。  シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである。随所に出てくる和音を、まるでオルガンで演奏しているかのように演奏することは生易しいことではないはずだ。また、シェリング特有の上から下に弾く和音によってリズムが躍動するのも好きだ。次に、音のニュアンスが幅広い点も気に入っている。シェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの無伴奏全曲聴けば、全て納得頂けると思います。本盤は、そのバッハをラロに移し変えたような快演。  録音、演奏共に極めて優秀と断言できます。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番34-7154商品名IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲レコード番号KV119作曲家エドゥアール・ラロ演奏者ヘンリク・シェリングオーケストラシカゴ交響楽団指揮者ワルター・ヘンデル録音種別MONO コンディション ジャケット状態EXレコード状態M-製盤国IT(イタリア)盤 優秀録音、名盤。清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は、今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤。 販売レコードのカバー、レーベル写真 VICTROLA DARK MAGENTA WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組(150g)。通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-7154特別価格1,760円(税込)通常価格2,200円(税込) (さらに…)...
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現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

通販レコードのご案内モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲) バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。  モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。  録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号SAPM138 438/39作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハオーケストラミュンヘン・バッハ管弦楽団指揮者カール・リヒター録音種別STEREOSILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態M-製盤国DE(ドイツ)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-26067 販売価格 6,600円(税込) (さらに…)...
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超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内オイストラフと双璧を成す名盤であり、歯切れのよさやアグレッシヴなテンションの高さは、オイストラフもかくやと言える出来だ。《米シェード・ドッグ盤》US RCA LM1903 ハイフェッツ&ライナー ブラームス・ヴァイオリン協奏曲 ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。  ハイフェッツとライナー=シカゴ響の火花散る協奏曲。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。ブラームスはハイフェッツにとって2度目の録音にあたる。そして、このブラームスはコントラバスを右側に置く変則的なオーケストラ配置によっているのも特色です。  ステレオ最初期にハイフェッツが残したブラームス。1955年に録音され、ステレオ盤(LSC1903)も存在する高名な一枚。ハイフェッツらしく快速・明快なヴィルトゥオーゾぶりを見せつける名演奏。ライナー&シカゴ響もハイフェッツに合わせてか、重くなりすぎない爽やかな伴奏で見事なアンサンブル。「泣き」のあまり入らない、ブラームスとしてはやや異色の名演奏です。  シカゴ交響楽団と言えば、ゲオルク・ショルティの時代におけるスーパー軍団ぶりが記憶に新しいところだ。ただ、ショルティがかかるスーパー軍団を一から作り上げたというわけでなく、シカゴ響に既にそのような素地が出来上がっていたと言うべきであろう。そして、その素地を作っていたのは、紛れもなくライナーであると考えられる。  シカゴのオーケストラ・ホールは、ボストン・シンフォニー・ホールよりも録音に向いていたようで、このホールで収録された1950年代・1960年代のライナー=シカゴ響の録音はいずれも高いクオリティに仕上がっており、オーケストラのトゥッティの響きと各パートのバランスの明晰さが両立した名録音が多いです。1958年ステレオ時代の到来と共に、RCAはライナー指揮シカゴ響と専属契約を結び、数々の名演奏を録音しました。〝Living Stereo〟は最も自然でありスリリングな録音で、現在でも他の録音に全く劣らないものです。  個々のパートまではっきり分離するステレオは、生の音とはやや趣を異にするとはいえ、やはりすごい。スタジオ録音とはとても思えない熱気を孕んでいる。一発取りをしたとしか思えない怒濤の極みです。アンサンブルを引き締めながら、強靭な造形が生む緊張感の素晴らしさがハッキリと感じ取れます。 クラシック音楽愛好の王道、レコード・コレクターにとってファースト・チョイスの決定盤。 ヴィルトゥオーゾと呼んで20世紀初頭頃までのクラシック音楽の演奏には曖昧さが許され、またかえってそれをよしとする風潮があったと言える。 クライスラーやエルマンの録音からは、技術的問題も含め、譜面に指示のない表現を良く行うことに気付く。その良し悪しについてはひとまず置いておき、当時は奏者の個性を前面に出す事が重んじられていたようである。  これに対してハイフェッツは、冷静かつ正確に、一切の妥協を排除した解釈を行なった。現代では作曲者の意図を最も適切に表現する事が重んじられている。鋭い運弓と力強いヴィブラートによって創り出されるその音色は非常に特徴的である。演奏家それぞれの個性などという次元ではなく、ハイフェッツがヴァイオリンを奏でることで、別質の新しい楽器がそこにあるかのごとく錯覚を起こしそうになる。その余りに強烈な個性が、このブラームスにも宿っている。  製作陣は RCA の一軍、ジョン・プファイファー&ルイス・チェースで 10+/PERFORMANCE/GOOD の高い評価で、現在でもトップレベルの人気盤の地位を維持している。  多くのクラシック音楽愛好家は、その入門で、この録音に魅了され今に至るではないか。それはオリジナル盤に改めて魅了されるのも同じ録音盤というほど、ファースト・チョイスの決定盤。 3チャンネルではなくて、3トラック録音 ライナー=シカゴ響のRCAレーベルへの録音は、1954年3月6日、シカゴ交響楽団の本拠地オーケストラ・ホールにおけるリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」のセッションで始まりました。この録音は、その2日後に録音された同じリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」と並び、オーケストラ・ホールのステージ上に設置された、わずか2本のマイクロフォンで収録された2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の定位感が鮮明に捉えられており、録音史に残る名録音とされています。これ以後、1963年4月22日に収録された、ヴァン・クライバーンとのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番まで、約10年の間に、モーツァルトからリーバーマンにいたる幅広いレパートリーが、ほとんどの場合開発されたばかりのこのステレオ録音技術によって収録されました。   RCAのチーフ・エンジニア、ルイス・レイトンを中心に試行錯誤を経て考え抜かれたセッティングにより、ノイマンU-47やM-49/50などのマイクロフォンとRT-21(2トラック)やAmpex社製300-3(3トラック)といったテープ・デッキで収録されたサウンドは、半世紀近く経た現在でも、バランス、透明感、空間性など、あらゆる点で超優秀録音として高く評価されています。1956年4月17日のセッションまでは2トラック録音だったが、「家庭交響曲」は3トラック録音。ヤッシャ・ハイフェッツ、アルトゥール・ルービンシュタイン、エミール・ギレリス、バイロン・ジャニスなど、綺羅星のごときソリストたちとの共演になる協奏曲も残されています。いずれもちょうど円熟期を迎えていたライナー芸術の真骨頂を示すもので、細部まで鋭い目配りが行き届いた音楽的に純度の高い表現と引き締まった響きは今でも全く鮮度を失っていません。これらの録音「リビング・ステレオ」としてリリースされ、オーケストラの骨太な響きや繊細さ、各パートのバランス、ホールの空間性、響きの純度や透明感が信じがたい精度で達成された名録音の宝庫となっています。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトHeifetz, Fritz Reiner - Chicago Symphony Orchestra ‎– Brahms ‎– Violin Concertoレコード番号LM1903作曲家ヨハネス・ブラームス演奏者ヤッシャ・ハイフェッツオーケストラシカゴ交響楽団指揮者フリッツ・ライナー録音種別MONOSHADED DOG, MONO 1枚組(140g), Stamper 8S/33S。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国US(アメリカ合衆国)盤通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-24140販売価格4,950円(税込) (さらに…)...
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幸福感を満喫 フランチェスカッティ、オーマンディ&ミトロプーロス ウォルトン&ラロ・ヴァイオリン協奏曲

幸福感を満喫 フランチェスカッティ、オーマンディ&ミトロプーロス ウォルトン&ラロ・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内激しいパッセージでも聴く者を緊張させない。音の曲線が光っているように感じられるほど、美しい。その音はするりと耳の中にすべりこみ、身体中に幸福感が広がっている。《"360SOUND"STEREO 米2EYESグレイ盤》US COLUMBIA MS6201 ジノ・フランチェスカッティ オーマンディ フィラデルフィア管、ミトロープロス ニューヨーク・フィル、ウォルトン・ヴァイオリン協奏曲/ラロ・スペイン交響曲 ジノ・フランチェスカッティのヴァイオリンは聴く者を幸福な気分にさせる。その音は豊潤で、艶やかで、屈託がない。深刻ぶったところもない。心地よさを伴いながら耳の中にすべりこみ、鼓膜に浸透し、全身に行き渡る。  正直なところ、彼が遺した録音には、「この作品なら、この1枚さえあればいい」といいたくなるほど決定的なものは、ほとんどない。サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番や「序奏とロンド・カプリチオーソ」、ヴィターリのシャコンヌ、ラロのスペイン交響曲、ベートーヴェンの「クロイツェル」、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番など、ファンから絶賛されてきた録音はいくつかあるが、「無双の名盤」とはいい切れない。  ただ、そのヴァイオリンには、彼にしか出せないベルカントのエキスがたっぷり含まれている。演奏、解釈の精神性やら、音楽の深淵に誘う濃厚さや深刻さとは一線を画した美音と名技が素晴らしい。バッハにしても、モーツァルトにしても、「もしパガニーニが弾いたら、こんな風になるかもしれない」と思わせる無色の気迫のようなものが、音楽の底を覆っている。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号MS6201作曲家ウィリアム・ウォルトン エドゥアール・ラロ演奏者ジノ・フランチェスカッティオーケストラフィラデルフィア管弦楽団 ニューヨーク・フィルハーモニック指揮者ユージン・オーマンディ ディミトリ・ミトロプーロス録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 2EYES BLACK & GRAY ↞"360SOUND"STEREO"360SOUND"↠白文字ロゴ, STEREO 1枚組。コンディションジャケット状態EXレコード状態EX++製盤国US(アメリカ合衆国)盤《2EYES 360 Sound Black without "Arrows"》米コロムビアは、1960年代の初めに高品質レコードの証としてキャッチコピーとして”360 SOUND”を使用開始する。すでにモノラル時代にジャケットには使用されていたので、”復活”というほうが正しい。1962年から六ツ目から二つ目に変わり、モノラル盤と同様に下部に黒文字で"360 SOUND STEREO"の文字が入る(MS6350~6500辺り)。翌1963年には、"360 SOUND STEREO"の両端に矢印が付いてくる(with "Arrows")。MS6500~6800辺りがこのレーベル。そして1965年中期から1970年までは同じ二つ目ですが、下部のロゴは白文字 "360 SOUND STEREO" に変わる(White with "Arrows Eye" logo at bottom")。MS6800以降、MS7500あたりまで使われ、ワルターやオーマンディ、グールドといった演奏者のお馴染みの録音が多く、品質が安定しているので親しみやすい。通販レコード詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-23717 販売価格 5,500円(税込) 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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ティボーゆずりのフランスのエスプリを聴く*ジノ・フランチェスカッティ バーンスタイン フランス・ヴァイオリン曲集

ティボーゆずりのフランスのエスプリを聴く*ジノ・フランチェスカッティ バーンスタイン フランス・ヴァイオリン曲集

通販レコードのご案内音の曲線が光っているように感じられるほど美しい。 ― 激しいパッセージでも聴く者を緊張させない。その音はするりと耳の中にすべりこみ、身体中に幸福感が広がっている。US COLUMBIA MS6617 フランチェスカッティ&バーンスタイン フランス・ヴァイオリン曲集 Three French Violin Favorites Chausson:Poeme/Ravel:Tzigane/Saint-Saens:Introduction and Rondo Capricciosoフランスの巨匠ジノ・フランチェスカッティによる、フランス近代の作曲家によるヴァイオリン曲集。ショーソン:詩曲、ラヴェル:ツィガーヌ、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ。フランス近代の3人の作曲家によるヴァイオリンをフィーチュアした作品を、名匠ジノ・フランチェスカッティが艶やかに聴かせる一枚。サン=サーンスでの美しい音色、ラヴェルでのエスプリの効いた演奏はみごと。そして、ショーソンの詩曲はこの人の美しい音色が特に心に染みる圧倒的な名演です。戦前からフランスとアメリカで活躍した、超絶技巧で知られるジノ・フランチェスカッティが活動拠点のニューヨークで収録した一枚。1964年1月6日ニューヨーク、マンハッタン・センターでの録音。1950年代既にCOLUMBIA, RCA両社は世界最高レベルの録音・製盤技術を確立していて、発売から半世紀以上経過していても第一級のオーディオファイル盤と豪語できます。米盤特有の映画音楽のように広がりのあるサウンドステージと、独奏を思い切り前面に出したステレオバランスで、所謂「歌う楽器」としてのフランチェスカッティのヴァイオリンの魅力を余すところなく味わうことのできる仕上がりになっている。そうした録音効果や本気のものづくりが有機的に絡み合って、東西冷戦時代のアメリカ盤は、パフォーマンスの本質を見事に浮かび上がらせています。バーンスタインに率いられたニューヨーク・フィルは彼らの本質を全面に出した、元気いっぱいに鳴り響いて、生々しい音に仕上ていたのがこの時代のバーンスタインの特長です。しかし、それはソリストにとってはかなり困った話だったようです。そして、フランチェスカッティというヴァイオリニストはそう言う分厚い響きを突き抜けてヴァイオリンを響かせるというタイプではありません。両者の最初の顔合わせとなったブラームスでは、若きアメリカの指揮者に土俵を譲りましたが、ここでは伴奏に徹してもらって、曲線を多用しながら美音で勝負しています。 最後の顔合わせとなった本盤は自分の土俵で勝負できるフランス音楽。ショーソン:詩曲、ラヴェル:ツィガーヌ、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソの3曲。これらは基本的にはオーケストラ伴奏付きのヴァイオリン曲ですから、フランチェスカッティの美質が遠慮なく発揮されます。このヴァイオリニストの美質である洒落たセンスと美しい音に彩られて、ショーソンの雅趣と高揚、ラヴェルのエキゾティックな憂愁、サン=サーンスの優美な旋律美といった、三様の特質が味わえます。 バーンスタインにしてみれば、彼の美質がかなりの部分スポイルされてブラームスの時のようなエキサイティングなことにはなりようがありません。やるべき事はきちんとやっておきましたという演奏になっているのですが、不思議なことに彼はそう言うことにはあまり頓着しないようなのです。おそらく、一仕事終わった後にはいつものように上機嫌で帰っていったような気がするのです。当然の事ながら、それなりに完成度の高い演奏にはなっていて、結果として、華やかなフランスのエスプリが満載されたアルバムとなっています。オーダーはリンク先の詳細掲載ページで ジノ・フランチェスカッティのヴァイオリンは聴く者を幸福な気分にさせる。その音は豊潤で、艶やかで、屈託がない。深刻ぶったところもない。心地よさを伴いながら耳の中にすべりこみ、鼓膜に浸透し、全身に行き渡る。 正直なところ、彼が遺した録音には、「この作品なら、この1枚さえあればいい」といいたくなるほど決定的なものは、ほとんどない。サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番や「序奏とロンド・カプリチオーソ」、ヴィターリのシャコンヌ、ラロのスペイン交響曲、ベートーヴェンの「クロイツェル」、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番など、ファンから絶賛されてきた録音はいくつかあるが、「無双の名盤」とはいい切れない。ただ、そのヴァイオリンには、彼にしか出せないベルカントのエキスがたっぷり含まれている。 演奏、解釈の精神性やら、音楽の深淵に誘う濃厚さや深刻さとは一線を画した美音と名技が素晴らしい。バッハにしても、モーツァルトにしても、「もしパガニーニが弾いたら、こんな風になるかもしれない」と思わせる無色の気迫のようなものが、音楽の底を覆っている。ラテン的に明るい演奏スタイル。と言うのが、これ。 断定しても良い位に、『フランチェスカッティのヴァイオリンの音質は、慈しみ愛撫する人肌の感触を思わせる。高音域においてさえ潤いのあるヴィブラートがかかり豊かな情感を生みだすのだ。』 ジノ・フランチェスカッティはフランスのヴァイオリニストだが、パリ音楽院にはいかずパガニーニの孫弟子にあたる父親と、その父親の弟子だった母親の薫陶を受けて育った人だった。 ー ヴァイオリンが理想のソプラノを模した楽器であることを一聴理解させてくれる凄みを持つ。美には様々な相貌があるから、『燦然たる』とか「絢爛豪華な」という形容詞がどのくらいのイメージの助けになるかわからないけど、紛うところなく親しみやすく、美しい歌い口が魅力のヴァイオリニストである。もしかしたら演奏しているジノの脳裏には母親の姿が常にあったのでは無いかとさえ思えます。彼が使っていた古今の銘器『ハート』と名付けられた1727年製のストラディヴァリウスは現在、サルヴァトーレ・アッカルドの手許にあるがフランチェスカッティの音がしないからだ。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクトレコード番号MS6617作曲家エルネスト・ショーソンモーリス・ラヴェルカミーユ・サン=サーンス演奏者ジノ・フランチェスカッティオーケストラニューヨーク・フィルハーモニック指揮者レナード・バーンスタイン録音種別STEREO↞"360SOUND"STEREO"360SOUND"↠前期黒文字ロゴ2 EYES, STEREO 1枚組。 販売レコードのカバー、レーベル写真 < div class="analogsound" style="background:#e9eaed;border:#f59c38 solid .2em;padding:.6em"> 《2EYES 360 Sound Black with "Arrows Eye" logo at bottom"》米コロムビアは、1960年代の初めに高品質レコードの証としてキャッチコピーとして”360 SOUND”を使用開始する。すでにモノラル時代にジャケットには使用されていたので、”復活”というほうが正しい。1962年から六ツ目(ステレオとモノラルとでは同じ六ツ目でも若干スタイルが違って、ステレオは外周が黒地になり、トップに赤と白の矢印が入り、後期盤になるとモノラルと同様にトップの矢印の中に"CBS"のロゴ文字が入る)から二つ目(左右1個ずつの白抜きの目玉ロゴがあるもののこと)に変わり、モノラル盤と同様に下部に黒文字で"360 SOUND STEREO"の文字が入る(360 Sound Black without "Arrows", MS6350~6500辺り)。翌1963年には、"360 SOUND STEREO"の両端に矢印が付いてくる(360 Sound Black with "Arrows")。MS6500~6800辺りがこのレーベル。そして1965年中期から1970年までは同じ二つ目ですが、下部のロゴは白文字 "360 SOUND STEREO" に変わる(360 Sound White with "Arrows Eye" logo at bottom")。MS6800以降、MS7500あたりまで使われ、ワルターやオーマンディ、グールドといった演奏者のお馴染みの録音が多く、品質が安定しているので親しみやすい。 コンディション ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国US(アメリカ合衆国)盤オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-23732販売価格8,800円(税込) (さらに…)...
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千変万化★バックハウス、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲1&2番

千変万化★バックハウス、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲1&2番

通販レコードのご案内ベートーヴェンを弾く上でピアニストにとって意識せざるを得ない録音。ベートーヴェンを聴く者にとっても最初に選ぶべきレコード。《ワイドバンド、溝あり ED2盤》GB DECCA SXL2178 バックハウス&イッセルシュテット ベートーヴェン・ピアノ協奏曲1&2番 バックハウス晩年のステレオ録音による比類なく美しい名演です。この巨匠にとって最後のベートーヴェン協奏曲全集になるであろうことを指揮者もオーケストラも噛みしめて、最高のサポートをしています。高名な老巨匠であるから、数えきれない回数演奏を重ねてきたはずですが5曲の協奏曲の個性が活き活きとしている。もちろん「皇帝」が、その名の通りの出来で、山ほどあるレコードの中でも最高峰のうちの一つ。しかし、是非耳を傾け聴きこんで欲しいのがメルヘン的な音楽空間を描き出した1番、2番。  1958年ステレオ録音。バックハウスの洗練されたテクニックと、戦前の面影を留めたウィーン・フィルの響きがメルヘン的な音楽空間を描き出した名盤。第1番のカデンツァやフィナーレ、第2番第1楽章あたりの颯爽として軽快な弾きぶりは、彼の年を忘れさせる程で、新鮮な魅力に満ちています。  シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルが作曲家の青春時代に相応しい希望に満ちたサポートを繰り広げています。1958年、優秀録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格【ヴィンテージ鑑定のポイント】Hi-Fi レコードの名盤が多い、イギリス・デッカのセンター・レーベルのデザインは年代別に4つのグループに分けることができる。それぞれを、English DECCA を記号化してオーディオファイルは ED1, ED2, ED3, ED4と呼んでいる。また、それら中でも、ED1 から ED3 までを「ラージ・ラベル」、ED4 を「スモール・ラベル」と大別している。ラージ・ラベルは、スモール・ラベルよりもセンターレーベルの大きさがひとまわり大きい。また、レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「 FULL FREQUENCY 」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4 よりかなり広いため、「ワイド・バンド」とも呼ばれている。プロダクトレコード番号SXL2178作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン演奏者ヴィルヘルム・バックハウスオーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテット録音種別STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 WIDE BAND WITH GROOVED MADE IN ENGLAND ED2, STEREO 1枚組(160g), Release 1959, Stamper 1E/1E。(ED2 溝あり) レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「 FULL FREQUENCY 」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4 よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。またラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝( GROOVE )があります。ここまではファースト・ラベルと同一デザインです。ただし、ラベル上部10時位置の文字が、「 Made in England By … 」に変更になりました。多くの専門家の間で、このセカンド( ED2 )の音質は、ファーストラベル( ED1 )に似ているという意見が多いです。コンディションジャケット状態EXレコード状態EX+製盤国GB(イギリス)盤通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。  オーダーは 品番 / 34-19455 特別価格 13,200円(税込) 通常価格 16,500円 「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。 (さらに…)...
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通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

通販レコードのご案内♭カルロス・クライバーの「椿姫」、ヴンダーリヒのモーツァルト「後宮からの誘拐」 ほか

「永遠の青年」となったヴンダーリヒフリッツ・ヴンダーリヒは20世紀の最も偉大なテナーのひとりといわれています。パヴァロッティはかつてのインタビューで「史上最も優れたテノール歌手は誰だと思うか」と問われて、「フリッツ・ヴンダーリヒ」と答えたそうです。〝最もドイツ語的発声で、最も美しくドイツ語を発音し、最もドイツ的な表現によって、最もドイツ的な世界を表現したテノール歌手〟との高い評価を受ける彼の活躍期間はとても短く、たった8年間でした。活動の絶頂期だった1966年に35歳の若さで階段からの転落事故で急逝してしまいました。 36歳の誕生日の9日前、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のスタジオ録音を終え、レコード発売を前にしての悲劇となりました。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場デビューを数日後に控え、アメリカに発つ直前に彼は友人たちとマウルブロン郊外のオーバーデアディンゲン(Oberderdingen)で狩りを楽しみました。そして友人の山荘に泊まりましたが、頭蓋骨骨折の状態で発見されました。状況から階段から足を踏み外したと思われました。 彼は狩りの時にブーツを履いていましたが、靴紐が結ばれておらず、それを踏んでバランスを崩したとも考えられたそうです。意識が戻らないまま、翌9月17日にハイデルベルクの大学病院で亡くなりました。 レコードの発売直前の事故により彼の刻は永遠に止まりました。オペラからドイツ歌曲の世界に入ったヴンダーリヒは、「冬の旅」も「白鳥の歌」も残さずに逝きました。無念というしかありません。他にはシューマンの「詩人の恋」を歌いましたが彼の残した歌曲はあまり多くはありません。通販レコードのご案内DE DGG SLPM139 213/15 ヨッフム モーツァルト:後宮からの誘拐、バスティアンとバスティエンヌキャリアの絶頂期で事故により亡くなったドイツ最高のテノール、フリッツ・ウンダーリッヒのモーツァルト録音として価値の高い盤。ベルモンテはウンダーリッヒの当たり役の一つで、素晴らしく澄み切った歌声で今聴いても別格の感。エリカ・ケートもはまり役で、ヨッフムの堅実な演奏もあって、全体的に完成度の高いお勧め盤です。エリカ・ケート フリッツ・ウンダーリッヒ クルト・ベーメ アデーレ・シュトルテ ペーター・シュライアー テオ・アダム1965年12月ミュンヘン録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 美しきアンサンブル・オペラの決定版音楽のない日は無駄に過ごした日 ― と独DPA通信のインタビューに答えていた、ペーター・シュライアーが出身地のドレスデンで、84歳で亡くなったのは2019年のクリスマスだった。翌26日、同氏の秘書が明らかにした。長い闘病生活を続けていたという。 20世紀を代表するリリック・テノールとして広く知られるドイツのオペラ歌手・指揮者のペーター・シュライアーは、数十年にわたるキャリアを通じ60以上の役をこなした。ヨハン・セバスチャン・バッハとウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌い手としておそらく最もよく知られているが、レパートリーにはその他リヒャルト・ワーグナーも含まれる。同氏は1966年に、ワーグナー作品の祭典で有名なバイロイト音楽祭でも歌声を披露した。 シュライアーは2000年に、舞台で恋する若者を演じるには年を取り過ぎたという理由により65歳でオペラから引退したが、数年間はリサイタルを続けた。その後は健康状態が悪化するまで、教育活動と指揮に専念してした。 シュライヤーのオペラで最も思い出されるのはやはりモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》と《魔笛》だろう。通販レコードのご案内DE eurodisc 80 405-7 スウィトナー モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテオトマール・スウィトナーはオーストリア出身で、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督を25年間務め、NHK響の名誉指揮者にも就任した、東側の名指揮者。ドイツ・オーストリアの伝統的を受け継いだ、格調が高い正統派です。東側を代表する歌手陣の実力は素晴らしく、この曲で一番大事なアンサンブルが見事な出来栄えです。ペーター・シュライアー シルヴィア・ゲスティ テオ・アダム チェレスティーナ・カサピエトラ アンネリース・ブルマイスター1969年録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 聴き直しても、やはり文句のつけようがない。生ける伝説と呼ばれた男 カルロス・クライバーの録音で正規盤として出ているのは10枚余りにすぎない。ベートーヴェン、ウェーバー、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、ヴェルディ、ヨハン・シュトラウス2世 ― そのどれもが密度が濃く、驚くほど鮮明で、生命感にあふれ、作品の魅力を満喫させる演奏だ。 『魔弾の射手』のリハーサル中、彼は言う。「おカタイ演奏に傾きつつあるようだ。それは一番避けたかったことですね。無難にすませるくらいなら、批判されて殴られる方がマシです」。綿密なリハーサルをしておきながら予定調和を嫌う彼の音楽との向き合い方がよく表れた言葉だ。通販レコードのご案内DE DGG 2707 103 カルロス・クライバー ヴェルディ:椿姫カルロス・クライバー初期の代表作で、鮮烈なサウンドで一世を風靡した名盤。クライバーの指揮は、ワルツの優雅さ、ストーリーを極限まで盛り上げる展開など躍動感にあふれ、指揮台の上で踊るように指揮する姿が目に浮かぶ!!イレアーナ・コトルバシュとプラシド・ドミンゴの名唱も心に残ります。今聴き直しても、やはり文句のつけようがない。細部のニュアンスにこだわりながら、全体の流れとダイナミズムを殺すことなく、鮮烈かつ奥行き感たっぷりに聴かせる。一言でいえば、繊細で大胆。クライバーは巧みなアゴーギクを駆使して、生き生きと振って魅せる。1976年、77年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで オーディオファイル盤としても第一級の一枚。後世に語り継がれるべき名曲の初録音盤。 1960年に知り合ったロストロポーヴィチとベンジャミン・ブリテンは最初から意気投合し、ロストロポーヴィチのチェロの才能にいたく感動したブリテンは、彼のための作品を続々と書き上げることとなります。通販レコードのご案内GB DECCA SXL6138 ロストロポーヴィチ&ブリテン ブリテン/ハイドン・チェロ協奏曲1963年に作曲された「チェロと管弦楽のための交響曲」もそうした作品のひとつで、チェロの名技も十分に楽しめる見事なチェロ協奏曲に仕上がっています。交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所。初演は1964年3月にモスクワで、英初演は同年6月にオールドバラ音楽祭にて行われました。この録音はその後7月に録音。 チェロの美しい音色と嵐のような打楽器の音をともに捉え切った名録音、オーディオファイル盤としても第一級の一枚です。オリジナル発売時の組み合わせは、当時珍しかったハイドンのチェロ協奏曲。ハイドンのこのチェロ協奏曲は1961年にプラハの国立博物館のラデニン文庫で発見され、先のオールドバラ音楽祭の同じコンサートでも演奏されました。1964年録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 英国初版、初入荷通販レコードのご案内GB DECCA SXL6258 ヴェラー四重奏団 モーツァルト:弦楽四重奏曲21番&23番「プロシャ王」ウィーン・フィルの歴代コンサートマスターの中でも特に名手であったといわれるワルター・ヴェラー率いるヴェラー四重奏団の代表的な名盤。ED1存在せず、ED2が初版になります。英国初版は入手困難で、当店も初入荷となります。1966年4月ウィーン、ゾフィエンザール録音、優秀録音、名演、名盤オーダーはリンク先の詳細掲載ページで 軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演。通販レコードのご案内GB EMI ASD289 エフレム・クルツ チャイコフスキー:くるみ割り人形(HT)ロシア生まれのユダヤ人であるエフレム・クルツは、残された録音は多くないものの、ロシアバレエ団との深いつながりからバレエ音楽の指揮者として西側で定評を勝ち得ていました。特に代表的な名演と評価されているのが本盤「くるみ割り人形」で、軽快さと豪快さを併せ持ったメリハリの効いた名演を聴かせてくれます。1958年3月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音、優秀録音、名演オーダーはリンク先の詳細掲載ページで (さらに…)...
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人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

Elgar, Jacqueline Du Pré, London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli, Janet Baker – Cello Concerto / Sea Pictures – His Master's Voice – ASD 655 現在でもこの曲の最高の録音の1つとしてレコード・ファンの間でも極めて人気のある一枚。■同曲屈指の名演であり、オーディオファイル盤としても名高い名盤。初版、2版、3版のアナログ盤が発売されました。再販となる大ニッパーながら、英国本国盤らしくなかなかの高音質です。 通販レコードのご案内GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」 余りにも早くこの世を駆け抜けていってしまったデュ・プレ。短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫ります。1971年に発症。その診断結果は心因性のノイローゼだと言われ、不治の病とは誰も思わなかった。5ヶ月間の休息を得て録音したショパンとフランク(ASD2851)が最後になった。バックはバルビローリ&ロンドン交響楽団、エルガーをサポートする上では万全な布陣で、耳を澄(す)ますとバルビローリの居合いの唸り声が微かに聴こえるのは気合の証拠でしょう。第2面は歌曲集《海の絵》。ここで歌っているジャネット・ベイカーも、まるでマーラーの《亡き子を偲ぶ歌》を思わせ、デュ・プレを偲んでいるようなコントラルトで共感を覚えます。ステレオ録音。 チェロは人の声に近いとされる。― 声楽曲と組み合わされたことを考える。 デュ・プレのレコードは人気があり、高価ですが、この盤はその中では比較的安価で手に入りやすい部類だから彼女の愛好家には嬉しい限りだ。本盤は、ジャネット・ベイカーが歌う歌曲集《海の絵》とのカップリングになった初出。ASD2764 でジャクリーヌ・デュ・プレのディーリアス・チェロ協奏曲との組み合わせのレコードも出ていたことからも、人気が高かったことがわかる。それで、プレス枚数も多かったのでしょうか。 エルガーは冒頭からチェロの見せ場で、デュ・プレの気迫溢れる激しい音が軸となりオーケストラが終始伴奏する感じなのだが、その伴奏もバルビローリの統一された指揮の下、オーケストラも伸び伸びと歌い上げる。彼女のために作曲されたと十分に納得させられる。1965年優秀録音、名演、名盤。 プロダクト 品番34-27048商品名GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」レコード番号ASD655作曲家エドワード・エルガー演奏者ジャクリーヌ・デュ・プレジャネット・ベーカーオーケストラロンドン交響楽団指揮者ジョン・バルビローリ録音種別STEREO コンディション ジャケット状態M-レコード状態M-製盤国GB(イギリス)盤カルテ(協奏曲)NEW NIPPER, STEREO (110g) オーダー・リンクと販売価格詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは品番 / 34-27048販売価格6,600円(税込) (さらに…)...
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熟成された濃密な男盛りを味わう★オイストラフ、マルティノン指揮フィルハーモニア管☆ラロ・スペイン交響曲

熟成された濃密な男盛りを味わう★オイストラフ、マルティノン指揮フィルハーモニア管☆ラロ・スペイン交響曲

『オイストラフがこの国を訪れたら、他のヴァイオリニストは全て太陽の前の星の如く輝きを失うであろう』と語ったトスカニーニ好みの演奏。それは『問題集の解答編を見させていただく感じ』だ。通販レコードのご案内《ロイヤル・ブルー盤》GB COLUMBIA CX1246 ダヴィッド・オイストラフ ラロ・スペイン交響曲この演奏は、オイストラフの超絶的名演でしょう。この時オイストラフは46歳、弾き盛りだけあって縦横無尽に歌いまくります。若干ゆっくりしたテンポですが、それがかえって細かいテクニックや芳醇なワインの様な美音を聴かせてくれます。マルティノンとフィルハーモニア管弦楽団も充実の演奏でオイストラフを上手くサポートしています。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト品番34-18510商品名GB COLUMBIA CX1246 ダヴィッド・オイストラフ ラロ・スペイン交響曲レコード番号CX1246作曲家エドゥアール・ラロ演奏者ダヴィッド・オイストラフオーケストラフィルハーモニア管弦楽団指揮者ジャン・マルティノン録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 DARK BLUE WITH GOLD LETTERING, MONO 1枚組(150g), Stamper 1N/2N。 コンディション ジャケット状態VG-レコード状態EX-製盤国GB(イギリス)盤 優秀録音、名盤 特にジャケットの状態が良くないので市場価格の半値程でご提供します。 通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。品番34-18510特別価格7,040円(税込)通常価格8,800円 (さらに…)...
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名曲、名演、名録音を満喫◉デニス・ブレイン、カラヤン指揮フィルハーモニア管 モーツァルト・ホルン協奏曲1-4番

名曲、名演、名録音を満喫◉デニス・ブレイン、カラヤン指揮フィルハーモニア管 モーツァルト・ホルン協奏曲1-4番

名手デニス・ブレインとカラヤンが残したモノラル時代の人気盤です。通販レコードのご案内GB COLUMBIA 33CX1140 デニス・ブレイン モーツァルト・ホルン協奏曲ホルン奏者の中でも、いまだに別格的存在とされるブレイン。絶妙なフレージングとスケール感、驚くほどしなやかな音色、テンポに対する感覚とメロディの歌わせ方、どれをとっても現在まで語り継がれる理由のわかる、20世紀を代表する名手の快演です。すべてのホルン奏者が憧れる完璧なモーツァルトです。 それから、カラヤンのバックも絶品。SPレコードでも発売されてもいるようですが、テープ録音が始まった時期でもあって、未だに判断がついていないレコード。甘くメロウな響きに絶句。ブレインの持ち味でもあろうが、ブレインの音は、とにかく圧倒的に“甘い”。それがいつも以上に感じられるのは、カラヤンのサポートで魅力を増しているのか、録音時に魔法でも起こったのか。このレコードを初めて聴いてから、モーツァルトの生涯最後の曲であることもあって、数々の名手の演奏を聴きこんできました。ゲルト・ザイフェルト、アラン・シヴィル、ペーター・ダム、ヘグナー、タックウェル、クレヴェンジャー、ティルシャルなど、いずれ劣らぬ個性的な名演を披露してはいるが、本盤の演奏の持つ独特の魅力には及んでいるものはないと今もっても断言します。それほど、SPレコード録音とは信じがたい豊かさがある。1953年11月12〜13日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。 CDのお求めはアマゾンで プロダクト 品番34-18176商品名GB COLUMBIA 33CX1140 デニス・ブレイン モーツァルト・ホルン協奏曲1-4番レコード番号33CX1140作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト演奏者デニス・ブレインオーケストラフィルハーモニア管弦楽団指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン録音種別MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 DARK BLUE WITH GOLD LETTERING, MONO (160g)。 コンディション ジャケット状態EXレコード状態EX製盤国GB(イギリス)盤 《コロムビア金文字レーベル(Magic Notes Royal Blue Gold Lettering)》モノラルの初版レーベル。濃い青色地に金文字がベースとなっており、中央に大きく COLUMBIA の文字が描かれ、上部にトレードマークの音符がある。33CXの1001から1949までの初版に使われている。コロンビアのモノラルレーベルの代表的なレーベル。通販レコード詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダー番号34-18176特別価格2,420円(税込)通常価格3,080円(税込) (さらに…)...
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